【設計事務所を徹底解説】注文住宅を依頼した方がいい設計事務所の選び方
注文住宅を建てるときにハウスメーカーや工務店にお願いする人が大半ですが、
設計事務所でも注文住宅は建てることができます。
注文住宅で思いっきりこだわりたい人は設計事務所に仕事を依頼することをおすすめします。
なんで設計事務所がいいの?
設計事務所の注文住宅はなんといっても設計の自由度があるところが特徴です。
設計事務所はこだわりの強いお客様の要望にとことん向き合って設計をしてくれます。
注文住宅では設計事務所に頼んだ方がいい理由についてはこちらの記事をご参照ください↓
私は18年間(2023年現在)注文住宅やリノベーションを中心に設計事務所を運営してきましたが、
設計事務所に仕事を依頼する人の多くは、よく住宅のことを勉強している人やこだわりが強い人が大半でした。
といっても、設計事務所は大々的に広告宣伝をしていないので、どこがいいのかを判断しずらいところがあります。
今回は注文住宅を依頼した方がいい設計事務所の選び方をご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
この記事でわかること
・設計事務所の注文住宅のメリット・デメリット
・依頼した方がいい設計事務所の選び方
上記のことがわかります。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
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設計事務所の種類と役割
まずは設計事務所の種類と役割を見ていきましょう。
設計事務所の種類
設計事務所の種類には以下に大きく分けられます。
設計事務所の種類
・一般の設計事務所
・大手設計事務所
・専門分野の設計事務所
一般の設計事務所
一般の設計事務所には、住宅設計を中心に手掛けていたり、商業施設などを中心に仕事をしている設計事務所などがあります。
建築物の設計・監理業務を中心に仕事をしているのが一般的です。
注文住宅を建てる際は一般の設計事務所に頼むことが多いと思います。
一般の設計事務所の中でも、有名な建築家が代表になっているアトリエ系の設計事務所や注文住宅が中心の設計事務所、商業建築が中心の設計事務所などがあります。
一般の設計事務所といっても扱う仕事の種類で得意な分野がそれぞれ違うので、
設計事務所を選ぶ際はしっかりと何が得意な設計事務所かを見定めましょう。
大手設計事務所
大手建築事務所は、商業施設や公共施設などの大規模プロジェクトに携わる設計事務所です。
大規模プロジェクトに携わるため、多くのスタッフを抱え、高度な技術やノウハウを持った専門のスタッフが多く在籍しています。
大手建築事務所は、大規模プロジェクトに携わることが多いため、建築のデザイン性や機能性、耐震性など、多角的な視点での設計を行うことができます。
チームを組んで一つの建築プロジェクトを進めることが多いので、スタッフ個人の専門性も細分化されている場合が多いです。
個人の注文住宅を建てる際に大手設計事務所だと請け負わないことが多いです。
あまり設計料が発生しない個人の注文住宅では、多くのスタッフを動かすことができないのと、チームを組んだ設計スタイルが合わないからです。
専門分野の設計事務所
専門分野に特化した設計事務所は、設備設計や構造設計、インテリアデザインなど、特定の分野に特化した設計事務所です。
専門分野に特化した高度な技術やノウハウを持ったスタッフが多く在籍しています。
専門分野に特化した設計事務所は、特定の分野に精通しているため、高性能で高品質な設計を行うことができます。
専門分野の設計事務所は、住宅性能や温熱環境に特化した設計事務所もあります。
住宅性能や温熱環境にこだわった家づくりをしたい人にはおすすめです。
設備設計や構造設計の専門の設計事務所の場合は、個人の注文住宅を請け負うことは少ないです。
一般的に個人の注文住宅の場合は意匠設計の設計事務所が中心となり、構造設計事務所や設備設計事務所に相談をするという形をとります。
設計事務所の役割
設計事務所の仕事は設計・監理を行うことです。
設計事務所に注文住宅を頼む場合は以下のような役割があります。
設計事務所の役割
・施主の立場に立って設計する
・施主の立場に立って助言する
・施主の代理として監理する
施主の立場に立って設計する
設計事務所に注文住宅を頼むと、設計事務所は施主の立場に立って設計してくれます。
設計事務所はハウスメーカーや工務店と違い設計することで報酬を得ています。
そのため、設計事務所は建築工事費用をうかせるために簡単な納まりをすすめたり、
工事の利益率を考えたりすることなく施主の立場に立って設計を行うことができます。
施主の立場に立って設計するとどう違うの?
