北欧風の部屋ってどうすればいいの?お気に入りのインテリアを作るためにすべきこと
インテリアはある注意点を押さえるだけでセンスは不要です。
インテリアショップのパンフレットと同じものを選んで同じ配置にしても、
なんかカッコよくならないことってあります。
それはあなたの家の構造と合っていないという理由が大きいと思います。
北欧風の部屋にするにはどうすればいいの?
北欧風にするには木製サッシを使ったり、無垢フローリング、白を基調とした内装にして、
北欧の家具やインテリアを置けば北欧風のインテリアになります。
インテリアを含めてこんな部屋にしたいというイメージがあれば、設計の段階で窓の大きさや位置、壁の色などにもこだわることができます。
それが注文住宅の良いところです。
今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。
この記事の対象者
▶︎〇〇風のインテリアを作りたい人
▶︎〇〇風にするにはどうしたらいいのか知りたい人
上記の方々に対して、お気に入りのインテリアを作るためにすべきことをご紹介します。
この記事が少しでも〇〇風のインテリア作りのお役に立てれば幸いです。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!
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〇〇風のインテリアの作り方
〇〇風のインテリアで代表的なものは以下になります。
〇〇風のインテリア
・北欧風
・南欧風
・カリフォルニアスタイル
・和モダン
北欧風
北欧風といえばスウェーデン、ノルウェー、フィンランドなどが思い浮かびます。
冬の日照時間が極端に短く、氷点下の厳しさが続くので、家の中で快適な時間が過ごせるように工夫がなされています。
家の特徴としては、
・三角形の大屋根
・アースカラーの外壁
・木製の窓枠
積雪が多いので、積もりにくいように三角屋根やマンサード(腰折れ屋根)のように急な傾斜の屋根が多くなっています。
また、外壁の配色は自然の中にあるアースカラーが使われていることが多いです。
厳しい寒さに備えて、断熱性能の高い木製の窓枠+複層ガラスになっています。
北欧風といわれる家具やインテリア雑貨などは専門店があるほど国内では人気があります。
それらがマッチする部屋にするには
北欧風の内装
・白を基調とした内装
・床は木の温かみのあるフローリング
といったベースを作れば、カーテンやラグなどで色をプラスしていくことができます。
天井や壁のクロスに白や薄いグレーなどを選び、床を無垢フローリングにし、可能であれば窓枠も木製にするとぐんと北欧感が増します。
北欧の人たちはひとつの家で長く暮らすことを家族みんなで楽しんでいます。
手入れに手間がかかる建材を使用してもしっかりメンテナンスを行います。
家での時間が一番の癒しになるような家づくりをしたい人におすすめです。
南欧風
南ヨーロッパのイタリア、スペインなど地中海沿岸にある国々を南欧といいます。
北欧に比べて夏は暑く冬はそれほど厳しくないです。
家の特徴としては
・三角屋根の軒ゼロ
・暖色系の素焼きの瓦屋根
・外壁は明るい色
・外構にも暖色系
・曲線やアイアン(鉄)
南欧は日本と違って雨が少ないので軒の出がない、または浅いという特徴があります。
カラフルな暖色の素焼きの瓦屋根も南欧風ならではです。
夏の日差しが強いので、外壁は太陽の光を反射させる白のような明るめの色が使用され、そうすることで室温を下げる効果があります。
アプローチや庭づくりに屋根瓦のような暖色系のレンガを取り入れることが多いです。
外観、内観ともに曲線的なデザインでアール壁、アイアンの格子や建具などが特徴的です。
壁や床は白やブラウンが基調のアンティークな雰囲気となっています。
南欧風の家具やインテリアはアイアンがよく似合うアンティーク調のものが印象的です。
照明にもアイアンを使ったペンダントライトやシャンデリア、アイアンの取っ手の付いたどっしりとした木製のドアなども南欧風の特徴です。
それらがマッチする部屋にするには
南欧風の内装
・白やベージュを基調とした内装
・床はブラウン系のフローリングやテラコッタ
内装はアンティーク調のチェストや棚などが似合う色合いを選ぶといいと思います。
大きな窓から日が燦々と差し込むというよりも室内のあたたかみを重視する作りが向いています。
上げ下げ窓やすべり出し窓でかわいらしい雰囲気が出せるといいと思います。
