コロナ後の世界でサステナブル建築の目指すところとは?

どの分野でもこれからはサステナブル、持続可能であることが重要になるとする風潮があります。

サステナブルって何なの?
今までの考え方と
違うところはどこなの?

サステイナブルがよいという性善説にたって考える前に、そのことが何なのか…

コロナ後の世界として、サステナブル建築についてもう一度、考えてみることが必要だと思います。

サステナブルとは

サステナブルとは

英語:sustainable
カタカナ表記:サステナブル、サスティナブル、サステーナブル

サステナブル(英語:sustainable)とは

地球環境において人間の活動が自然環境や資源に悪影響を与えず、かつその活動を維持できるさまを表す言葉で使われることが多いです。持続可能ともいわれます。

経済においては企業などが、一時的な利益動向のみに振り回されず、永続的な存在を保つことができるさまとして用いられることばです。

このサステナブルですが建築分野でも持続可能な建築サステナブル建築といわれるものがあります。

サステナブル建築って?

サステナブル建築って?

第6回 サステナブル建築賞[ヤンマーミュージアム]

サステナブル建築(英語: sustainable architecture)とは

設計・施工・運用の各段階を通じ、持続可能性に配慮して建築物を構築することであるとされています。

今までの建築とどう違うのかそのキーワードとなるのはスクラップ&ビルドメタボリズムという考えであると思います。

スクラップ&ビルド

老朽化して非効率な工場設備や行政機構を廃棄・廃止して、新しい生産施設・行政機構におきかえることによって、生産設備・行政機構の集中化、効率化などを実現することとされています。

一般に木造建築の場合は30年~50年の耐用年数とされていてそのつど作り変えていくことを想定してローコスト住宅は作られています。

伊勢神宮の式年遷宮は20年に1度作り変えるシステムを今でも行われています。技術の継承や経済を考えた時、このスクラップ&ビルドはよく機能していると思います。

生き物の営みである誕生から消滅までの生と死に建築をたとえてスクラップ&ビルドをとらえる考え方もあります。

スクラップ&ビルドの場合は全てを取壊してしまうことが無駄なことであり、サステナブルとはならないでしょう。

メタボリズム

1959年に黒川紀章や菊竹清訓ら日本の若手建築家・都市計画家グループが開始した建築運動で、新陳代謝(メタボリズム)からグループの名をとり、社会の変化や人口の成長に合わせて有機的に成長する都市や建築を提案しました。

この建築を新陳代謝(メタボリズム)としてとらえた建築として、黒川紀章の中銀カプセルタワービル(1972年)が有名です。

部屋(カプセル)ごとに交換することも、技術的には可能な設計になっていますが、実際には一度も交換されたことはありません。

それよりも設備の老朽化や外壁内側の壁・天井・床全面にふき付けアスベストが使われていて建て替えが検討されたが、2014年から建て替えに関する決議もいまだに保留されたままとなっています。

メタボリズムの場合は建築の新陳代謝する部分がどこなのか建築をうまく取り替えることができないなどの問題があります。

スクラップ&ビルドもメタボリズムもサステナブル建築とはならないし、建築を生態学的にとらえる考え方ではもともと無理があります。

あたり前ですが、建築は生き物ではないし誕生や老朽化、再生や消滅などを現象としてとらえることは確かに生態学的にもとらえられると思ってしまいがちですがやはり無理があります。

それよりも、そこに暮らす人々の社会活動に着目したサステナブル建築があると私は思います。そのヒントとなるのがアーコロジー宇宙船だと考えています。

アーコロジーについて考える

SimCity2000より

「シムシティー2000」に出てくるアーコロジー(アルコロジー又は完全環境都市)をご存知でしょうか?

アーコロジー(英語:arcology)とは

「シムシティー2000」では人口が12万人になるとプレゼント扱いとして建設できる建物です。
4×4マスの建物の中に数万人の人口を収容することができ、設置するだけでアルコの限界まで勝手に人口が伸びていく反則的な建物です。

このアーコロジー(アルコロジー)ですが、もともとはアメリカの建築家パオロ・ソレリ(en:Paolo Soleri)が創り出した建築 (architecture) と生態学 (ecology) の混成語であり、彼の師であるフラン・ロイド・ライトの考えを継承・発展させ、社会的資源を集中させ資源をより効率的に利用し、都市スペースをコンパクトにすることにより環境が維持できると考えがもとになっています。

アーコロジーはサステナブル建築?

経済、生産、消費、生活など人間の社会生活の全てがひとつの建物の中に完結した「完全環境都市」であり、独立した都市国家のように政治や法律、通貨なども必要でしょう。

サステナブルの定義である、人間の活動が自然環境や資源に悪影響を与えず、かつその活動を維持できることは集約化された建物で成立っているため、他の地球環境への悪影響は最小限にすることが可能です。

生き物の循環システムがどのようになっているのかはいまだにブラックボックスな点が多いのですが、アーコロジーという考え方自体はサステナブル建築になりえると思います。

宇宙船やスペースコロニーが誕生?

このアーコロジー内部で完結している「完全環境都市」が実現できれば、長期の航行が必要な宇宙船(木星探査)や、ガンダムのスペースコロニーのようものなどに応用できます。

これからのサステナブル建築は宇宙船内部の環境をつくるようなものになっていくのではないでしょうか…

コロナ後の世界はどうなる?

コロナ後の世界がどうなるか考えると、人々はより管理された社会を望むようになると思います。

もし、人々の活動自体をひとつのアーコロジーのなかで完結してしまえば、それより外に広がることも、入ることもないでしょう。

また、ウィルスが入ったとしても個人を完全に管理しているので感染した時点で個人を特定でき隔離することは容易でしょう。

トヨタやgoogleが未来都市として「スマートシティ」の開発していますが、この開発はアーコロジーやその後の宇宙船やスペースコロニーといった建築の延長線上にのったものだと思う今日この頃です。

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