事故車はディーラーに運ぶことが重要!過失割合100:0の後悔しない自動車事故の対応
自動車事故を経験した時に、こうすればよかったなど後から考えるといろいろとその時の対応の失敗点などがわかります。
事故対応は保険会社に
お任せでいいんじゃない?
保険会社に任せるにしても事故対応は自分で決めることが多々あり、その対応次第では後から後悔することになります。
今回は自動車事故で相手が100パーセント悪い場合はこのように対応したほうがいいなど自分の失敗例を参考に事故対応していただければ幸いです。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
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事故対応は最初が肝心です
最初に注意したい項目は以下の通りです。
①相手に100パーセントの過失を認めさせること
②事故車をディーラーに運ぶ
過失割合について
自分の場合は100パーセント相手が悪いと事故したその場で認めさせました。
これをしないと後で、相手の保険会社が事故の状況を詳しく聞いてきて過失割合で少しでも自分に過失があるように話を進めてきます。
その場で相手の過失が100パーセントと認めさせることは重要です。
事故車はディーラーに運ぶ
事故車をそのままにしておくわけにはいかないのでレッカーを呼ぶことになるのですが、その時重要なのは事故車を運ぶところです。
事故車を警察の言うままに、地元の安い修理工場にもっていかれると支払われる保険料が少なくなります。
この点は注意しないと警察は地元の修理工場に紹介することでバックをもらっているのではと疑いたくなるようなお決まりの流れになってしまいます。
①夜中なので地元の修理工場へ
↓
②代車や駐車代など料金が追加でかかる
↓
③地元の安い修理工場で修理の見積もりを取る
↓
④結果、修理に支払われる保険料が安くなる
自分の場合は事故が夜中でディーラーがあいていなかったので、仕方なく警察の言うままに地元の安い修理工場に持っていったのですが
あとで、しっかりとしたディーラーに運びなおせばよかったと後悔しています。
自分の場合の事故の状況
自分の場合の事故の状況は
停止線で前で、信号が赤だったので信号待ちしていた時に、左折してきた相手の車がスピードを出して曲がりきれずに、ドリフトして自分の車に正面衝突してきました。
衝突の衝撃で後ろに弾き飛ばされて、隣地の塀に後ろを再度衝突しました。
信号が赤で停止線でしっかり止まっていたので相手の100パーセントの過失を認めさせることができました。
その他の後から後悔した点
地元の修理工場で自動車の修理代の見積もりを取ったのですが、やはり安かったです。
見積もり総額は624,795円
事故した車はアトレーワゴンなのですが、仕事でバンタイプの車はとても便利なので、同じ型の車を買い替えることも考えました。
中古で探しても120万~150万円するので修理代金分しか保険金がおりないのであれば、60万からの実費が必要となります。
仕方なく中古で買い換えるのは断念し、修理する方向で決めました。
このときディーラーで修理代を見積れば2~3割り増しの見積もり金額になって保険金がもっと高くなり、買い替えも検討できたと思います。
人身事故の休業損害について
衝突した衝撃で怪我をしました。衝突時の衝撃であとから首や腰、胸、お尻などが痛くなり地元の整形外科に通院することになりました。
医者に診断された怪我の内容は以下でした。
・頚椎捻挫
・腰椎挫傷
・胸部挫傷
・右臀部、右肘挫傷
診断された内容だと3ヶ月ほどの通院が必要とのことでした。
私の場合は1週間に1回~2回のペースで3ヶ月間、合計日数15日の通院しました。
人身事故なので治療費はもちろん相手側の保険で支払われるですが、この通院日数に応じて支払われるのが休業損害と傷害慰謝料です。
自賠責保険は治療費や休業損害、傷害慰謝料などの全ての合計が限度額の120万円と決められていてそれ以上は自動車保険(任意保険)が補償する仕組みになっています。
なので当然かもしれませんが、自動車保険(任意保険)の会社としては自賠責保険の限度額120万円でおさめようとしてきます。
私があとから後悔した点はこの休業損害と傷害慰謝料の部分です。
もう少しまじめに整形外科に通院して、せめて週3日程度の合計の通院日数を30日以上通えばよかったとあとから後悔しました。
計算すると
通院日数15日の場合
・休業損害
5,700円×15日=85,500円
・傷害慰謝料
4,200円×15日×2倍=126,000円
—————————————–
小計 211,500円
通院日数30日の場合
・休業損害
5,700円×30日=171,000円
・損害慰謝料
4,200円×30日×2倍=252,000円
—————————————–
小計 423,000円
と通院日数が15日と30日とは20万近くかわってきます。
自賠責保険は強制保険なので人身事故をした場合は、限度額の120万円まで補償されて当然と考えたほうがいいと思います。
私は自賠責保険の限度額120万円ぎりぎりになるまで通院すればよかったと後で後悔しました。
事故減価額証明書について
事故を起こした自動車を売る場合は、しっかりと修理をしても事故車扱いとなり買取額が下がります。
その買取額が下がった分のことを評価損(格落ち)として相手の自動車保険の会社に請求することができます。
この請求をして少しでも支払われる損害賠償額を上げようとしました。
具体的に必要な手続きは
・日本自動車査定協会などで
「事故減価額証明書」を発行してもらう
ことが必要となります。
日本自動車査定協会に査定費用として15,070円支払い査定してもらいました。
しかしながら「事故減価額証明書」で提示された金額は137,000円でした。
修理代金の624,795円と評価損の137,000円を合計しても761,795円となり、同じ車種の同じ年式の中古車価格にはとどきませんでした。
結局は査定費用の15,070円は無駄になってしまいましたが、少なくとも修理してもらい乗り続ける決意はできました。
地元の修理工場ですが対応がすごく親切だったので、せめて評価損の137,000円分を地元の修理工場にあげたいと思うようになりました。
ぎりぎりで安く修理してもらうより、しっかりと利益を取った上で修理に取り掛かって欲しかったので、修理を頼んだ地元の修理工場での見積金額を上げるように指示しました。
修正してもらった見積もり金額は710,245円となりました。これが最終的な損害額となります。
少なくとも差額分の85,450円は地元の修理工場の利益になってくれたと思います。
※追記:地元の修理工場は2018年に破産してしまいました。良心的で、ぎりぎりで安く修理を請負っていたのが原因だと思います。なんか残念ですね…
まとめ
過失割合100:0の失敗しない自動車事故の対応として自分の後悔したことなどを見てきたわけですが、注意点をもう一度おさらいします。
①相手に100パーセントの過失を認めさせること
②事故車をディーラーに運ぶ
③通院日数は30日以上通う
④評価損(格落ち)の請求をする
上記のことに注意しましょう。
特に重要なのは事故車をディーラーに運び修理の見積もりを取ることだと思います。
過失割合100:0のもらい事故は自分にとっては不慮の事故です。変にいい人にならず、自賠責保険は強制保険なので限度額120万円までもらって当然と考えましょう。
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