このリビングだと工事が必要?壁掛けテレビのメリットとデメリット
コロナ禍の巣ごもり需要のひとつとしてテレビが売れています。
中でも壁掛けテレビとして大型のテレビを導入しようか検討するご家庭も多いです。
壁掛けテレビにするメリットってどんなこと?
壁掛けテレビにすると大きな画面サイズのテレビを設置することができます。
またテレビボードも場合によっては必要なくなるので部屋が広く使えます。
私は17年間(2023年現在)設計事務所を運営してきましたが、最近のリビングの間取りは壁掛けテレビを希望されるご家庭が多いです。
今回は壁掛けテレビのメリットとデメリット解消方法をご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
この記事でわかること
・壁掛けテレビのメリット
・壁掛けテレビのデメリット解消方法
上記のことがわかります。
リビングのテレビを壁掛けにするならしっかりと設計の段階で伝えましょう。
賃貸で壁掛けテレビを設置したい場合は大家さんに確認を取った上で、業者さんに工事をお願いしたほうがいいと思います。
DIYでビス止めする場合は、シンワ測定の下地センサーを利用してビス止できる間柱や柱を探しましょう↓
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【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を17年間(2023年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
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目次
壁掛けテレビのメリット
壁掛けテレビのメリットは以下になります。
壁掛けテレビのメリット
・大きなテレビでも場所を取らない
・地震でも安心
・いたずらされないから安心
現在のテレビのサイズについて
壁掛けテレビ憧れますよね、現在のテレビサイズはかなり変わっています。
昔の46型のテレビサイズで現在は49型クラスのものがあり、
画面の大きさが大きくなっているのにコンパクトなサイズのテレビがあったりします。
さらに重さは10kgほど軽くなっています。
また、お部屋の広さとおすすめの画面サイズは以下になります。
お部屋の広さとおすすめの画面サイズ
・4.5畳→43v型以上
・6畳→49v型以上
・8畳→55v型
・10畳→65v型
・16畳→75v型
PanasonicVieraより引用
驚いたのは10畳の大きさで65型以上となりひと昔に比べてかなり大きい画面サイズのものが推奨されています。
大きなテレビでも場所を取らない
これまでサイズアップすればそれなりに大きなテレビボードが必要になりました。
それがネックで大画面のテレビを諦めていたご家庭もあるようです。
壁掛けテレビは10年前のモデルと比較すると同じ大きさで画面サイズが+6インチアップしています。
大画面でありながら幅や高さが最小限に抑えられています。
テレビボードが不要になるので、4.5畳の部屋でも43型が設置できます。
また、壁掛けであれば高さの微調整ができ部屋のソファーや椅子などに合わせて設置できます。
地震でも安心
置き型テレビはスタンドよりも画面のほうが大きいので倒れる危険性があります。
その点、壁掛けテレビは壁にしっかり固定されているので倒れることも落ちることもありません。
現在のテレビは10年前のものと比べて約10kgも軽量になっています。
地震が来ても軽量になっているので、壁の下地に負担をあまりかけることなく、揺れて落ちる心配も軽減しています。
いたずらされないから安心
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、置き型テレビだとぶつかったりして倒れるなどの心配があります。
その点、壁掛けテレビだとその心配がなくなります。
壁掛けテレビにはいろいろなメリットがありますし、おしゃれでかっこいいですよね。
とはいえ購入しようと考えている方はさまざまな心配事があるのではないでしょうか?
