M邸新築工事現場監理⑥ 内装工事 断熱工事 気密工事をやっています

気密工事やってます。

気密シートは厚さ0.2mm結構重たいですね。

各部屋ごと張っているので、大工さんが大変そうです^_^;

間仕切り壁の上部には気流止めのために断熱材で埋めていきます。

天井裏への空気の流れと断熱欠損を防ぎます。

気密性を高めるには発泡ウレタンを吹付ける工法のほうが一般的ですが…

今回の住宅では小屋裏の面積が大きくなってしまうので工事費をおさえるために気密シートでの工法を採用しました。

(その分大工さんの手間がかかってしまいましたが…)

気密性を高めると室内の暖かな空気が外に逃げることや、外からの冷たい空気の侵入を防ぐことができます。

間仕切り壁の上部やコンセントボックスなどは、気流止めやバリアボックスなどで隙間からの空気の侵入を防ぎます。

木造住宅で気密性を高めることは、木材の劣化に関していいことばかりではないと個人的には思います。

100年以上たっている木造住宅では風通しがよい建物が多く、木材は外気の状況に合わせて呼吸するのですが、気密性を高めてしまうとそれを阻害してしまいます。

気密性のある住宅を作る際は、しっかりとした乾燥材や、湿気を含まない木材を使用することが重要です。

この住宅では第一種換気(給気と排気を機械で行う換気)を採用しています。

上の写真は床下の換気システムであるマーベックスの澄家DCです。

床下エアコンを採用する際のベストな第一種換気についてはこちらを御覧ください↓


断熱材は旭ファイバーグラスのアクリアマット(高性能グラスウール24kg100mm熱伝導率0.034)を使用、天井には2重に敷き込んでいます。

床は無垢フローリングを使用します。

マルホンのカバザクラ幅120mm厚15mm

無垢材で伸縮するので、専用のスペーサーで隙間を作りながら張っていきます。

天井、壁下地はプラスターボード12.5mm

天井と床から施工したのでF見切りは壁側に取り付けます。

家具や手すりなどを取り付ける部分にはPBの裏側に補強のための構造用合板を施工してあります。

今週末で足場が取れるので屋根と外壁の最終チェックをします。

来週からいよいよ内装工事が本格化します。

電気設備や給排水設備、などの設備工事もはじまるので忙しくなりそうですね^^;

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アーキトリック一級建築士事務所

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