どのくらい施主に配慮して設計をするかで出来上がった注文住宅は全然違うものになります。
施主が満足するまで話に付き合いそれを設計に反映させるのも設計事務所の役割になります。
施主の立場に立って助言する
設計事務所に注文住宅を頼むと、施主の立場に立って助言してくれます。
設備や材料どれにするのか悩んだ時に、利益率を考えずに施主の立場に立って助言できるのも設計事務所のいいところです。
ハウスメーカーや工務店は施主の立場で助言してくれないの?
ハウスメーカーや工務店の場合は掛け率の関係で得意不得意があったり、標準仕様で決まっていたりします。
設計事務所はメーカーの製品に対して得意不得意は特にないので、どれがその設計にベストなのかを施主に助言することができます。
施主の代理として監理する
設計事務所に注文住宅を頼むと、施主の代理として監理してくれます。
現場で施主が見てもわからない工事内容でも、設計事務所はプロの目で施主の代理として現場の工事内容を指示してくれます。
施主の代理として監理するとどういったメリットがあるの?
工事監理を設計事務所にお願いすると、施工会社の手抜き工事を未然に防げるメリットがあります。
工事監理をしっかり頼まないと、施主が見てもわからないことが多いので、ハウスメーカーや工務店のいいように工事が進められてしまう場合が多いです。
設計事務所にはしっかりと施主の代理としてプロの目で工事監理をしてもらいましょう。
設計事務所のメリット
設計事務所の注文住宅のメリットは以下になります。
設計事務所のメリット
・仕様や間取りに自由度がある
・こだわりに対する選択肢が多い
・完成をイメージしやすい
・相見積もりで適正価格になる
・建築現場での安心感が持てる
仕様や間取りに自由度がある
設計事務所による注文住宅のメリットは、仕様や間取りの自由度があることです。
設計事務所による注文住宅は、ゼロベースから考えることができるので仕様や間取りの自由度が増えるからです。
例えば、洗面台ひとつとっても設計事務所が入ればメーカーの既製品だけでなく、
造作で洗面カウンターを設計することも可能になります。
設計事務所が入ると設計するのに時間がかからない?
確かに設計する時間はかかりますが、こだわりを実現するためなら仕方がないことだと思います。
また、最近ではピンタレストなどを利用してイメージを伝えてくるお客さんもいますが、
イメージ通りに作るには設計事務所の存在は欠かせないと思います。
設計事務所はお客さまのイメージを具体的な図面で形にするのが仕事です。
仕様や間取りの自由度を増やしたいのであれば、設計事務所を間に入れることをおすすめします。
こだわりに対する選択肢が多い
設計事務所による注文住宅のメリットは、こだわりに対する選択肢が多いことです。
こだわりに近づけるために何回ものデザイン変更に対応してくれるたり、選択肢を提案してくれたりするからです。
例えば、設計事務所では外観デザインを作り上げるのに、ひとつの住宅で何十個ものスタディー模型を作ります。
スタディー模型ってそんなに作る必要があるの?
スタディー模型は間取りを変更した分だけ必要だと思います。
外観デザインは間取りと一緒に考える必要があるため、間取りが変更すれば外観デザインでできる形状も変わってきます。
デザインできる形状が変わればその間取りで出来うる外観デザインを考え、
自分の好みに合うベストな外観デザインその中からを選ぶことができるので、こだわりの注文住宅を実現することができます。
完成をイメージしやすい
設計事務所による注文住宅のメリットは、完成のイメージがしやすいことです。
設計事務所は、仕上げサンプルなどをしっかり用意してくれるので、仕上げのイメージがしやすくなるからです。
また、3DCGモデルを用いてVR空間の中にいるようなプレゼンをする設計事務所もあります。
床の素材を塩ビタイルにしたり、オーダー家具の仕上げを色々と選びたい場合など、
設計事務所が間に入ると、実際のサンプルを取り寄せて素材感を確認したり、
3DCGモデルに反映させてイメージと合っているかどうかを確認していきます。
ハウスメーカーや工務店だと仕上げのサンプルは取り寄せないの?
ハウスメーカーや工務店でも取り寄せますが、工事の契約が決まってから業者に頼んで取り寄せる場合がほとんどだと思います。
設計事務所が間に入ると設計段階からサンプルを取り寄せてプレゼンしてくれるので、仕上げのイメージがしやすくなります。
相見積もりで適正価格になる
設計事務所による注文住宅のメリットは、相見積もりで適正価格になることです。
実施設計が終わった段階で施工会社から相見積もりをとり競わせることで施工会社を決めるからです。
相見積もりの重要性についてはこちらの記事をご参照ください↓
この相見積もりをとって競わせることが適正な建築費で工事を進めるためにはとても重要なことになります。
施工会社は当然ですが、会社の利益が取れる工事を見積の中に素人目にはわからないように潜ませてきます。
その工事が適正な価格なのかは他社と比較してみないとわからないのは当然だと思います。
相見積もりってどうやってとるの?
