リプロダクト製品でも大丈夫?モダンなリビングに合うおすすめデザイナーズチェアー

モダンなデザインチェアーってリビングにあったらかっこいいけど…

如何せん高いのでリプロダクトを買おうか迷っているという人は多いと思います。

リプロダクト製品でも大丈夫なの?

リプロダクト製品は故障したら修理できないので長く使うのには適していない家具だと思います。

しかしながら、丁寧に使えば10年以上は余裕でもつ品質のものもあります。

現に、私のリプロダクト製品のセブンチェアは10年以上故障もなく使えています。

商標権を侵害しているので違法性であるとする人もいますが…

正規品は高くて手が出ないので手軽に楽しみたいという人は向いています

逆に家具は修理しながら長く使いたい人には向いていない商品です。

今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

この記事の対象者

▶︎手頃なデザイナーズチェアーを探している人

▶︎リプロダクト製品でいいのか悩んでいる人

上記の方々に対して、モダンなリビングに合うおすすめリプロダクト製品のデザイナーズチェアーをご紹介します。

この記事が少しでもリプロダクト製品を購入する手助けになってくれれば幸いです。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

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リプロダクト製品について

リプロダクト製品とは、オリジナルデザインを元に出来るだけ忠実に復刻生産した製品です。

まずはリプロダクト製品のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

注意点しなければならないことは、リプロダクト製品は意匠権は無いが商標権は侵害しているので、

自分で楽しむだけに留めておき、転売目的で購入しないようにしましょう。

リプロダクト製品のメリット

リプロダクト製品のメリットは以下になります。

リプロダクト製品のメリット

・正規品より安い

・手軽に楽しめる

・バリエーションが豊富

・リボーンチェアなどもある

・インテリアとしてオシャレ

正規品より安い

リプロダクト製品のメリットは、正規品より安いところです。

正規品のデザイナーズチェアは、一つ数十万円以上することが珍しくありませんが、

リプロダクト製品であれば、正規品の半額以下で手に入ることが多いです。

リプロダクト製品とは、特定のデザインに基づいて作られた製品であり、オリジナルのデザインを再現したものです。

デザインの美しさを保ちながらも、コストを大幅に抑えているものが多いです。

手軽に楽しめる

リプロダクト製品のメリットは、手軽に楽しめるところです。

高価な正規品を購入する場合、慎重に選ぶ必要があり、購入後も長期間使用する前提でメンテナンスを行う必要があります。

しかし、リプロダクト製品なら、リーズナブルな価格で購入できるため、インテリアの模様替えや気分転換として気軽に取り入れることができます。

また、シーズンやトレンドに合わせて複数のデザインを楽しむことも可能です。

バリエーションが豊富

リプロダクト製品のメリットは、バリエーションが豊富なところです。

さまざまなデザイナーの作品がリプロダクトされており、色や素材、サイズなども選択肢が多いです。

自分の好みに合ったデザインやリビングのインテリアに合うものを探しやすい点は、リプロダクト製品の大きなメリットです。

また、リプロダクト製品の市場は日々進化しており、新しいデザインや仕様が次々と登場しています。

そのため、最新のトレンドに敏感な方にもぴったりです。

リボーンチェアなどもある

リプロダクト製品のメリットは、リボーンチェアなどもあることです。

ハンス・J・ウェグナーがデザインしたYチェアですが、

デンマークの家具メーカーであるカール・ハンセンに立体商標が認められたためにリプロダクト製品は作れなくなりましたが、

代わりに日本人の体型に合わせて座りやすくリデザインしたリボーンチェアというものが出回っています↓

E-comfort リボーンチェア
¥37,400

