【建築士の転職】アトリエ系設計事務所は一級建築士を取る前に転職を考えよう

アトリエ系の設計事務所に入ったら転職すること前提で働くことをおすすめします。

アトリエ系の設計事務所って給料や労働環境などの待遇を考えたらデメリットだらけだからです。

主催する建築家を尊敬していて何かを学び取りたいという気持ちが薄れてしまったら早めに転職を考えましょう。

どのタイミングで転職をすればいいの?

アトリエ系設計事務所の仕事をひと通りマスターして、そろそろ自分のために一級建築士の資格の勉強をしようと考えだしたタイミングがベストです。

私は18年間(2024年現在)注文住宅やリノベーションを中心に設計事務所を運営してきましたが、

建築士として独立するまでに数多くの転職を繰り返してきました。

今回はアトリエ系設計事務所は一級建築士を取る前に転職を考えた方がいい理由をご紹介します。

この記事を読むと以下のことがわかります。

この記事でわかること

・一級建築士を取る前に転職するメリット

・アトリエ系設計事務所に残るデメリット

上記のことがわかります。

アトリエ系設計事務所で寝ずに頑張れるのは3〜5年が限界だと思います。

それ以降は一級建築士の資格を取り、自分の思い描いたキャリアを積み重ねるために転職した方が独立するためには近道となります。

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」をしっかりとマスターした人は、次は自分のためにキャリアを積み重ねられる環境を手に入れましょう。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!

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アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」