ハウスメーカーや工務店の場合も見積もりを取って比較すればいいと思いがちですが…
ハウスメーカーや工務店の見積もりを比較しても、
そもそもプランが違ったり、選んでいる仕様が違かったりして正確に比較することができません。
しっかりと比較して適正な建築費で工事をしたいのであれば、実施設計をして比較する以外にないと思います。
建築現場での安心感が持てる
設計事務所による注文住宅のメリットは、建築現場での安心感が持てることです。
設計事務所に設計・監理をお願いすると施主と施工会社以外の設計事務所という第三者が工事に関わってくるからです。
この第三者である設計事務所の監理はとても重要な役割だと思います。
工事監理についてはこちらの記事をご参照ください↓
第三者が工事に関わってくると何が違うの?
設計事務所が工事監理者になった場合は、施主側の意見と施工会社の意見が対立してしまった場合にその調整役をしてくれたり、
施工会社にしっかりとした工事を行うように監理してくれます。
ハウスメーカーや工務店など下請けの業者の質は正直なところまちまちです。
しっかりと施工してくれる業者ならいいのですが、そうでない場合もあります。
そんな場合でも、第三者の目が監理してくれれば、手抜き工事など許すはずもなく設計図通りの品質で作ることが可能になるので建築現場での安心感が持てます。
設計事務所のデメリット
設計事務所の注文住宅のデメリットは以下になります。
設計事務所のデメリット
・設計監理料が発生する
・完成まで時間がかかる
・設計事務所選びが難しい
設計監理料が発生する
設設計事務所の注文住宅のデメリットは、設計監理料が発生することです。
設計事務所に注文住宅を依頼した場合は、ハウスメーカーや工務店では提示されない料金が発生します。
設計監理料って何なの?
設計監理料は基本設計や実施設計、工事監理をしてくれた設計事務所に対して支払う報酬になります。
設計事務所に注文住宅を依頼するときには必ずかかる料金になります。
適正な設計料の計算方法についてはこちらの記事をご参照ください↓
ハウスメーカーや工務店に依頼する場合には表立って提示されないのですが、
設計をすることに変わりないので諸経費(人件費)として工事金額に含まれています。
しっかりと設計事務所が設計や工事監理をすれば自分のこだわりや理想の注文住宅を実現することができます。
完成まで時間がかかる
設設計事務所の注文住宅のデメリットは、完成まで時間がかかることです。
完成までになぜ時間がかかるのかはこちらの記事をご参照ください↓
早く完成したいからといって、基本設計や工事期間を短くすることはあまりおすすめではありません。
こだわりの注文住宅を実現させるための時間を削ることになり、設計事務所に頼むメリットがなくなってしまうからです。
それでも早くする方法ってないの?
設計段階がある程度進んだら、先に工務店や建設会社を決めてしまうことで工事の段取りや相見積もりなどの時間を短縮することができます。
しかしながら、先に工務店や建設会社を決めてしまうと相見積もりで適正な価格競争ができなくなってしまうことに注意しましょう。
設計事務所選びが難しい
設設計事務所の注文住宅のデメリットは、設計事務所選びが難しいことです。
自分のこだわりや要望をしっかりと理解して、それに合ったデザイン案を提示してくれる設計事務所を見つけるにはそれなりの時間や労力がかかります。
設計事務所選びってそんなに重要なの?
設計事務所選びは理想の注文住宅を実現するためにとても重要になります。
設計事務所はハウスメーカーのように大々的に広告宣伝をしていないので、
口コミや雑誌、インターネットなどを駆使して自分で探さなければならないです。
また、この設計事務所がいいと思っても人気のある設計事務所の場合は自分の仕事を受けてくれない場合が多いです。
設計事務所ではオープンハウスを行なっているところも多いので、
そのような機会があったら足を運んで実際に建築家と話をしてみることをおすすめします。
依頼した方がいい設計事務所の選び方
依頼した方がいい設計事務所の選び方の判断基準は以下になります。
依頼した方がいい設計事務所の選び方
・自分の設計した住宅で実際に暮らしている
・注文住宅を中心に設計活動をしている
・話が面白くてアイデアを広げてくれる
・暮らしのさまざまなことについて詳しい
・作風やデザインが自分に合っている
・地域が近くて現場にまめに足を運んでくれる
・口コミやクライアントの評価が高い
・予算とのバランスで仕様を考えてくれる
・実際に暮らす人を重視して設計する
・人間としての信頼や気軽に相談できる
自分の設計した住宅で実際に暮らしている
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、自分の設計した住宅で実際に暮らしているかどうかです。
自分の設計した住宅で実際に暮らしている人だと、さまざまな設計的な配慮ができるからです。
住宅設計を仕事にするなら自邸を建てて一人前というのが私の持論です。
自邸を建てることでなんで一人前になるの?
