M邸新築工事現場監理④ 木工事 建て方から小屋組みができるまで

建て方の前日まで雨が続き基礎内断熱のスタイロフォーム厚50mmを敷き込むことができませんでした。

床下地の構造用合板厚28mmを仮止めし、先に建て方を行い屋根ができてから床下の断熱材や構造用合板を施工する方法を取ります。

土台、大引き施工状況

基礎内断熱なので外周部は気密パッキン、室内側は基礎パッキン(通気)を使用します。

気密パッキンはJotoのしろあり保証1000を利用するためシロアリ返し付きの断熱気密パッキンを設置してあります。

基礎内断熱工法のシロアリ対策についてはこちらを御覧ください↓

土台は防腐・防蟻処理を施したヒノキ材を使用しています。

土台□120、大引き□105


室内の第一種換気はマーベックスの澄家DCを設置します。

床下に排気のためのダクトをはわせます。

床下換気についてはこちらを御覧ください↓

マーベックスの澄家DCの配管

建て方当日は晴れました。

プレカットなのでみるみるうちに組みたっていきます。

平屋で建坪が大きいので2棟分の材料があります。

柱と梁を組み立てて仮の筋交いで固定して建方の一日目は終了です。

建て方2日めは小屋組みからです。

登り梁の勾配天井になる空間が開放感があって気持ちよさそうです。

小屋組みも終わりやっとかたちが見えてきました。

平屋だと小屋裏換気や小屋裏空間をしっかり取らないと屋根の熱が室内に侵入しやすくなってしまいます。

玄関先の下屋と寄棟屋根のボリューム検討は3DCGでシュミレーションした通りのプロポーションです。

垂木45✕90の上に野地板(構造用合板厚12mm)を施工します。

一般的に野地板の上にアスファルトルーフィング940を施工するのですが、今回はタジマのPカラーEX(改質アスファルトルーフィング)を使用しています。

こちらのほうが耐用年数20年とアスファルトルーフィング940より10年長いです。

金属屋根はニチハ/横暖ルーフαSを使用します。

芯材に硬質ウレタンフォームが挟まった断熱性のあるタイプで、塗膜保証が15年と超高耐久のものです。

寄棟屋根は谷と隅棟の部分の施工が難しいですね。

棟部分には小屋裏換気のための棟換気金物を設置します。

ワタケンホームの現場監督さんの段取りがよかったので、建て方が終わってからすぐに屋根工事に入ったので雨の心配が無くなりました。

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アーキトリック一級建築士事務所

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