アトリエ系設計事務所に就職して2,3年が経つと、そろそろ一級建築士の資格を取ろうと考え始めると思いますが、

その前に、自分がアトリエ系設計事務所で何をしてきたのかをしっかりと振り返りましょう。

まだここが足りていないと思ったのなら一級建築士の資格の勉強より先に「いまやるべきこと」を優先することをおすすめします。

なぜなら、休職(又は退職)や転職してしまったらできないことだからです。

アトリエ系設計事務所にいる間に「いまやるべきこと」をしっかりと実践しておきましょう。

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」の代表は以下になります。

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」

・仕事に対する姿勢や思想を学ぶ

・基本設計で関係法令を学ぶ

・実施設計での図面の描き方を学ぶ

・打合せで施主の求めることを学ぶ

・現場監理のしかたを学ぶ

・事務所OBと仲良くなる

・建設会社とのコネクションを作る

仕事に対する姿勢や思想を学ぶ

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」は、仕事に対する姿勢や思想を学ぶことです。

アトリエ系設計事務所を主催する建築家や社長の仕事に対する姿勢や思想はアトリエ系設計事務所にいないと学べないことだからです。

ここで学んだ仕事に対する姿勢や思想は、独立後に自分の設計に対しての向き合い方を決める重要な要因になります。

学生のうちは、お客さんの要望に沿って設計して報酬をもらうことはないので、仕事として設計することがとても勉強になります。

また、主催する建築家の思想をしっかり学び、自分の言葉として置き換えて身につけましょう

基本設計で関係法令を学ぶ

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」は、基本設計で関係法令を学ぶことです。

基本設計で建築基準法や関係法令の全体像を頭の中に叩き込んでおくと、一級建築士の試験勉強にも役に立つからです。

私の場合はマンションの基本設計が多かったのですが、

建蔽率や容積率の計算はもちろん、共同住宅ならではの避難規定や消防法などをひと通り学びました。

初めて建築基準法や関係法令に触れたときは、学生の頃とは違う設計の決まり事があることに知りショックを受けました。

基本設計で関係法令を学ぶことで、建築を設計することの難しさや厳しさのようなものを実感しました。

実施設計での図面の描き方を学ぶ

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」は、実施設計での図面の描き方を学ぶことです。

設計事務所によって図面の雛形や描き方が決められているので、過去の建築の実施設計図面を参考にするととても勉強になるからです。

アトリエ系設計事務所では過去の建築の実施図面がその事務所の財産みたいなものです。

自分の勉強したい過去の建築図面はコピーをとって製本して自分で保管することがおすすめです。

実施設計を経験すると、ひとつの建築に対して描かなければならない図面の多さを実感することができます。

その設計事務所がどこまでこだわりをもって設計しているのかをしっかりと学びましょう。

打合せで施主の求めることを学ぶ

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」は、打合せで施主の求めることを学ぶことです。

施主の求めることを設計に落とし込むことで、設計的な配慮ができるようになるからです。

学生のことは施主のことなんか考えずに、自分の作りたい建築を設計していたと思います。

設計の実務では必ず施主がいます。

ある程度、物件を任されるようになると施主との打ち合わせに立ち会うことになると思います。

施主の話をよく聞き、求められる条件を満たすように設計をしましょう。

私の師事していたアトリエの先生は

「よい設計とは求められる条件を満たした上で、それ以上のものを提案することだ」

ということをよく言っていました。

そこまでの提案はすぐにはできませんが、

まずは施主が求めることを学び、求められた条件を満たす設計ができるようになりましょう。

現場監理のしかたを学ぶ

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」は、現場監理のしかたを学ぶことです。

自分の描いた図面が現場でどのように実際の建築になっていくのかを学ぶことができるからです。

設計事務所によってそれそれの現場監理の方法があります。

しっかりとした施工会社なら現場を任せてもよいのですが、なかなかうまく図面意図が伝わらないで現場が納まらないことはよくあります。

現場でのトラブルは現場監督や業者としっかりと話し合った上で、現場での代替案を考えてから先輩や上司に報告したほうがいいと思います。

現場でのディスカッションがとても勉強になるので疑問に思っていることを職人さんや現場監督に積極的に質問しましょう。

日頃から現場にまめに赴き、現場監督としっかりとコミュニケーションをとり、工事の進み具合をしっかりと把握しましょう。

事務所OBと仲良くなる

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」は、事務所OBと仲良くなることです。

設計事務所OBは実施設計が間に合わない時など、外注としてですが助けてくれるからです。

また、設計でわからないことがあれば親身になって相談にのてくれます。

設計事務所のOB会などがあれば積極的に参加しましょう。

事務所OBと仲良くなると、自分が独立した時に仕事を振ってくれたりもします。

自分ひとりでは手がまわらない案件を受注した際に、協力してくれる設計事務所の存在はとても頼りになります

アトリエ系設計事務所を選ぶ時は事務所OB会がしっかりと機能しているところを選びましょう

建設会社とのコネクションを作る

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」は、建設会社とのコネクションを作ることです。

建設会社とのコネクションがあると基本設計の段階での概算見積もりや工事業者の紹介など相談できるからです。

実施設計の相見積もりをとる場合など、建設会社とのコネクションがあると安い見積もりを作ってくれたりします。

また、独立後に仕事がない時に図面作成の仕事を振ってくれたりします。