建築家にとって自腹を切って自邸を建てることは、自分のやりたいことと予算との戦いになります。
建築に対しての知識や経験からの選択肢をたくさん知っている分、人の家を作るよりも難しいと思います。
建築はお金と時間をかければある程度は綺麗に納めることができるのですが、自腹となると予算をかけることが難しくなってきます。
そんな自分のやりたいことと予算の戦いを経験した建築家の自邸にはさまざまな工夫がされているので、
機会があったら建築家の自邸を見学させてもらいましょう。
注文住宅を中心に設計活動をしている
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、注文住宅を中心に設計活動をしているかどうかです。
注文住宅を中心に設計活動している人だと、暮らしの細かな設計的な配慮を日頃から行っているからです。
店舗設計じゃダメなの?
注文住宅の設計は、その家で実際に人が暮らすことを想定して、さまざまな設計的な配慮が必要になってきます。
店舗設計だと長く暮らすことを想定していないので、耐久性のある素材選びや納まりなどがかなり違ってきます。
また、店舗設計では当たり前の照明演出も注文住宅では過剰な場合があります。
実際に私は旅館や店舗専門の設計事務所にいましたが、個人で注文住宅を設計するときにさまざまな設計的な配慮を一から勉強し直しました。
設計事務所を選ぶ時は注文住宅を中心に設計活動をしている建築家に仕事を依頼しましょう。
話が面白くてアイデアを広げてくれる
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、話が面白くてアイデアを広げてくれるかどうかです。
アイデアを広げてくれる人の作る注文住宅は、個性的でその家族でしか実現できないオンリーワンの家になるからです。
どうやってアイデアを広げるの?
例えば、お風呂の時間を大切にしている人には、お風呂上がりに外の風を浴びながら涼める場所を作ったり、
アウトドアが好きな家族には家でもアウトドアを楽しめるアウトドアリビングを作ったりなど…
建築家との話し合いの中で
「こうなったらいいのに」
というアイデアを具体的に設計に落とし込んでいくことです。
建築家にはさまざまな面白い空間を作るアイデアを持っているので、恥ずかしがらずに自分の要望を伝えてみましょう。
暮らしのさまざまなことについて詳しい
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、暮らしのさまざまなことについて詳しいことです。
注文住宅を中心に活動している建築家は、暮らしのプロであることが求められるからです。
なんで暮らしのプロじゃなきゃいけないの?
ゴミ出しや窓の拭き掃除などやったことがない建築家に、サービスヤードの必要性や拭きやすい窓の設計をすることができないからです。
住宅作家の中には主夫をやっている人も多いです。
仕事として主夫をやっている建築家には、いかに効率的に暮らせるかの工夫やアイデアをたくさん持っている人が多いです。
暮らしのさまざまなことについて詳しい知識があることは、注文住宅を設計をする上で前提条件になります。
作風やデザインが自分に合っている
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、作風やデザインが自分に合っているかどうかです。
作風やデザインが自分の好みに合っていないと住宅に愛着を持てなくなってしまうからです。
作風やデザインが自分に合っているとどうなるの?
家の隅々まで自分の好みのデザインになり、愛着を持って家を大切にしようという気持ちになります。
家に対しての愛着を持てるかは長く暮らす上でとても重要です。
愛着の持てない家だとメンテナンスするにしてもおざなりになってしまい、面倒くさくなってしまいます。
長持ちする家にするためには住宅に対する気持ちがとても重要になります。
地域が近くて現場にまめに足を運んでくれる
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、地域が近くて現場にまめに足を運んでくれるかどうかです。
現場にまめに足を運んでくれる建築家は、現場で隅々まで綺麗に納めようとしてくれるからです。
現場になかなか来ない建築家とどう違うの?