インテリアとしてオシャレ

リプロダクト製品のメリットは、インテリアとしてオシャレなとことです。

デザイナーズチェアの魅力は、その独特なデザインと存在感にありますが、リプロダクト製品でもその特徴を十分に活かすことができます。

モダンなリビングにマッチするデザインが豊富に揃っており、リプロダクト製品を上手に取り入れることで、高級感あふれる空間を演出することが可能です。

リプロダクト製品のデメリット

リプロダクト製品のデメリットは以下になります。

リプロダクト製品のデメリット

・壊れたら修理できない

・保証期間が短い

・正規品と微妙に違う

・安価な素材を使っている

・商標権と意匠権に問題がある

壊れたら修理できない

リプロダクト製品のデメリットは、壊れたら修理できないことです。

正規品であれば、製造元や専門の修理業者に依頼して修理することが可能ですが、リプロダクト製品はそのサポートが受けられないことが多いです。

また、製品によっては、修理部品が入手できなかったり、修理費用が高額になったりすることもあります。

そのため、購入後に長く使い続けることを考えると、コストパフォーマンスが悪いと感じることもあるでしょう。

保証期間が短い

リプロダクト製品のデメリットは、保証期間が短いことです。

正規品は、製造元が品質に自信を持っており、長期間の保証を提供することが一般的です。

しかし、リプロダクト製品の場合、製造元や販売業者が異なるため、保証期間が数か月から1年程度と短いことがあります。

万が一、購入後すぐに不具合が生じた場合でも、保証が切れてしまっていると、修理費用を自己負担しなければならないリスクがあります。

正規品と微妙に違う

リプロダクト製品のデメリットは、正規品と微妙に違うところです。

たとえば、使用されている素材や製造工程が異なるため、見た目や質感が正規品とは異なる場合があります。

また、細部の仕上がりやデザインが若干異なることもあります。

このような違いに敏感な方にとっては、リプロダクト製品では満足できないことがあるかもしれません。

正規品の美しさやディテールを重視する場合は、やはり正規品を選ぶことをおすすめします。

安価な素材を使っている

リプロダクト製品のデメリットは、安価な素材を使っているところです。

そのため、耐久性や快適性に劣る場合があります。

たとえば、長時間座っていると疲れやすくなったり、素材が傷つきやすかったりすることが考えられます。

また、経年劣化が早く、見た目や機能が損なわれることもあるため、長期間使用するつもりで購入する場合は注意が必要です。

商標権と意匠権に問題がある

リプロダクト製品のデメリットは、商標権と意匠権に問題があるところです。

これは、デザインの権利を保有している正規メーカーやデザイナーの許可なく製造・販売されているケースがあるからです。

こうした製品を購入することで、法的なリスクを負う可能性があることを理解しておく必要があります。

また、権利侵害が問題視される中で、リプロダクト製品の品質や信用性に疑問が生じることもありますので、購入時には信頼できる業者を選ぶことが重要です。

意匠権に関してですが、日本の意匠法では意匠権は登録後20年で切ますが、

海外のデザイナーズチェアーはそもそも日本で意匠登録されていないものがほとんどです。

よって、意匠権が切れたというより意匠権が無いというのが正解です。

商標権に関してですが、イームズシェルチェアに代表されるようなイームズ夫妻のリプロダクト品ですが、普通に商標権の侵害にあたります

なぜなら”EAMES”および”イームズ”はハーマンミラー社が商標を持っているからです。

それを製品名や製品の説明やセールスに使うことは商標の無断利用です。

正規品を買うならKuHoNがおすすめ

KuHoNは北欧のデザイナーズ家具を中心とした公式オンラインストアです。

ミース・ファン・デル・ローエやル・コルビュジェをはじめとする巨匠の家具をリーズナブルな価格で購入することができます

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ハンス・J・ウェグナー、マルセル・ブロイヤー、チャールズ・イームズなどの家具も取り扱っています。

