これは付けるべき!10万円以下で付けられる住宅設備のオプション9選
注文住宅を建てる際にすべての設備を標準の中から選ぶのは難しいです。
かといって、あれもこれもとオプションのものを選んでしまうと、あっという間に現実的ではない見積もり金額になってしまいます。
どのオプションを選べばいいの?
住宅設備のオプションは様々ありますが、予算をしっかりと把握しながら自分にとって必要なものは何かを考えましょう。
私は17年間(2023年現在)注文住宅やリノベーションを中心に設計事務所を運営してきましたが、
住宅設備に関しては毎年様々なオプション機能が発表されるので、最後まで悩まれるお客さんが多かったです。
今回は10万円以下でつけられるおすすめの住宅設備のオプションを9個ご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
この記事でわかること
・おすすめの住宅設備のオプション
・使うともう手放せない住宅設備
上記のことがわかります。
ハウスメーカーによっては標準でついているものもありますが、もし数万円の値下げのために、
今回ご紹介する住宅設備を外そうとしているならそれは考え直したほうがいいかもしれません。
住宅設備は毎年新しい機能が発表されどれにしようか迷うことが多いと思います。
ショールームで現物を確認して、しっかりとメリット・デメリットを知った上で選択するようにしましょう。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を17年間(2023年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
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目次
おすすめの住宅設備のオプション
10万円以下でつけられるおすすめの住宅設備のオプションは以下になります。
おすすめの住宅設備のオプション
EV・PHEV充電用コンセント
EV・PHEV充電用屋外コンセント200V
¥2,707(工事費用別)
補助金など国の取り組みもあって電気自動車の普及率は年々伸びてきています。
今後のことを考えると例え今は電気自動車ではないとしても、
EV・PHEV充電用コンセントは、車を所有している方はつけておいた方が良い住宅設備です。
一応、後付けも可能ではあるのですが、後付けだと分電盤や配線工事などの関係で費用が倍以上かかってしまいます。
今の時点では電気自動車を所有していなくて車の買い替えもまだ先の予定でしたら、とりあえず100Vの普段使い用の電源として設置しておいて、
いざ必要になった時に200Vの充電用コンセントに切り替えができるようにしておけば無駄になりません。
事前に伝えておくことでこのような切り替え工事に対応した仕様で設置してもらうことが可能です。
室内物干し
室内物干しも設置には基本的に下地が必要なため、家を建てる段階でつけておく方が安心です。
室内物干しにはスポット型や昇降式などといった種類があります。
スポット型は物干し竿を片付けるスペースが必要ですが、
例えば川口技研さんの「ホスクリーンSPE型」であればポール1本につき8kgまで干すことができます↓
川口技研 ホスクリーンSPE型
¥1,767
つまり、物干し竿を使用する場合はポールが2本必要なので合計で16kgまで干すことができます。
一方、「ホスクリーンの昇降式URB型」は吊り下げ可能重量が8kgとスポット型の半分になってしまいます↓
川口技研 ホスクリーンの昇降式URB型
¥20,246
しかしながら、使用しないときは天井にある本体に収納できるので、物干し竿の収納場所がない方は昇降式がおすすめです。
室内干しのメリットとしては、外に出る必要がないので家事動線が短くなることや、花粉や排ガスの汚れが洗濯物につかないなどがあげられます。
また、外出中に雨が降ったり洗濯物を取り込むのを忘れたりしても大丈夫な点や、周囲の目を気にせず洗濯物を干せるといった点もうれしいですよね。
手元スイッチ付きシャワーヘッド
ミストップ リッチシャワー マイクロナノバブル SH216-2T
¥12,800
手元スイッチ付きシャワーヘッドであればシャワーの出しっぱなしを防ぐことができるため、節水効果が期待できます。
また、子どもやペットのシャンプーを流す時にハンドル操作のために目を離す必要がなくなりますし、
シャワーのハンドルに手が届かない場所を掃除する際にも、
その場でシャワー操作ができるため、こだわりのシャワーヘッドがない方はとりあえず設置しておくと便利です。
元の水を止め忘れたまま放置すると水圧がかかってホースに負担がかかってしまいます。
シャワーを使用し終わったら、必ずハンドル操作してシャワーを止めるようにしましょう。
タッチレス水栓
LIXILキッチン用タッチレス水栓 RSF-672 乾電池式
¥49,980(工事費用別)
タッチレス水栓は本当におすすめのオプションです。
別になくても困らないから、いらないかなと考えている方もいると思います。
確かにタッチレス水栓は劇的に生活が変わったという感動は少ないかもしれませんが、
使用しているうちにタッチレスではない水栓にストレスを感じるくらい便利な住宅設備です。
タッチレス水栓は電力で動いていて電源式と電池式のどちらかであることが多いです。
電力で動いていると言われると、
「停電時に水道が使えなくなるのでは?」
と心配になる方もいると思いますが、
タッチレス水栓にしても、停電時に水道を使用することはできます。