建設会社とのコネクションは設計監理をする場合でもメリットがあります。

建設会社としっかりとした信頼関係があれば、

現場がスムーズに進むため、手離れの良い現場になり現場監理に時間を割かずにすむようになります。

一級建築士を取るための3つの選択肢

まずやるべきことは、アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」をもう一度確認する事です。

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」を学んだら、一級建築士の資格の勉強を始めましょう。

一級建築士を取るための3つの選択肢は以下になります。

一級建築士を取るための3つの選択肢

・休職して資格の学校に通う

・転職して独立のための力を蓄える

・仕事を減らしてもらう

建築士の勉強ができる体制づくり

アトリエ系設計事務所に就職して仕事を一通りおぼえた人が、まず最初にぶち当たるのが一級建築士の勉強する時間がないことだと思います。

建築士の勉強ができる体制づくりをどのようにするかでその後の人生に大きく影響してきます。

とにかく早く一級建築士の資格を取って独立したい人におすすめなのは、休職することです。

いま勤めている設計事務所に無理を言って仕事を減らしてもらうのは、その設計事務所の体制にもよりますが、

その先の転職を考えるとなかなかやめずらくなるため、私はあまりお勧めしません。

休職して資格の学校に通う

一級建築士を取るための選択肢のひとつ目は、休職して資格の学校に通うことです。

休職して時間を作ることで資格の勉強に集中できる環境を手に入れることができるからです。

休職をする場合は日建学院や総合資格などの資格の学校に通いましょう

ひとりで勉強すると周りの状況や試験までのスケジュールがわからずにベストな状態で試験に臨むことが難しいと思います。

資金的に厳しい場合は、賃貸を引き払って実家に帰り、地元の資格の学校に通うのがおすすめです。

私の場合は、設計事務所を会社都合にしてもらい退職して地元に帰って、1年間だけ資格の勉強に集中する体制を作りました。

雇用保険に入っていたので失業手当をもらい資格の学校へ通うお金を作りました。

転職して独立のための力を蓄える

一級建築士を取るための選択肢のは、転職して独立のための力を蓄えることです。

転職する場合は一級建築士の資格を取るまで転職先の社長や上司に定時で帰ることを承諾してもらいましょう

一級建築士ので合格するには毎日の勉強の積み重ねが必要です。

毎日、定時に帰って資格の学校に通って勉強しましょう

転職先は資格取得後も独立のための力を蓄えるために、しばらくお世話になるので、自分のやりたい建築を作っている会社を選びましょう。

転職先の会社は組織設計事務所か建設会社がいいのですが断然、建設会社がおすすめです。

建設会社への転職すると、資格の学校の学費を負担してくれたり資格取得の賞与があったりするからです。

また、建設会社への転職は最強の設計事務所を作るための布石になります。

最強の設計事務所を作るためのロードマップについてはこちらの記事をご参照ください↓

建設会社を探すならこのサイトがおすすめです↓

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建設業界専門の転職エージェントなので、業界トップクラスの求人案件の中から自分に合った建設会社と出会えます。

転職先で私がおすすめするのは大手・中堅ゼネコンです。

大人数で組織がしっかりしている会社が多いからです。

チームでの仕事は自分に課せられる責任の範囲を自分の都合に合わせて決められるので、自分の仕事が終われば気兼ねなく定時で帰ることができます。

仕事を減らしてもらう

一級建築士を取るための選択肢のは、仕事を減らしてもらうことです。

アトリエ系設計事務所で建築士の勉強ができる体制作りをするためには、所長と交渉して仕事を減らしてもらいましょう

正直なところ、この選択肢がいちばん難しいです。

アトリエ系設計事務所の場合は建築規模が小さいので、担当の仕事をひとりでしなければならない場合が多いからです。

自分の仕事量を減らすためには新人所員やアルバイトを雇っとってもらう必要があります。

資格の勉強をする時間を確保するために、模型制作や図面作成などの雑務を新人所員やアルバイトに任せてしまいましょう。

一級建築士を取る前に転職するメリット

一級建築士を取る前に転職するメリットは以下になります。

一級建築士を取る前に転職するメリット

・建築士の勉強ができる体制づくりができる

・キャリアアップして独立までの近道を歩める

・設計事務所の番頭にならなくて済む

・建築設計業界以外の人脈が広がる

・資格取得時の特別手当が期待できる

建築士の勉強ができる体制づくりができる

一級建築士を取る前に転職するメリットは、建築士の勉強ができる体制づくりができることです。

先にご紹介した3つの選択肢があるのですが、建築士の資格を取得するためには勉強できる体制づくりが重要になるからです。

一級建築士をとってからの方が転職には有利じゃない?

確かに資格をとってからの方が転職するには有利になります。

しかしながら、アトリエ系設計事務所でひと通り仕事ができるのであれば、資格はなくともどこの会社に行っても通用すると思います。

それに、一級建築士をとってからだと所属建築士になったり、管理建築士になったりして設計事務所から転職することが難しくなる場合が多いです。

設計事務所としてもせっかく一級建築士になってくれた人材を簡単に手放すことは望まないです。

キャリアアップして独立までの近道を歩める

一級建築士を取る前に転職するメリットは、キャリアアップして独立までの近道を歩めることです。

アトリエ系設計事務所で学んだことを活かして転職すれば、若いうちに多くの経験を積むことができ独立までの近道が歩めるからです。

一級建築士をとってからだと何が悪いの?

一級建築士を取得してからだと自分の進む道が固まってしまう場合が多いです。

アトリエ系設計事務所だけでなく、建設会社や工務店なども経験することで自分だけのキャリアアップが可能になります。

そこで得られた幅広い人脈が、設計事務所として独立してからの成功につながります。

設計事務所の番頭にならなくて済む

一級建築士を取る前に転職するメリットは、設計事務所の番頭にならなくて済むことです。

設計事務所の番頭になってしまうと、設計業務以外の仕事に追われて、デザインや設計に集中する時間が減ってしまいます。

番頭になった方が自分の仕事量をコントロールできるんじゃない?

