設計事務所ってどうやって開業するの?建築士事務所の開業の手続きにつて
以前のブログで建築士事務所を開設するための費用や続けていくためにかかる費用はそんなに大きな額ではないことなど
転職を前提にフリーランスの建築士として働くよりも、建築士事務所を開設して仕事の状況によって続けるのか廃業するのか判断したほうがいいということをみてきました。以前のブログに関してはこちらをごらんください↓
今回は具体的な手続きでなにが必要なのか見ていきたいと思います。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!
住宅に関する悩みを解決すべく、ブログやTwitterで情報発信しています。
「いいね!」や「フォロー」していただけるとうれしいです。ヨロシク(b・ω・d)デス♪
それからコメント欄はこれまで皆さんが経験してきたことを発信する場として使っていただければ幸いです。
役立つ情報をみんなで共有できるような書き込みは大歓迎です。
申請に必要な書類
必要な書類は以下の通りです。
申請書類
1.登録申請書
2.所属建築士名簿
3.役員名簿(法人の場合)
4.業務概要書(新規は「実績なし」と記入)
5.略歴書(登録申請者・管理建築士)
6.誓約書
添付書類
7.定款の写し(法人の場合)
8.会社の履歴事項証明書(法人の場合)
9.建築士免許証の写し(原本持参)
10.管理建築士講習会修了証書の写し
11.管理建築士の専任証明
※添付書類については、別途必要なケースもありますのでお近くの建築士事務所協会でご確認ください。
※登録手数料17,000円、2級・木造建築士の場合は12,000円(静岡県建築士事務所協会)
※申請書類のダウンロードはこちらへ→静岡県建築士事務所協会
記入見本などもあるので参考にしながら記入することができます。
11の管理建築士の専任証明についてですが、管理建築士の専任(常勤)を確認するための提出書類です。具体的には管理建築士の以下の書類が必要となります。
・前職の退職証明書
・前職の離職票の写し
・現在の社会保険被保険者証の写し
・現在の在職証明書
記入見本を見ながら書類を作成すればそんなに難しい作業ではありません。
11の管理建築士の専任証明についても前の職場から退職証明書を発行してもらったり、離職票を持っていけばOKです。
申請してから2ヶ月ほどで登録通知が届きます。
看板を作る
登録通知が届いたら記載されている登録番号を表記した「建築士事務所の標識」を作ります。開設者は公衆の見易い場所に、次の標識を掲げなければならないという決まりがあります。
標識の記入例についてはこちらをご参照ください→標識の掲示について
法人の場合には開設者の欄に会社名と開設者名を記入、個人の場合は開設者名だけを記入するところが違います。
アマゾンの看板屋さんでも作れるのですが15,000円ほどかかってしまいますので、自分はIllustratorでA3の大きさ(縦25cm以上、横40cm以上)でデータを作成しコピー用紙に印刷しA3サイズのポスターフレーム(額縁)に入れて打合せスペースに掲げてあります。
※管理建築士の建築士免許証もA4サイズにコピーしてポスターフレーム(額縁)に入れて掲げてあります。
建築士事務所の立ち入り検査の時に特に指摘はなかったのでコピー+ポスターフレーム(額縁)で十分だと思います。
まとめ
建築士事務所登録はそんなに難しいことではありませんので、自分でやってみることをおすすめします。わからないことがあればお近くの建築士事務所協会に聞けば詳しく教えてくれます。
建築士事務所登録すれば設計等の業務を行えるスタートラインにたったことになります。
後は仕事をうまくつないでいくことが大切です。また、建築はひとりではできない仕事なので仲間づくりも重要です。
最初の仕事は改装など小さな仕事かもしれませんが、後の大きな仕事へとつながっていく第一歩かもしれません。
口コミで次の仕事につながるかもしれないので、どんな仕事でも誠意をもって自分が今できる最大限の力で仕事にあたる姿勢を忘れないようにしましょう。
この記事が役に立った、面白かったという方はコメントしてくださいね。
また、FacebookやTwitterでみなさんのお役にたてる情報発信しています!
「いいね!」や「フォロー」していただけるとうれしいです。ヨロシク(b・ω・d)デス♪
アーキトリック一級建築士事務所