壁掛けテレビのデメリット解消方法
壁掛けテレビの代表的なデメリットは以下になります。
壁掛けテレビのデメリット
・賃貸だと工事ができない
・配線はぶら下がってしまう
・DVDやゲーム機の置き場所がない
賃貸だと工事ができない
賃貸でも壁下地の材質によって穴を開けずに済む方法やDIYでもできる場合があります。
※賃貸の場合は大家さんに必ず確認をとりましょう。
壁下地の材質ですが、
・石膏ボード
・コンクリート
・木材
なのかでも変わってきます。
木材の場合はビス止めができればDIYが可能となります。
石膏ボードの場合はボードアンカーで取付けている方もいますが、
石膏ボード自体に変な力がかかってしまうと割れてしまう可能性もあるので、下地となる間柱や柱に取付けたほうが安心できます。
コンクリートの場合は穴をあける必要があるため、業者さんにお願いしなければできないと思います。
どの方法にしろ絵画などとは違って壁掛けテレビは重量のある落ちたら壊れるものなので、
しっかりと下調べをして不安であれば業者さんにお願いしましょう。
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配線はぶら下がってしまう
せっかくおしゃれな大画面のテレビが設置できても配線がぶら下がっていたら台無しになってしまいます。
配線を隠す方法はいろいろあります。
配線を隠す方法
・配線モールを使う
・テレビの裏側にまとめる
・壁裏を通す(要工事)
配線モールを使う
配線モールというのは床や壁などに配線を固定するモールのことです。
配線をすっぽりと覆えるのでケーブルを目立たないようにすることができます。
これが一番簡単な方法です。
壁に近い色やデザイン的におしゃれなものなどを選んでビスやホッチキス、両面テープなどで張り付けます。
両面テープを貼るときは粘着力で壁紙ごと剥がれるリスクがあるので注意しましょう。
テレビの裏側にまとめる
テレビの裏側にコンセントやアンテナ端子を設置して見えないとことで配線をまとめてしまう方法です。
コンセントやアンテナ端子の増設が必要です。
壁裏を通す(要工事)
テレビの裏側の壁に穴を開けて壁の内側を通しコンセントやテレビ端子に接続する方法です。
これは賃貸では難しいです。
綺麗に処理するためにはさまざまな技術や道具が必要になってくるので業者さんにお願いしたほうが安心だと思います。
これから注文住宅を建てる場合、エアコンと同じようにテレビの位置まで考えて配線工事や背面ボードの取付をしておくといいと思います。
背面ボードの取り外しができるとさらにいいですね。
DVDやゲーム機の置き場所がない
置き型テレビの場合はDVDレコーダーやゲーム機、周辺機器を考慮したテレビボードを購入していたと思います。
テレビボードがないと、それに収まっていたものが外に出てくるということになります。
テレビボードを設置するのが一番簡単な方法なのですが…
スッキリさせたい場合は壁にシェルフを取付ておしゃれなディスプレイ風にすることがおすすめです。
今では動画配信サービスで映画を観たり、ライブ配信を観るなどいろいろな用途でテレビを使用するご家庭も増えています。
そうなるとサウンドシステムなどのスピーカーを設置するようなこともあります。
この場合の接続はBluetoothで接続して(要コンセント)シェルフに置いておくとかっこよく見えるかもしれないですね。
まとめ
今回は壁掛けテレビを設置したい人や壁掛けテレビのメリットとデメリットを知りたい人に対して、
壁掛けテレビのメリットとデメリット解消方法をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
壁掛けテレビのメリット
・大きなテレビでも場所を取らない
・地震でも安心
・いたずらされないから安心
壁掛けテレビのデメリット
・賃貸だと工事ができない
→木材の場合はビス止めができればDIYが可能
・配線はぶら下がってしまう
→配線を隠す方法はいろいろある
・DVDやゲーム機の置き場所がない
→壁にシェルフを取り付ける(要コンセント)
配線を隠す方法
・配線モールを使う
・テレビの裏側にまとめる
・壁裏を通す(要工事)
リビングのテレビを壁掛けにするならしっかりと設計の段階で伝えましょう。
賃貸で壁掛けテレビを設置したい場合は大家さんに確認を取った上で、業者さんに工事をお願いしたほうがいいと思います。
DIYでビス止めする場合は、シンワ測定の下地センサーを利用してビス止できる間柱や柱を探しましょう。
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この記事で希望通りのおしゃれな壁掛けテレビを設置する人が少しでも増えてくれれば幸いです。
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