DIYで玄関の鍵を変えてみたが原因は戸車の劣化だった
実家の玄関の鍵が閉まらなくなりました。
道路に面している玄関なのでそのまま開けっ放しにしておくことはできません。
鍵の位置をいろいろと調整したのですがなかなかうまくいきませんでした。
最初はDIYで鍵を変えればうまくいくと簡単に考えていたのですが、原因は他にありました。
鍵を変えるとき注意すること、それは戸車は大丈夫なのか?です。
戸車のタイヤ部分が磨耗したり、高さの調整がきかなくなっていたりすることが原因で鍵穴がうまく合わない場合があります。
鍵を変えるまえに戸車の劣化具合や、戸の傾きなどを調整してみることをおすすめします。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
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鍵が閉まらなくなった原因
1.戸車の劣化
2.鍵受けのズレ
1.戸車の劣化
実家の鍵の場合、最初に鍵を変えてみましたがそれでもうまくいきませんでした。
ネットで原因をいろいろと調べてみて、戸車が劣化してしまい戸が傾いていることが原因だとわかりました。
取り外してみると高さを調整する部分が外れてしまっていてうまく調整できませんでした。
はずした戸車を持ってホームセンターでそれと同じ寸法のものを探すことにしました。
※ホームセンターではいろいろなタイプの戸車があるのではずした戸車の現物を持っていくことをおすすめします。
2.鍵受けのズレ
戸車の高さ調整がきかなくなると引戸どうしが斜めにずれた状態になってしまいます。
結果として鍵受けの穴の位置がズレてしまいます。
引戸が斜めにずれた状態だとサッシ枠のところで隙間ができたり、開閉時にガタガタしたりする原因となります。
下の図のような症状が出てきたら戸車の劣化を疑い、壊れてしまう前に交換したほうがいいと思います。
鍵パーツと戸車を購入
鍵パーツ
サッシに開けられた穴をはかりその寸法に合った鍵パーツを購入しました。
実際取り付けてみないと合うかどうかわからなかったので、スペーサーなどいろいろと調整するパーツが付いているものを選びました。
戸車
いろんな種類がありましたが、サッシにちょうど合う寸法のものがあったのでそれを購入しました。
側面から高さが調整できるみたいなのですがうまく既存のサッシの穴に合うかどうか少し心配でした。
※はずした戸車の現物とコンベックスを持っていったのでその場で寸法をはかりサイズを確認しました。
実際に取り換えてみる
戸車の交換はサイズが合ったのが見つかったので簡単に取替えられました。
高さはサッシ側面の穴からプラスドライバーで調節できます。
鍵パーツのほうは思った以上にデカかったため穴を金物のヤスリで拡張しました。
引戸と引戸の隙間の高さ調整するスペーサーがちょうどよいものがなかなかなかったのです。
扉を閉めるとき少しこすれますが許容範囲だということで良しとします。
穴を少し大きく削ってしまったために鍵受けの引っかかりにうまく調整するのに一苦労しました。
何度か位置を調整してうまく合う位置で固定しました。
まとめ
最初は鍵を変えるだけだと思っていましたが、原因が戸車の劣化にあったことは盲点でした。
鍵がかからなくなったら戸車の高さをうまく調整すればいいということを知ることができてよかったと思います。
鍵が閉まらなくなったら
「根本的な原因は戸車の劣化にあり」
をこころにとどめておこうと思います。
最後の鍵受けの調整は少し大変でしたが、戸車の交換は思ったほど難しくはなかったです。これでとりあえずひと安心です。
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