これからの設計事務所は何が必要?ブログでの発信が集客の分かれ道になる

友達や知り合いと話していると設計事務所の仕事内容があまり知られていないのによく驚かされます。

注文住宅を作るにしても設計事務所という選択肢はなく、工務店や建設会社に行くのが一般的になっています。

設計事務所で注文住宅を建てようと思う人は、住宅のことをよく勉強している人か設計事務所に知り合いがいる人に限られています。

いまの設計事務所に圧倒的に足りないものは一般のお客さんに対しての認知度だと思います。

これからの設計事務所は認知度を上げるために何が必要なの?

設計事務所としての認知度を上げるためにブログでの情報発信がとても重要になってくると思います。

SNSでの情報発信も必要なのですが、SNSでは十分な情報を伝えることができないと思います。

いまさらブログを作ったところでブログを見る人っているの?

Youtubeで情報を集める人もいると思いますが、Youtubeだと自分の知りたい情報が流れていってしまいます。

ブログのいいところは自分のペースに合わせて情報を見ることができるところにあります。

私もブログ更新型のサイトをリニューアルして2年経ちますが、GoogleやYahoo!検索から月に25,000件以上のアクセスがあります。

この検索流入をうまく自分の設計事務所のサイトに誘導できれば、お問い合わせが増えることは間違いないと思います。


今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

この記事の対象者

▶︎設計事務所のブログでなにを発信したらいいのか分からない人

▶︎設計事務所のブログ発信することで集客につなげたい人

上記の方々に対して設計事務所でのブログで求められる内容や集客につなげる方法などをご紹介します。

この記事で設計事務所の発信するブログがもっと増え、一般の人への設計事務所の認知度が少しでも上がってくれれば幸いです。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!

住宅に関する悩みを解決すべく、ブログやTwitterで情報発信しています。

「いいね!」や「フォロー」していただけるとうれしいです。ヨロシク(b・ω・d)デス♪

それからコメント欄はこれまで皆さんが経験してきたことを発信する場として使っていただければ幸いです。

役立つ情報をみんなで共有できるような書き込みは大歓迎です。

発信するブログの内容

設計事務所のブログでなにを発信したらいいのか分からない人は以下のことを考えながら記事を書くことをおすすめします。

発信するブログの内容

・注文住宅での悩みの解決策

・仕事で注意していること

・設計事務所のこだわりを発信する

注文住宅での悩みの解決策

読まれるブログにするには「誰のどんな悩みを解決するのか?」を常に頭の中で自問自答しながらブログを書くことだと思います。

検索してあなたのブログに辿り着いた人には悩みがあり、それを解決してくれるブログを探しているからです。

例えば、「いま建てている注文住宅で、断熱材の施工法に疑問がある」人がいるとすると、

Google検索で「断熱材、施工方法」などのキーワードで検索すると思います。

そんなキーワードでブログにたどり着いた人に、正しい断熱材の施工方法や注意点などを簡潔に書いてあげれば読まれるブログになります。

最初は悩みを持った人がどんなキーワードで検索するのかをイメージするのは難しいかもしれません。

そんな人には「ラッコキーワード」でキーワードを見つけることがお勧めです↓

ラッコキーワード

ラッコキーワード」で思いついたキーワードを打ち込むとのGoogleサジェスト機能で検索件数の多い関連キーワードを簡単に見つけることができます。

提案されたキーワードをクリックすると上位表示されているサイトを調べることもできます。

上位表示されているサイトを見てこのキーワードでどんな記事を書いたら読まれるのかを調べることができます。

自分でキーワードを作ってしまうとGoogle検索に引っかからないブログ記事になってしまうので注意しましょう。

キーワードを見つけて書くブログ記事の内容がわかったら、

誰のどんな悩みを解決するのか?

を常に頭の中で自問自答しながらブログを書くようにしましょう。

仕事で注意していること

設計事務所のブログで書いておきたいことは、日々の設計・監理の仕事で注意していることです。

設計事務所の認知度を上げるには設計事務所がどのような仕事をしているのかをわかってもらう必要があるからです。

例えば…

工事監理している物件で職人さんたちに指示したことなどのブログ記事です。

サッシに通気胴縁をドンづけされていたので、それではうまく空気が抜けないので、

しっかりとサッシから通気胴縁を離してスペースを取るように指示したことをブログ記事にすれば、

一般の素人では職人さんたちにそのような指示をする事ができないので、

設計事務所の工事監理がいかに重要なのかということが一般の人にわかってもらえると思います。

そんなこと言っても、いま工事監理している現場ないんだけど?