また、商品の一部をアウトレットで提供しているので、お気に入りの作家のチェアーが10〜18%オフで購入できます

北欧のデザイナーズ家具はモダンなリビングに映えますね。

家具は1年保証付きで販売しています。

全国送料無料のところもいいですね。

リプロダクト製品の選び方

リプロダクトデザイナーズチェアを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。

5つのポイント」は以下になります。

リプロダクト製品の選び方

①リプロダクト品の明記の有無

②保証期間を確認する

③価格は正規品の1/5〜1/10

④正規品に近い素材かどうか

⑤部屋の雰囲気に合わせる

①リプロダクト品の明記の有無

まず大切なのは、商品名や販売サイトに「この商品はリプロダクト品である」と明記されているかどうかの確認が必要です。

正規品ではないのに、あたかも正規品のようにうたっている商品には注意が必要です。

きちんとしたメーカーや販売店であれば、デザイナーや正規品に対するリスペクトをもってリプロダクト品を製造・販売しています。

そのため、販売サイトにリプロダクト品であることを明記したうえ、デザイナーや正規品のストーリーを載せている場合も多いです。

②保証期間を確認する

正規品のデザイナーズチェアーは、一流家具メーカーが製造・販売ライセンスを持っていることがほとんどのため、購入後の保証もしっかりしています。

たとえば、イームズチェアの正規品を製造・販売するハーマンミラー社の製品の保証期間は5年間あります。

一方、リプロダクト製品のデザイナーズチェアーの保証は販売店によりバラバラです。

傾向として、正規品より保証期間は短く、そもそも保証自体ありません!というところもあります。

品質面に不安がある人は保証期間の有無を確認しましょう。

③価格は正規品の1/5〜1/10

リプロダクト製品のデザイナーズチェアーの魅力は、なんといってもそのコストパフォーマンスの良さにあります。

しかし、あまりにも価格が安すぎるものは品質や素材がきちんとしているのか不安になります。

価格は正規品の5分の1~10分の1ほどの商品を選ぶのがおすすめです。

特に「家具のことや素材のことがよくわからない」という人は、上記の価格を目安にして選ぶことをおすすめします。

ただし、価格が高い=高品質、価格が安い=低品質とは一概には言えません。

商品スペックや口コミなどをしっかりと確認したうえで、価格とのバランスも考えて選びましょう。

④正規品に近い素材かどうか

リプロダクト製品のデザイナーズチェアーのなかには、一見同じデザインに見えても素材が全く異なる商品があります。

このあたりで価格に差が出てくることも多いのですが、購入を考えている商品の素材はしっかりとチェックしましょう。

素材によって耐久性・強度・質感が変わるだけでなく、見た目も大きく変わります。

そのため、正規品と素材があまりにもかけ離れていないかしっかりチェックすることが大切です。

よくわからない場合には、販売店に直接問い合わせてみてください。

⑤部屋の雰囲気に合わせる

デザイナーズチェアーはいくらチェア自体のデザインが良くても、お部屋の雰囲気に合っていなければ、インテリアとしてちぐはぐな印象なってしまいます。

それを避けるためにも、今一度自宅にマッチするのかどうか考えてみましょう。

リプロダクト製品のデザイナーズチェアのなかでも人気のあるイームズチェアやセブンチェアなどは、シンプルなデザインなのでどんな部屋にも合います

迷ったときには検討してみましょう。

おすすめデザイナーズチェアー

おすすめデザイナーズチェアーは以下になります。

ヤコブセンのセブンチェア

ヤコブセンのセブンチェア

ヤコブセンのセブンチェア
¥21,780
正規品:¥67,100〜132,000

座面と背面を一体成形した優雅な曲線は、まさに機能美です。

人の体に沿う形になので、長時間座っても疲れにくいのがよいところです。

脚の先端には樹脂製キャップがついているため、フローリングを傷つけにくいです。

足の太さや取付け方、合板の厚み、背もたれのしなり具合などに違いがありますが、比較的よくできたリプロダクト製品です。

ヤコブセンのドロップチェア

ヤコブセンのドロップチェア

ヤコブセンのドロップチェア
¥12,720
正規品:¥46,200

体にフィットして包み込むように設計された、しずくのような形が愛らしいチェアです。

脚部はハの字型だから、安定感があります。

ベーシックなホワイトとブラックをはじめ、鮮やかなレッドなどの全7色から選択可能です。

イームズのシェルチェア

イームズのシェルチェア

イームズのシェルチェア
¥7,480
正規品:¥55,000〜146,300

ニューヨーク近代美術館主催の、ローコスト家具デザイン国際コンペのためにデザインされたモデルです。

