セルフビルドの建築確認申請に必要な図書①平面図等

セルフビルドで木造住宅や倉庫などの「四号建築物」を建てる時に建築確認申請に添付する図面が必要です。

建築確認申請を建築士事務所にお願いするにしても、平面図や立面図、各伏図がなければ施工するのは難しいかと思います。

今回はその図面をどのようなところに注意して描けばいいのかについて説明できればと思います。

「四号建築物」とは
・木造
・平屋か2階建て(3階建て以上でない)
・述べ面積が500㎡以下
・高さ13m以下
・軒高9m以下
※RC・S造は平屋で200㎡以下

「四号建築物」の建築確認申請について
※建築確認申請の書き方のpdfデータはこちら
※資料は一般財団法人静岡県建築住宅まちづくりセンターより

必要図面の種類

・都市計画図のコピー
・公図写し
・付近見取り図(案内図)
・配置図
・求積図
・平面図
・立面図(添付依頼)
・シックハウス関係図書
・壁量計算書

都市計画図、付近見取り図は各自治体でもらえます。公図写しは各法務局でもらえます。

配置図、求積図、平面図、立面図、シックハウス関係図書、壁量計算書は自分で作らなければならないのですが、今回はその中でも重要な平面図と立面図の描き方について説明していきます。

配置図、求積図、シックハウス関係書類、壁量計算書は次回に説明したいと思います。

※各自治体や確認申請機関によては断面図(又は矩計図)2面以上の提出が求められる場合もあります。

平面図の描き方と注意事項

平面図に記載する事項が決まっています。

・縮尺、方位
・間取り
・各室の用途、床面積
・壁の位置、種類
・開口部の位置
・延焼の恐れのある部分の外壁の構造
・換気設備
・住宅用防災警報機の位置、種類
・給気機、給気口及び排気機、排気口の位置

上記の事項を平面図に記載しなければなりません。換気設備や給気口、キッチン、トイレ、UBなどjw-cadを使っている場合はテンプレートがあるのではりつけていけばOKです。


手描きの場合はテンプレートがあると便利です。

ドラパス テンプレート

平面図を初めて描く場合は下記の順で描くといいかと思います。
※Cadでの作図を想定した手順です。手描きの場合は下図として下記の手順で薄く書いておき、後でペンなどで仕上線を描くといいと思います。

①壁芯、柱芯
②壁
③開口部
④寸法、軸線
⑤その他

①まずは壁芯、柱芯を描きましょう。図面は910mmモジュールで描く場合が多いです。外壁の芯線を描いてから内部の壁の芯線を描いていきます。

②芯線である程度の間取りがかけたら、次に壁線を描いていきます。壁厚は厳密には、柱を120角にした場合は内側はPB12.5mm、外側は構造用合板12mm、空気層15mm、サイディング21mmなので

120+12.5+12+15+21=180.5mm

となります。
100~180mm程度の太線で描けばいいともいます。必要な箇所には柱も記入しましょう。

③壁線、柱が描けたら次は開口部を描いていきます。開口部は引違い戸や開き戸、引込み戸などの違いがわかるよう描きましょう。

④外壁、内壁の壁芯の位置で寸法、軸線をとります。内壁の寸法だけでなく外壁の大きな寸法も記入しましょう。軸線は横軸を数字(1.2.3…)、縦軸をアルファベット(A.B.C…)など区別したほうがわかりやすいです。

その他の設備などのテンプレートや記号を描きましょう。縮尺、方位、各室の名称や床面積を忘れないように記入しましょう。床面積を記入する各室は居室となるの部分だけです。

居室とは建築基準法上のことばで、居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室のことです。リビング、ダイニング、寝室、書斎、部屋などのことです。

立面図の描き方と注意事項

立面図に記載する事項は以下になります。図面にしっかりと記入しましょう。

・縮尺
・開口部の位置
・延焼の恐れのある部分の外壁の構造

立面図を描く前に簡単でいいので断面図が必要です。添付図面にはないのですが、施工時に高さの基準になる図面なのでしっかりと描くようにしましょう。

断面図では以下の寸法がわかるような図面を描きましょう。
・平均地盤GLからの床高
・1階天井高さ
・2階天井高さ
・横架材間距離
・最高高さ
・屋根勾配
・道路境界、隣地境界までの距離

断面図がある程度描けたら外から見える線だけを残し建物の外形を描いていきます。開口部は各サッシメーカーからテンプレートをダウンロードしてはり付けるのが早いです。
※手描きの場合は外から見える線だけをペンなどで仕上げ、内側の線は消すといいと思います。

立面図にも断面図で描いた平均地盤GLからの床高1階天井高さなど上記で示した事項を記載ましょう。

立面図は絵みたいなものですので建物のだいたいの外形と開口部の大きさや位置がわかればいいので、あまり厳密に描かなくてもいいと思います。

その他で必要となる図面

その他に描いたほうがいい図面があります。添付図面にはないのですが、施工時に必要となる図面なのでしっかりと描くようにしましょう。

基礎伏図
各階床伏図
小屋伏図

基礎工事を業者に頼んだとしても図面がないと鉄筋やコンクリートの数量が拾えません。また、排水設備を転がしで施工する場合は人通口の位置をうまくとらないと勾配が取れなかったりします。

セルフビルドで基礎工事までやる場合でも必要となる図面なのでしっかりと描きましょう。

小さめの倉庫の場合でも各階床伏図小屋伏図がないと材料の数量がわからないのでしっかりと図面を描きましょう。

各階床伏図や小屋伏図はプレカットを利用する場合は業者が描いてくれます。

セルフビルドする場合でもプレカット業者に頼んだほうが搬入などの手間がかからないのでおすすめです。また建て方のときはひとりではできないので大工さんに頼んだほうが現実的だと思います。

まとめ

セルフビルドで木造住宅や倉庫などの「四号建築物」を建てる時に建築確認申請に添付する図面として平面図や立面図の注意事項とその他で必要になる図面を説明してきました。

セルフビルドでやるメリットは

・自分好みの細部までのこだわり
・達成感と充実感が得られる
・建物に愛着を持てる
・思い出作りができる
・DIYの技術が上がる
・お金を節約できる

など

DIYの延長でやってみるには少しハードルが高いと思いますが、自分で作業することによるコストカットの部分が大きいかと思います。

材料のロスを出さないなど、セルフビルドにかかるコストをおさえるには計画段階でしっかりと図面を描いて考えることが必要だと思います。

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