事務所全体の仕事に目を光らせておく必要があるため、

自分の抱えている仕事だけでなく、後輩の仕事の指導や進捗状況などをチェックするなど仕事量は増えます

番頭としての業務を任せられる前なら気兼ねなく転職することができます。

建築設計業界以外の人脈が広がる

一級建築士を取る前に転職するメリットは、建築設計業界以外の人脈が広がることです。

建築設計業界で長く過ごしてしまうと、他の業界や職種の人に出会う機会が少なくなってしまうからです。

他の業界の人との人脈はどう役にたつの?

他の業界の人との人脈が広ければそれだけ新しい仕事がくる機会が増えます。

同じ設計業界同士で人脈を広げても、仕事につながることは滅多にありません。

建設会社だけでなく、メーカーや業者などとも人脈を広げることで、どのような仕事が来ても対応できる能力が身につきます

資格取得時の特別手当が期待できる

一級建築士を取る前に転職するメリットは、資格取得時の特別手当が期待できることです。

建設会社に転職して一級建築士の資格を勉強すると、資格の学校の学費を負担してくれたり資格取得の特別手当があったりするからです。

設計事務所だと特別手当はないの?

アトリエ系設計事務所だと一級建築士になって当たり前という風潮が強いので、資格取得の特別手当は期待できないです。

せっかく資格の勉強をするのであれば、学費の負担や特別手当があった方がモチベーションは上がります

また、新しい職場で資格取得を果たすことで、昇進や待遇の改善が期待できることもあります。

アトリエ系設計事務所に残るデメリット

アトリエ系設計事務所に残るデメリットは以下になります。

アトリエ系設計事務所に残るデメリット

・成長できる仕事がない

・自分の影響力がつかない

・自分の作品にならない

・労働時間に縛られる

・報酬に上限がある

成長できる仕事がない

アトリエ系設計事務所に残るデメリットは、成長できる仕事がないことです。

主催する建築家の先生の意向にもよりますが、

アトリエ系設計事務所の場合は、お金になるかどうかわからない新しい試みやチャレンジできる仕事に巡り会える機会が少ないからです。

なんで巡り会える機会が少ないの?

アトリエ系設計事務所で番頭クラスになると後輩の面倒や仕事の指示などの雑務が多くなったり、実益のある仕事を任されるようになるからです。

私もアトリエ系設計事務所で働いていたときに、

規模が大きい建築設計しか受けない先生だったので個人住宅の設計に巡り会えるチャンスが極端に少なかったです。

設計事務所の規模や主催している先生の意向にもよりますが、自分が成長できる仕事がないのであれば転職を考えましょう。

自分の影響力がつかない

アトリエ系設計事務所に残るデメリットは、自分の影響力がつかないことです。

アトリエ系設計事務所の場合は、主催する建築家の先生の影響力でくる仕事がほとんどだからです。

大事な仕事をこなし事務所内を取り仕切っていれば事務所内での影響力は上がりますが、

事務所の肩書きがなくなったとたんにその影響力はなくなります

自分の影響力をつけるにはどうすればいいの?

SNSやブログなどで自分の建築に対する考え方などを発信する必要があります。

自分自身に影響力がないと、いざ設計事務所が廃業になった時に新規で仕事を取ることができないです。

アトリエ系設計事務所に在籍している間に主催する建築家の先生の影響力を利用して、自分自身に影響力がつくような立ち回りをしておきましょう。

自分の作品にならない

アトリエ系設計事務所に残るデメリットは、自分の作品にならないことです。

すばらしい建築を建てたとことで自分の名前が世の中に出ることはないからです。

代表である建築家の先生の作品として世の中に発表されるのが一般的です。

よほどの設計事務所内部を知る人でないと誰が担当したのかを知ることはありません。

自分の作品にならないデメリットって何があるの?

建築作品に自分の名前が残らないということは、いくらがんばっても自分の資産にならないということです。

事務所の中での信頼が増し、その分に見合っただけの賞与が支払われるのであればいいのですが、

すばらしい建築を建てたところで設計事務所か代表の建築家の手柄になるだけです。

労働時間に縛られる

アトリエ系設計事務所に残るデメリットは、労働時間に縛られることです。

設計事務所は営業のように成果報酬ではなく、労働時間で管理されている場合が多いからです。

また、社長や営業と一緒に打合せに付き合うと、土日や休日に出勤しなければならないことが多々あります

アトリエ系設計事務所だと労働時間なんてあってないようなものじゃない?

