住宅がお金を稼いでくれる!?シェアリングエコノミーを利用した注文住宅の可能性

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅には、シェアハウス、シェアキッチン、シェアオフィス、シェアガレージ、シェアガーデン、シェア農園などの形態があります。

シェアリングエコノミーってなに?

シェアリングエコノミーは、個人が持つ資産を共有して資源を活用する経済活動のことです。

シェアリングエコノミーは、資源の有効活用や経済的な負担の軽減など多くの利点があります。

私は17年間(2023年現在)注文住宅やリノベーションを中心に設計事務所を運営してきましたが、

注文住宅が高いと感じる1番の原因は、建てた住宅から収益が生まれないことだと思います。

今回はシェアリングエコノミーを利用した注文住宅の可能性についてご紹介します。

この記事を読むと以下のことがわかります。

この記事でわかること

・シェアリングエコノミーを利用した注文住宅のメリット

・シェアリングエコノミーを利用した注文住宅の例

・シェアする場合に注意すること

上記のことがわかります。

シェアリングエコノミーを利用すればスペースを有効活用でき注文住宅から家賃収入が入ってきます。

注文住宅が高いと感じるのであれば、店舗と同じように収支のバランスを考えながら建てることも一つの手段として有効だと思います。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を17年間(2023年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

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シェアリングエコノミーを利用した注文住宅のメリット

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅のメリットは以下になります。

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅のメリット

・家がお金を稼いでくれる

・注文住宅の予算を大きくできる

・良好なコミュニテイーの形成

家がお金を稼いでくれる

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅のメリットは、家がお金を稼いでくれることです。

家を単なる居住空間に留まらせず、一部のスペースをホームシェアリングの宿泊施設として提供することで、観光客や旅行者からの収入を得ることが可能です。

これにより、空いているスペースを有効活用し収入を得ることができます。

例えば、家の一部をAirbnbなどのサービスに登録して短期宿泊に提供することで、観光シーズンや特定のイベント時に収入を得ることができます。

また、地域の需要に合わせて、長期滞在を希望する学生やビジネスマン向けのシェアスペースを提供することも考えられます。

このように、シェアリングエコノミーを利用した注文住宅では、空きスペースを有効活用して収益を生み出すことができるため、経済的なメリットが期待できます。

注文住宅の予算を大きくできる

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅のメリットは、注文住宅の予算を大きくできることです。

家賃収益があれば注文住宅の予算を大きくしても収支が取れるので、ローン返済の金額を大きくできます。

また、建築コストや土地の購入費用を複数人で分担することもできます。

これにより、個人でも高品質な注文住宅を建てることができます

注文住宅をシェアすることで経済的な負担を軽減し、より快適な住環境を実現できる点が魅力です。

注文住宅が高いと感じるのは家自体がお金を稼いでくれないという理由がとても大きいです。

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅は、予算を大きくできることでの住環境の充実を実現することができます。

良好なコミュニテイーの形成

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅のメリットは、良好なコミュニテイーの形成ができることです。

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅では、共同生活や共有活動を通じてコミュニティの形成が促進されます。