ブログ記事にするのは工事監理に限らず、設計の仕事で注意していることなどでもいいと思います。

例えば…

気密性を取りたい住宅でお客さんが玄関サッシを引き戸にしたいと希望された場合など、

引き戸にするとどうしても隙間ができるので気密性が取れない理由をブログ記事にして説明するなど…

設計事務所の仕事がどのような役割を持っているのか、

日々の設計・監理の仕事で注意していることなどをブログ記事にまとめることで、

設計事務所の認知度を上げることができると思います。

設計事務所のこだわりを発信する

設計事務所のブログで書きたいブログ記事は自分の設計事務所でのこだわりを発信することです。

設計事務所のこだわりを発信すれば、それに共感してくれる人がブログの読者になってくれるからです。

例えば…

・床下エアコンや高気密高断熱の家づくり
・工事監理する際にチェックする箇所
・現場での打合せで問題になったこと


などブログ記事にすると読んでもらえると思います。

こだわりすぎて素人だとわかりずらい記事にならない?

確かに記事を一般の人にもわかりやすく書くことは必要ですが…

家づくりの情報を集めている人は建築士でも知らなかった専門的な知識を持っていることもあります。

専門的になりすぎて難しくなってしまいそうであれば、どうしてそのような考えに至るのかの過程を詳しく説明するブログ記事を書くことがおすすめです。

設計事務所のこだわりを発信することでブログ読者が増え、お問い合わせが増えること間違いなしです。

ブログを集客につなげる方法

ブログを集客につなげる方法は、いま私自身も取り組んでいることです。

ブログのアクセス数があってもそれを集客に繋げられなければ、設計事務所でブログをやる意味がなくなってしまいます。

私がいま取り組んでいることは以下の3つになります。

ブログを集客につなげる方法

・Twitterや他のSNSでの発信

・設計事務所の仕事を知ってもらう

・お問い合わせページに誘導する

Twitterや他のSNSでの発信

ブログを集客につなげるのに必要なことはTwitterや他のSNSでの発信することだと思います。

まずは自分の設計事務所の存在を知ってもらうことが重要だからです。

Twitterや他のSNS(youtube、instagram、Facebook、TikTokなど)でうまく発信することでブログへの流入を増やすことができます。

自分のブログで検索上位のキーワードをTwitterでつぶやいたりするとGoogle検索からの流入も増やすことができます。

Twitterに関して私もまだうまく使いこなしていないので色々と試している最中ですが…

#家系ブログを盛り上げる会

などに入会すると同じ家についてのブログを書いている仲間が見つけられます。

Twitterでのコミュニティーに参加することは自分の設計事務所の認知度を上げるためには良い方法だと思います。

いずれにせよ、これからは自分の設計事務所の存在を知ってもらうためにTwitterや他のSNSでの発信が重要だと思います。

設計事務所の仕事を知ってもらう

ブログを集客につなげるために必要な事は設計事務所の仕事を知ってもらう事だと思います。

設計事務所の仕事を知ってもらえれば注文住宅を建てる際に選択肢の一つになることができるからです。

どのように知ってもらうかは、注文住宅に関する悩みを解決する方法をブログ記事にすることだと思います。

注文住宅に関する悩みを自分ならこう解決するなどのブログ記事を書けば、

ブログを読んでくれた人に自分の設計事務所の仕事を知ってもらうことができます。

設計事務所の存在を知ってもらうことさえできれば、注文住宅を建てるのであれば設計事務所に頼んだ方がメリットがあると私は考えています。

前述しましたが「誰のどんな悩みを解決するのか?」を常に頭の中で自問自答しながらブログを書くことで、

私のこんな悩みを解決してくれるなんて!
この記事を書いたのは誰だろう?