確かに、締切期限のあるプロジェクトの場合は徹夜作業は当たり前です。

やり終えるまでのスケジュールは個人の判断に委ねられるため、労働時間が不規則になることがあります。

また、プロジェクトの急な変更に対応するため、残業や夜間の作業が発生することもあります。

報酬に上限がある

アトリエ系設計事務所に残るデメリットは、報酬に上限があることです。

設計・監理料がいくら多くても給与として支払われるので報酬に上限が決められているからです。

設計事務所を独立すると報酬はどうなるの?

個人でやっている設計事務所の場合は設計・監理料の収益やプロジェクトの利益がダイレクトに入ってきます

もちろんその中から税金や運営費用が引かれるのですが、金額的に大きなお金を手にすることができます。

設計事務所に所属すると独立して働く場合と比較して、収入の伸びしろが制限される可能性があります。

もちろん、ボーナスや特別手当として報酬の一部をもらえることはありますが、

アトリエ系設計事務所の場合は建築家の先生にお金の交渉するのは難しいでしょう。

アトリエ系設計事務所からのおすすめ転職サイト

アトリエ系設計事務所からのおすすめ転職サイトは以下になります。

アトリエ系設計事務所からのおすすめ転職サイト

RSG建設転職

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取り扱っている求人数はどのサイトよりも数多くあります。

ビズリーチ

こちらもテレビCMなどで有名な転職サイトです↓

建設業界の転職サイト:ビズリーチ

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ビズリーチは、他の転職サイトでは掲載していない「非公開求人」を多数保有しています。

一般には公開されていない求人にアクセスでき、より多くの選択肢に出会えます。

アーキテクト・エージェンシー

㍿クリーク・アンド・リバー社という人材紹介事業をおこなっている会社が運営そする転職サイトです↓

アーキテクト・エージェンシー

大手企業や有名企業の求人、例えば東急建設株式会社や戸田建設株式会社、森ビル株式会社、株式会社久米設計、株式会社日建設計などがあります。

もちろん他にもたくさんの企業の求人を取り扱っていますが、建築業界特化しているだけあって、大手企業からの信頼が厚い転職サイトです。

A-worker

ユニオンシステム株式会が運営する設計事務所に特化した転職サイトです↓

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2020年8月にリニューアルしたまだ新しいサイトなので、掲載数は少ないのです。

A-workerは建築設計事務所に特化した求人サイトです。

設計業界に特化したサイトならではのWEB履歴書で専門分野の強みや建築スキルを細かくアピールできます。

設計事務所の担当者と直接チャットができるので話して聞きたい不安を解消できます。

検索項目が細かく設定されているため自分に合った転職先を探しやすい、これから期待のサイトです。

まとめ

今回はアトリエ系設計事務所からの転職を考えている人や一級建築士の資格を取ろうと考えている人に対して、

アトリエ系設計事務所は一級建築士を取る前に転職を考えた方がいい理由をご紹介してきました。

まとめると以下になります。

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」

・仕事に対する姿勢や思想を学ぶ

・基本設計で関係法令を学ぶ

・実施設計での図面の描き方を学ぶ

・打合せで施主の求めることを学ぶ

・現場監理のしかたを学ぶ

・事務所OBと仲良くなる

・建設会社とのコネクションを作る

一級建築士を取る前に転職するメリット

・建築士の勉強ができる体制づくりができる

・キャリアアップして独立までの近道を歩める

・設計事務所の番頭にならなくて済む

・建築設計業界以外の人脈が広がる

・資格取得時の特別手当が期待できる

アトリエ系設計事務所に残るデメリット

・成長できる仕事がない

・自分の影響力がつかない

・自分の作品にならない

・労働時間に縛られる

・報酬に上限がある

アトリエ系設計事務所からのおすすめ転職サイト

アトリエ系設計事務所で寝ずに頑張れえるのは3〜5年が限界だと思います。

それ以降は一級建築士の資格を取り、自分の思い描いたキャリアを積み重ねるために転職した方が独立するためには近道となります。

アトリエ系設計事務所で「いまやるべきこと」をしっかりとマスターした人は、次は自分のためにキャリアを積み重ねられる環境を手に入れましょう。

この記事が少しでも一級建築士を取り独立したい人のお役に立てれば幸いです。

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アーキトリック一級建築士事務所

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