共有スペースや共同設備を利用することで、住人同士が交流し、協力し合い、豊かな社会的つながりが生まれます。

シェアリングエコノミーを活用した住宅では、個々のプライベート空間だけでなく、共有された場所を通じて人々が交流し、地域社会が活性化します

また、共同生活を営むことで、お互いに異なるバックグラウンドや文化を理解し、相互理解を深めることもできます。

このような環境で過ごすことで、新たな友人や仲間が増え、地域とのつながりを築くことができるでしょう。

共同で活動することで、お互いのスキルや知識を共有し、コラボレーションが生まれることもあります。

住人同士の協力やアイデア交換によって、より創造的で持続可能なライフスタイルを築くことが可能となります。

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅の例

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅の例は以下のようなものがあります。

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅の例

・シェアハウス

・シェアキッチン

・シェアオフィス

・シェアガレージ

・シェアガーデン、シェア農園

シェアハウス

異なる世代やバックグラウンドの人々が共同で住宅をシェアし、費用や家事を分担する形態です。

この住居形態の魅力は、新たな友人や交流が共同生活を通じて生まれる点にあります。

若年層と高齢者、学生と社会人、さまざまな人々が同じ空間で暮らすことで、異なる価値観や文化を共有し、互いに理解を深める機会が増えます。

シェアハウスでは、住人同士が共同で調理や家事を行うことで、日常的なコミュニケーションが生まれます。

調理を通じて、料理の得意な住人がアイデアを出し合ったり、地域の料理を共有したりします。

さらに、共有スペースでの交流イベントやコミュニティの集まりを開催することで、さまざまな人々が一堂に会し、心温まる交流が生まれるでしょう。

シェアキッチン

複数の家族や個人が一つのキッチンを共有し、調理や食事を行う形態はシェアキッチンと呼ばれ、近年注目を集めています。

共同住宅でシェアキッチンを採用すれば、各戸が独立したキッチンを持つよりも省スペースでの共同住宅の設計が可能となります。

キッチン設備にお金かけることができるので、高品質な住環境を実現できる点が魅力的となります。

また、シェアキッチンを街中に作るとお昼時に商店街から食材を購入して調理したり、街ゆく人たちに自分の提供する食事をふるまったりすることもできます。

シェアキッチンは、複数の住人が共同で利用することでスペースの有効活用が可能な形態です。

シェアオフィス

フリーランスや起業家が共同でオフィススペースを利用する形態は、シェアオフィスと呼ばれます。

シェアオフィスでは、複数の個人や企業が共同でデスクや会議室を利用し、必要なサービスを共有することで、個人の経費を効果的に削減できます。

賃貸料、光熱費、清掃などのコストを共有することで、オフィスを個別に借りるよりも経済的に利用できます。

また、シェアオフィスはクリエイティブな環境を提供します。

異なる業種やバックグラウンドの人々が共同で働くことで、新たなアイデアや視点が交わり、刺激的な交流が生まれ、ビジネスチャンスを広げることができます。

シェアオフィスはフレキシブルな利用が可能で、必要な時に必要なスペースを利用できるため、スケジュールや業務の変動に対応しやすい点も魅力的です。

さまざまな利点を享受しながら、プロフェッショナルなオフィス環境を手軽に利用できるのがシェアオフィスの魅力です。

シェアガレージ

車やバイクなどを所有する人にとって、ガレージスペースは貴重なものです。

しかし、個人で所有すると高額な駐車場代がかかり、スペースの有効活用が難しいことがあります。

そこで、ガレージを複数の人が共同で利用する形態が注目されています。

共同利用することで、高価な設備や工具を共有することができます。

例えば、修理工場に行かなければ直せなかったことも、自分で修理することができるようになります。

また、複数の人が共同でガレージスペースを利用するため、費用を分担することができ、経済的なメリットもあります。

さらに、共同利用のガレージでは、仲間とのコミュニケーションが生まれることもあるでしょう。

車やバイクに興味を持つ人々が集まり、情報交換やイベントの開催など、新しい交流の場が生まれるかもしれません。

ガレージ共同利用は、駐車場代を削減するだけでなく、新しい人間関係を築くこともできる素晴らしいアイデアです。

シェアガーデン、シェア農園

自然とのふれあいを楽しむ形態であるシェアガーデンやシェア農園は、共同で庭や農園を利用することにより、都市部でも自然を共有できる豊かな時間を過ごすことができます。

シェアパートナー同士が共同で管理し、手入れを行うことで美しい緑や花々が楽しめ、自然に囲まれた空間でリフレッシュすることができます。

市街地の喧騒から解放され、季節の移り変わりや育てる楽しみを分かち合うことで、より豊かなライフスタイルが築かれます。