細部の納まりや現場で問題が起きた時の対応の速さがかなり違ってきます。
トラブルが一つもない現場は少ないです。
現場での判断時に建築家がいるとクライアントの気持ちを優先してくれるので、安心して現場を任せることができます。
信用できる設計事務所がプロの目線で現場を監理してくれる存在がいるのでは、引渡し後のクレームの量も違ってきます。
口コミやクライアントの評価が高い
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、口コミやクライアントの評価が高いことです。
口コミやクライアントの評価が高い設計事務所は、自作自演でない限り良い設計事務所である場合が多いからです。
どうやって口コミや評価を調べればいいの?
GoogleマップやSNSで調べることができます。
また、気に入った住宅があったらどこが設計したのかを聞いてみるのもいいと思います。
設計事務所としても実際に暮らしている人が評価してくれることが一番の喜びです。
口コミやクライアントの評価が高いところは、満足度の高い注文住宅を実現してくれるでしょう。
予算とのバランスで仕様を考えてくれる
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、予算とのバランスで仕様を考えてくれるかどうかです。
仕様はさまざまな選択肢があるので、
予算をかけるところと抑えるところのバランスを建築工事費の全体で考えてくれるところは信用できるからです。
予算のバランスを考えない設計事務所ってあるの?
建築工事費用が高くなればその分設計料も高くなるので、わざと高い仕様にする設計事務所もあります。
また、設計事務所の中には決まった仕様でしか設計しないところもあります。
それが、しっかりとした考えがあっての仕様であればいいのですが、
メーカーからのキックバックをもらっているからという理由でその仕様にしている設計事務所もあります。
しっかりと全体の予算を考えてバランスをとって仕様を決める設計事務所を選びましょう。
実際に暮らす人を重視して設計する
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、実際に暮らす人を重視して設計するかどうかです。
実際に暮らす人を重視して設計しないと、暮らしにくい注文住宅になってしまうからです。
実際に暮らす人を重視しない設計事務所ってあるの?
雑誌に掲載させるため自分の作品を作ることに力を注いでいる設計事務所には注意が必要です。
見栄えを重視して無駄なところにお金をかけたり、全体のバランスを考えない仕様を選んで予算オーバーしてしまうケースがあるからです。
注文住宅の設計はどこまで実際にその家で暮らす人たちに配慮できるかで良し悪しは決まります。
見栄えやカッコよさはほどほどにして、実際に暮らす人の意見を設計に反映してくれる設計事務所を選びましょう。
人間としての信頼や気軽に相談できる
依頼した方がいい設計事務所の選び方は、人間としての信頼や気軽に相談できるかどうかです。
担当者にもよりますが、信頼や気軽に相談できる人の方が色々な要望を伝えることができるからです。
気軽に相談できない担当者の場合はどうすればいいの?
可能であれば、担当者を変えてもらった方がいいと思います。
設計事務所の注文住宅は設計するのに時間がかかります。
気軽に相談できない担当者の場合は話をするたびにストレスを感じてしまいます。
また、注文住宅は家族の個人的なことまで配慮して設計する必要があるため、
コミュニケーション能力がないと自分の要望を反映してもらえない場合もあります。
まとめ
今回は設計事務所の選び方を知りたい人や設計事務所に依頼するときのメリット・デメリットを知りたい人に対して、
注文住宅を依頼した方がいい設計事務所の選び方をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
設計事務所のメリット
・仕様や間取りに自由度がある
・こだわりに対する選択肢が多い
・完成をイメージしやすい
・相見積もりで適正価格になる
・建築現場での安心感が持てる
設計事務所のデメリット
・設計監理料が発生する
・完成まで時間がかかる
・設計事務所選びが難しい
依頼した方がいい設計事務所の選び方
・自分の設計した住宅で実際に暮らしている
・注文住宅を中心に設計活動をしている
・話が面白くてアイデアを広げてくれる
・暮らしのさまざまなことについて詳しい
・作風やデザインが自分に合っている
・地域が近くて現場にまめに足を運んでくれる
・口コミやクライアントの評価が高い
・予算とのバランスで仕様を考えてくれる
・実際に暮らす人を重視して設計する
・人間としての信頼や気軽に相談できる
理想の注文住宅を実現しようと考えたときに、相談役になってくれる設計事務所の存在は大きいです。
自分にあった設計事務所に仕事を依頼して、こだわりの詰まった理想の注文住宅を実現しましょう。
この記事が少しでも設計事務所を選ぶときの参考になってくれれば幸いです。
この記事が役に立った、面白かったという方はコメントしてくださいね。
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アーキトリック一級建築士事務所