ホームセンターのカットサービスをうまく利用してDIYを効率化する方法
最近のホームセンターでは溶接ルームやレーザー加工機、3Dプリンターなどもおかれていて、とても充実してきていますね。
そんなホームセンターですが、DIYをするとき基本中の基本のカットサービスを使わない手はありません!
以前にDIYでウッドデッキを作ったの時にカットサービスをうまく利用して部材をカットしました。
以前の記事はこちらへ↓No Post is selected
今回は、その時の組立図(詳細図)やカット図面をどのように作ったのかをご紹介できればと思います。
ホームセンターのカットサービスをうまく利用してDIYを効率的に楽しみましょう。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
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平面図を描いてみる
平面図なんて
どう描けばいいの?
家を作るとき平面図を設計士に描いてもらったかと思います。
その図面を何部かコピーして手書きで描き足す感じでいいと思います。
なければ、実際の建物をスケールではかり壁などの絵を描きましょう。
絵がうまい人は立体をアイソメで描けるとイメージしやすいです。
※アイソメとは立体を斜めから投影的に見た姿を表示する方法です。
この段階での平面図はこんな風にしたいというイメージでかまいません。
平面図で寸法を測るには三角スケールが必要となります。
三角スケールはホームセンターなどで売られていますが、図面に記載されている縮尺があるものを購入しましょう。
ホームセンターで材料の寸法を知る
自分の場合はイメージができた段階でホームセンターに行きます。
実際に使いたい材料の寸法などを調べて、頭の中でイメージを具体化していきます。
図面上だけではやはりイメージするのが難しいと思います。
実際に必要な材料がなかったり、高かったりして試行錯誤することになります。
組立図でどのように作るか考える
使いたい材料がある程度決まったら組立図を描いていきます。
ウッドデッキを作った時は細部の詳細図を描きました。
この詳細図で各部材の必要寸法を決めていきます。
詳細図は1/50くらいで書いたほうがいいと思います。(自分はフリーハンドで適当に描いてますw)
その後、平面図にもどり実際の材料の寸法の図面を描きます。
平面図はJWなどのフリーのCADソフトを使うと正確な寸法が割り出せるので便利です。
平面図に一通り部材を描いたら次は部材の拾い出しです。
※組立図とは複数の部品を組立てるための図面です。
プラモデルの組立図をイメージしてもらえばいいと思います。
※第三角法など平面図、正面図、側面図、断面図、アイソメ図などいろいろ図面の表記はありますが組立てる方法と材料の寸法などを自分がわかればいいだけなので、そんなに正確に図面を描く必要はありません。
部材を拾い出す
平面図と詳細図を見ながら必要となる部材を数えます。
同じ部材を数えて、計算機を使ってトータルの寸法を出します。
トータルの寸法とホームセンターでのカット前の材料の寸法を比べて、何本必要なのかを計算していきます。
□ たとえば
ウッドデッキを張るための骨組みを90角(90×90)の材料で作りたい場合
必要部材は
90角(90×90)の木材で740mmの長さの材が6本、160mmが14本、52mmが7本、860mmが2本、880mmが1本、1670mmが1本
トータルの長さは11,314mmとなります。
90角(90×90)の木材はまもの(カットしていない状態)で4,000mmなので
11,314÷4,000=約2.8本の3本必要になります。
上記のようにひとつひとつ部材を拾いだし、ホームセンターで買う材料の必要な本数をだします。
カット図面を作る
必要な材料を出しても部材の長さによってはロスが出たり、うまくカットできない場合があります。
また、実際にカットサービスを利用するときカット図面を描いておけば、従業員さんにもうまく説明ができます。
複数本を同時にカットしたりすれば、カット代を節約できます。
ホームセンターの場合は自分で機械を操作させてもらえないので、従業員さんが大変じゃないように同じ寸法のものはまとめるようにしましょう。
※材料が多くなって車で持ち帰れない場合は、軽トラックをホームセンターで借りましょう。
まとめ
以上、簡単ではありますがカット図面を作るまでの一通りの流れを説明しました。
イメージを絵で描くことができても実際に売っている材料で作らなければならないので、
ホームセンターでこれを利用しようとかこうすればいいかもなど試行錯誤する時間は楽しいものです。
材料の拾い出しとカット図面を作るのは、なれないと少し難しいと思います。
しかしながら、しっかりと作ればカット数や材料の本数がわかり、あらかじめトータルの値段がわかるので予算を組むときにとても便利です。
ホームセンターのカットサービスをうまく利用してDIYを効率的に楽しみましょう。
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アーキトリック一級建築士事務所