また、都会の生活に慣れた人々にとっても自然の恵みや農作業の喜びを再発見する場として魅力的です。

シェアガーデンやシェア農園は、共同のスペースを活用することで持続可能な暮らしを提案し、

心身のリラックスや社会的な交流を促進する素晴らしいシェアリングエコノミーとなります。

シェアする場合に注意すること

シェアする場合に注意することは以下になります。

シェアする場合に注意すること

・維持費がかからない仕組みづくり

・使用ルールの明確化

・使用者の選別

維持費がかからない仕組みづくり

シェアする場合に注意することは、なるべく維持費がかからない仕組みづくりをすることが挙げられます。

そのためには、以下のような工夫が考えられます。

・ゴミ箱を置かずに持ち帰ることでゴミ処理費用を削減

・節水型の設備を導入して水道光熱費を抑える

・太陽光発電を導入して電気代を下げる

・断熱効果を高めて冷暖房費用を抑える


維持費が高くなってしまうと、収支のバランスが取れなくなり、シェアする設備に予算がかけられなくなる恐れがあります。

シェアするメリットのひとつでもある予算を大きくすることができないと高品質な設備や住環境を作ることができなくなってしまいます

そうならないためにも、維持費を抑えるための工夫に取り組むことが大切です。

使用ルールの明確化

共有スペースや共同設備の使用ルールを明確に定めることが重要です。

使用時間や清掃の頻度などを話し合い、円滑な共同生活を実現することで、シェアリングエコノミーを利用した注文住宅の運営や共同生活がスムーズに進むようになります。

共有スペースや共同設備を利用する際には、住人間のルールや利用方法についての理解が不可欠です。

ルールを明確に定めることで、トラブルや意見の食い違いを防ぎ、住人同士のコミュニケーションを円滑にすることができます。

また、共同生活においては、使用時間や清掃の頻度などの適切な調整が重要です。

使用時間に関しては、共有スペースの利用希望を事前に申請し、スケジュールを調整することで、複数の住人が快適に利用できる環境を整えることができます。

清掃の頻度については、住人全員が交代で担当するなどの方法を採用し、共同で責任を分担することが大切です。

定期的なミーティングやコミュニケーションを通じて、住人間のルールや利用条件を共有し、理解を深めることも重要です。

共有スペースや共同設備の使用ルールを明確に定めることは、シェアリングエコノミーを利用した注文住宅において、円滑な共同生活を築く上で欠かせない要素となります。

適切なルール作りと住人同士の協力によって、快適で満足のいく住環境を実現しましょう。

使用者の選別

シェアパートナーを選ぶ際には、信頼性やルールを守る意欲などをよく考慮しましょう。

相性の良い仲間と共同生活を楽しむために、慎重に選択しましょう。

シェアリングエコノミーを活用した注文住宅では、共同生活を営むシェアパートナーの選択が重要です。

信頼性やルールを守る意欲があるかどうかをよく考慮することが必要です。

一緒に住むことで、お互いの行動や習慣が影響し合いますので、しっかりとしたコミュニケーションやルールの設定が不可欠です。

また、共同生活をより円滑に楽しむためには、相性の良い仲間を選ぶことが大切です。

価値観やライフスタイルが合致していることで、ストレスなく共同生活を送ることができます。

家族や友人との共同生活を検討する場合は、既存の信頼関係を活かすことも重要です。

シェアパートナーの選択には慎重さが求められますが、適切な相手を見つけることで、より良い共同生活が実現します。

信頼と相性を重視し、共同での協力と理解を築くことで、シェアリングエコノミーを活用した注文住宅で豊かな住環境を築くことができるでしょう。

まとめ

今回はシェアすることでのメリットを知りたい人やシェアリングエコノミーを利用した注文住宅に興味のある人に対して、

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅の可能性についてご紹介してきました。

まとめると以下になります。

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅のメリット

・家がお金を稼いでくれる

・注文住宅の予算を大きくできる

・良好なコミュニテイーの形成

シェアリングエコノミーを利用した注文住宅の例

・シェアハウス

・シェアキッチン

・シェアオフィス

・シェアガレージ

・シェアガーデン、シェア農園

シェアする場合に注意すること

・維持費がかからない仕組みづくり

・使用ルールの明確化

・使用者の選別

シェアリングエコノミーを利用すればスペースを有効活用でき注文住宅から家賃収入が入ってきます。

注文住宅が高いと感じるのであれば、店舗と同じように収支のバランスを考えながら建てることも一つの手段として有効だと思います。

この記事が少しでもシェアリングエコノミーを利用して注文住宅を検討するときの参考になってくれれば幸いです。

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