ただし、電源式の場合は停電時にシンク下にあるハンドルを手動で操作する必要があります。
停電時の利便性を考えると台風などの影響で停電することが多い地域にお住まいの方は電池式の方がおすすめです。
標準水栓からの変更費用は7〜8万円程度です。
トイレ内の手洗いキャビネット
トイレ内に手洗いがないと来客時に洗面所まで行ってもらう必要があります。
そもそも、トイレの後に洗ってない手でドアノブを触るのはあまり衛生的ではありませんよね。
来客時のことやドアノブをこまめに消毒する手間を考えると、手洗いキャビネットはあった方がいいでしょう。
お値段はLIXILさんのコフレルで79,000円〜となっています。
LIXIL コフレル YL-DA83SCHE-N
¥41,700(工事費用別)
取り付け工事費は会社によって異なるのでハウスメーカーの担当者に確認しましょう。
リビングのハイドア
ハイドアとは一般的に2m以上のドアのことで、とくに天井まで届くドアのことを指すことが多いです。
天井までの高さのものはフルハイドアとも呼ばれています。
リビングにあるドアのうち、1つだけでもハイドアにすると部屋が広く見えるのでおすすめです。
ハイドアにはインテリア性に優れている上に、細長いものを部屋に搬入しやすくなります。
デメリットとしては、重たいことがよく挙げられるのですが、
正直なところ確かに昔のハイドアは重たかったですが、現在取り扱われているハイドアに関して重さは改良されています。
高さがある分、空気抵抗を感じるなんて声もありますが、実際に使ってみた感想としてはハイドアの開閉で特に重さを感じることはなかったです。
気になる方はぜひモデルハウスなどで体感してみましょう。
ただし、造作のハイドアの場合は木材の反りが影響して立て付けが悪くなることがあります。
神谷コーポレーションさんのフルハイドアは木材の反りに対して永久保証を行っているので、
どうしてもドアの反りが心配な方は、神谷コーポレーションさんのドアから選ぶと安心です↓
神谷コーポレーションさんの定番モデルのCUBEは76,000円から購入可能です。
コンセントの増設
せっかくの注文住宅ですから、なるべく延長コードのお世話にならないようにコンセントの増設をしておくことをおすすめします。
特に玄関や洗面所、キッチンなどはコンセントの数が不足しがちな場所なので、多めに設置しておくと安心です。
新築時のコンセント追加費用は1カ所につきおよそ3,000円〜5,000円ですが、
後から増設する場合は場所によっては新築時の3倍以上することもあります。
なんとなくでコンセントの数を決めると失敗します。
どこでどの家電を使うのかを実際の生活を具体的にイメージして設置場所を考えましょう。
足りないと思った場所には積極的にコンセントの増設をするようにしましょう。
スマートスピーカー対応の照明
SwitchBot LEDシーリングライト 6畳 Alexa
¥5,980
タッチレス水栓と同様、なくても別に困らないという方も多いかもしれませんが、
一度使うと手放せなくなるオプション設備が、スマートスピーカーに対応した照明です。
いわゆるスマートライトと呼ばれるものです。
Wi-FiやBluetoothを利用してスマホで調光やスイッチのオンオフ、遠隔操作などができます。
スマートスピーカーでの操作も可能なので、日常的にGoogleアシスタントやAmazon echoなどのスマートスピーカーを利用している方には特におすすめです。
なんといっても、いちいち壁面スイッチまで行かなくても声をかけるだけで、照明の操作ができるのが便利です。
例えば、照明のスイッチがある場所まで移動してスイッチを押す作業に、朝起きてから寝るまでの1日で合計でだいたい1分の時間を費やしているとします。
たった1分と思うかもしれませんが、1ヶ月で30分、1年で約6時間、5年で約30時間にもなります。
スマートスピーカー対応の照明ならドアを開けながらだったり、カーテンを閉めながらだったりと別のことをしながら電気のオンオフができます。
そのため、実質照明操作にかける時間は0分になります。
浮いた時間を丸々別に使用することができると思うと、導入する価値はありますよね。
屋外コンセントカバー
APPY 屋外コンセントカバー
¥3,800(工事費用別)
これは完全に意識してなかったという方も結構多いと思います。
屋外コンセントカバーも実はオプションでつけるべき住宅設備の一つです。
なぜかというと、どこのメーカーもだいたい標準カバーはあまりおしゃれではないからです。
せっかく外構に気をつかった家づくりをしても、屋外コンセントカバーが標準だと一気に垢抜けない印象になってしまいます。
数千円で変更が可能なので、オプションカバーへの変更は忘れないようにしましょう。
まとめ
今回は住宅設備をどれにしようか悩んでる人や住宅設備を付けなくて後悔したくない人に対して、
10万円以下でつけられるおすすめの住宅設備のオプションを9個ご紹介してきました。
まとめると以下になります。
おすすめの住宅設備のオプション
ハウスメーカーによっては標準でついているものもありますが、もし数万円の値下げのために、
今回ご紹介する住宅設備を外そうとしているならそれは考え直したほうがいいかもしれません。
住宅設備は毎年新しい機能が発表されどれにしようか迷うことが多いと思います。
ショールームで現物を確認して、しっかりとメリット・デメリットを知った上で選択するようにしましょう。
この記事が少しでも住宅設備のオプション選択で悩んでいる人のお役に立てれば幸いです。
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