カリフォルニアスタイル
サンフランシスコやシアトル、ロサンゼルスなどのあるアメリカ西海岸は夏は湿気がなく、
冬でも月平均気温が10℃以上と暮らしやすい温暖な気候です。
住まいも開放感にあふれて風が通り抜けるようなイメージです。
家の特徴としては
・海と空の中で映える家
・ブルーや白を基調とした内装
・天井が高く吹き抜け
海と空のブルーと日光のまぶしい白がシンボルともいえる外観、室内と庭をつなぐウッドデッキとカバードポーチが印象的です。
内装は手間とストレスが少ない作りです。
室内のクロスもブルーや白を基調とし、タイルも多く使用されています。
水で濡れたり、砂が落ちたりしても掃除が楽な素材選びがされています。
吹き抜けにシーリングファンがまわっているような解放感のある空間が好まれます。
カリフォルニアスタイルのインテリアは、ビーチリゾートを思わせるようなものやヴィンテージ感のある雑貨などが多くあります。
それらがマッチする部屋にするには
カリフォルニアスタイルの内装
・白やブルーを基調としたクロスやタイル
・ヘリンボーンやタイルの床
・吹き抜けや天窓、大きな窓
といった内装にシンプルモダンな家具やインテリアを合わせて清涼感のある空間にするといいと思います。
窓から見える風景も大切な要素になるのでシンボルツリーとしてはヤシの木がある庭が理想的です。
和モダン
本格的な日本家屋とまではいかなくてもモダンな和テイストの家も人気があります。
家の特緒としては
・外観や外構に「木」を効果的に使う
・天井板を貼らずに梁を見せる
・落ち着いたダーク系のクロス
・障子や畳
玄関ポーチや窓の格子に木を使用するなど、アクセントとして木の素材を取り入れたデザインは必須です。
ダークグレーなどのような暗めの色を基調としたスタイリッシュな和モダンの住宅もあります。
梁を見せることで木の温もりが感じられるだけでなく開放的な空間になります。
梁を塗装することで、よりモダンな雰囲気を演出したデザインの住宅もあります。
白やベージュなどのクロスだけでなく、ダーク系のクロスをアクセントとして取り入れることで、しっとりと落ち着いた空間に仕上がります。
漆喰や和紙などを使用することもあります。
和のテイストと切り離せないのが障子や畳です。
本格的な和室を作らなくても和の雰囲気が演出されます。
和モダンのインテリアといえば「箪笥(たんす)」「茶箪笥」のような和家具やレトロなデザインの木製家具、和紙を使用した照明などがあります。
それらがマッチする部屋にするには
和モダンの内装
・ガラス入りの格子戸
・床や壁などに畳や土壁、漆喰、和紙
・木目を生かしたナラ、オーク系の無垢材
などの工夫を凝らした内装がおすすめです。
和モダンの住宅には柔らかな自然光や明るさを控えめの間接照明が合います。
直射日光を和らげてくれるレトロなガラスがはめ込まれた引き戸や障子をうまく利用しましょう。
レトロガラスには赤、青、黄色などの色の入ったものもあります。
和の家具やインテリアには多くの色が使われていないので、そのようなところでアクセントを入れてみるのもいいと思います。
畳は和室にこだわる必要はなく置き畳でもいいと思います。
リビングにちゃぶ台や囲炉裏などをおいて味のある空間を作れます。
まとめ
今回は〇〇風のインテリアを作りたい人や〇〇風にするにはどうしたらいいのか知りたい人に対して、
お気に入りのインテリアを作るためにすべきことをご紹介してきました。
まとめると以下になります。
〇〇風のインテリア
・北欧風
・南欧風
・カリフォルニアスタイル
・和モダン
北欧風の内装
・白を基調とした内装
・床は木の温かみのあるフローリング
南欧風の内装
・白やベージュを基調とした内装
・床はブラウン系のフローリングやテラコッタ
カリフォルニアスタイルの内装
・白やブルーを基調としたクロスやタイル
・ヘリンボーンやタイルの床
・吹き抜けや天窓、大きな窓
和モダンの内装
・ガラス入りの格子戸
・床や壁などに畳や土壁、漆喰、和紙
・木目を生かしたナラ、オーク系の無垢材
どんな家具やインテリアを置いて、どのようなコンセプトの空間にしたいのか、
設計段階からイメージがあればインテリアを活かせるようなクロスや床の色、窓の大きさや配置にするのもありだと思います。
この記事が少しでも〇〇風のインテリア作りのお役に立てれば幸いです。
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