プロフィールを見る

コメント欄などにコメントしてくれる

コメントに対して丁寧に返信する

感謝してもらいブログ読者になってくれる

という流れになりブログ読者になってもらえれば設計事務所の仕事をより知ってもらえるので集客につながっていきます。

お問い合わせページに誘導する

ブログを集客につなげるためにはお問い合わせページに誘導することが必要です。

お問い合わせフォームでのメールのやり取りから実際の仕事につながるケースが多いからです。

実際に私の場合もお問い合わせフォームからのメールのやり取りで仕事につながったケースは多いです。

いくら月間PV数(ページ閲覧数)が多くても、お問い合わせフォームでメールを送ったり、コメントを残したりするアクションをさせるのはとても難しいことです。

セールスライティングの本で勉強する必要もあるのですが…

日本人ブロガーは自分のブログ記事についての価値を軽視する傾向にあります。

もう一押し背中を押す気持ちで記事をかければアクションまで起こさせる記事が書けると思います。

ブログ集客につなげるためにランディングページを作りお問い合わせフォームに誘導する方法がいいと思います。

設計事務所のブログでできること

設計実務所のブログでできることは以下のようなことがあると私は考えています。

設計事務所のブログでできること

・お客さんをフィルタリングできる

・仕事内容を知ってもらえる

・自分の仕事へのこだわりを発信

その他に自分の得た情報をアウトプットできるたり、知識を整理して記録に残しておくことができるなど、

ブログを書くことが生活の一部になれば、全てがブログのネタになりうるのでとても充実した暮らしができる思います。

お客さんをフィルタリングできる

設計事務所のブログでできることの一つとしてはお客さんをフィルタリングできることが挙げられます。

お客さんをフィルタリングできると以下のようなメリットがあります。

・初めからの説明がなくなる
・人間性の理解などの話が省ける
・共感する人が増えていく


ブログ読者からの仕事の依頼は自己紹介などが最初から省けるので、すぐに本題の話ができます。

注文住宅の打ち合わせはその設計事務所が自分の希望に合った設計をしてくれるのか、人間性を理解するための話が大半になります。

その話が省けるのはとても大きいと思います。

また、過去の記事を参考にしながら設計の話をすることができるので打ち合わせの資料を作る手間が省けます

また、いい仕事をすればブログを窓口にしてTwitterや口コミなどで拡散してもらえるので共感する人が増えていきます。

仕事内容を知ってもらえる

設計事務所のブログでできることは設計事務所の仕事内容を知ってもらえることがあります。

仕事内容を知ってもらえれば、注文住宅を設計実務所に頼むという選択肢があることを分かってもらえます。

仕事内容を発信することで、どこに注意して設計・監理しているのかがわかるので安心して仕事を任せてもらえると思います。

一般の人たちはハウスメーカーや工務店、建設会社のコマーシャルをよく見ているのでその選択の中から選ぶことに流されてしまいます。

設計事務所でも注文住宅ができることを知って驚かれるなんてこともあります。

設計事務所での注文住宅のメリットを知ってもらえれば、設計事務所にも勝ち目はあると私は考えています。

設計事務所の注文住宅のメリットについてはこちらの記事をご参照ください↓

自分の仕事へのこだわりを発信

設計事務所のブログでできることは自分の仕事へのこだわりを発信できることがあると思います。

自分の仕事へのこだわりを発信することで、そこまで考えているならお任せするというようにこだわりポイントを自分主導で話を進められることがあります。

仕事へのこだわりは設計事務所ならそれぞれにあると思います。

それをブログで発信することで共感してくれる人がお客さんになってくれれば最高の関係が築けると思います。

まずはブログで自分の仕事へのこだわりを発信してみましょう。

まとめ

今回は設計事務所のブログでなにを発信したらいいのか分からない人や設計事務所のブログ発信することで集客につなげたい人に対して、

設計事務所でのブログで求められる内容や集客につなげる方法などをご紹介してきました。

まとめると以下になります

発信するブログの内容

・注文住宅での悩みの解決策

・仕事で注意していること

・設計事務所のこだわりを発信する

ブログを集客につなげる方法

・Twitterや他のSNSでの発信

・設計事務所の仕事を知ってもらう

・お問い合わせページに誘導する

設計事務所のブログでできること

・お客さんをフィルタリングできる

・仕事内容を知ってもらえる

・自分の仕事へのこだわりを発信

設計事務所のブログ発信の必要性について記事を書いてきました。

まだブログを始められていない方はこちらの記事をご参照ください↓

これからの世の中はインターネットの情報が淘汰され有益な情報だけが残る時代になると思います。

そんな時代でも「誰のどんな悩みを解決するのか?」を自問自答しながらブログ記事を書いてれば誰かに読まれるチャンスはいくらでもあると思います。

ブログはオワコンだと言われている昨今ですが、本という媒体がなくならないのと同様にブログ記事にも需要はあると思います。

この記事で設計事務所の発信するブログがもっと増え、一般の人への設計事務所の認知度が少しでも上がってくれれば幸いです。

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アーキトリック一級建築士事務所

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