背もたれのホールド感がよいため、シェルチェアの名前どおり貝殻に包まれるような座り心地です。

脚部にクロスしたスチールを取り付けており、強度が保たれているのも好印象です。

座面が45cmで少し高いので足の短い日本人に合わないかもしれませんが、インテリアとしておしゃれさを演出してくれます。

ウェグナーのザ・チェア

ウェグナーのザ・チェア

ウェグナーのザ・チェア
¥39,800
正規品:¥950,400〜1,314,500

ケネディ大統領やニクソン大統領が討論会の際に座ったとされる逸品です。

名誉あるモデルですが、木製のフレームがあたたかな印象を与え親しみやすいデザインです。

ECサイトの口コミでは、お部屋のアクセントになっていいとの声がありました。

愛着を持って毎日使いたくなるアイテムがほしい人にぴったりです。

リビングなどをワンランクおしゃれに演出したい人もチェックしてみてくださいね。

イームズのラウンジチェア

イームズのラウンジチェア

イームズのラウンジチェア
¥289,800
正規品:¥807,400

イームズ ラウンジチェア オットマンは、寝転ぶように身体を預けてゆったりとリラックスできるモデルです。

回転式で機動性を高めたりアジャスターで高さ調節ができたりと、使い勝手もばっちりです。

高級感のあるソフトレザーを使用し、まるで本革のようなさわり心地を叶えています。

リモートワーク中に活躍する、ハイクラスなチェアをお求めの人におすすめです。

ヤコブセンのエッグチェア

ヤコブセンのエッグチェア

ヤコブセンのエッグチェア
¥80,000
正規品:¥972,400〜1,431,100

北欧デザインを代表する可憐なリビングチェアです。

その名の通り、たまごがポワっと中に浮かんだような愛らしいデザインです。

その形状により、ポジションを変えて座ることができ、好きにくつろぐことができます。

上部左右に出っ張りがあり周囲の目線を気にすることなく包まれるように自分の世界に没頭できるチェアーです。

ミースのバルセロナチェア

ミースのバルセロナチェア

ミースのバルセロナチェア
¥269,000
正規品:¥1,067,000

20世紀建築を代表する巨匠、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアは彼の代表作として世界的に知られる傑作です。

1929年のバルセロナ万博の際、王族が休憩するための椅子として作られた椅子です。

彼のテーマとするものは「Less is more.」(より少ないことは、より豊かなこと)のように合理性や機能性が追求されたデザインが特徴です。

コルビュジェのLC2ソファ

コルビュジェのLC2ソファ

コルビュジェのLC2ソファ
¥153,600(二人掛け)
正規品:¥1,100,000〜1,353,000(二人掛け)

「大いなる休息」という名前が語るように、身も心も包みこまれるような至高のやすらぎに誘う、ソファです。

LC1アームチェアと同じくル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンがデザインしました。

MoMAコレクションにも収蔵されています。

シックに磨き上げられたクロームのフレームに、贅沢なほど深い、黒のレザー張りクッションです。

80年近い時を経てもなお、コルビュジエの大いなる美意識は堂々とした存在感を醸し出します。

コルビジェのLC4シェーズロング

コルビジェのLC4シェーズロング

コルビジェのLC4シェーズロング
¥280,000
正規品:¥748,000
保証期間:1年間

1929年のサロン・ドートンヌで発表され「休養の為の機械」とル・コルビュジエが呼んだ寝椅子です。

体の線に合わせて綿密にデザインされた背のカーブと、弓形のパイプをずらすことによって寝る角度を自由に変えられることで、素晴らしい座り心地をもたらします。

独創的かつ革新的でありながら優美なボディラインを持つこの作品は、80年以上経った現在でも世界一有名な寝椅子といわれています。

まとめ

今回は手頃なデザイナーズチェアーを探している人やリプロダクト製品でいいのか悩んでいる人に対して、

モダンなリビングに合うおすすめリプロダクト製品のデザイナーズチェアーをご紹介してきました。

まとめると以下になります。

リプロダクト製品のメリット

・正規品より安い

・手軽に楽しめる

・バリエーションが豊富

・リボーンチェアなどもある

・インテリアとしてオシャレ

リプロダクト製品のデメリット

・壊れたら修理できない

・保証期間が短い

・正規品と微妙に違う

・安価な素材を使っている

・商標権と意匠権に問題がある

リプロダクト製品の選び方

①リプロダクト品の明記の有無

②保証期間を確認する

③価格は正規品の1/5〜1/10

④正規品に近い素材かどうか

⑤部屋の雰囲気に合わせる

リプロダクト製品は商標権を侵害しているので違法性であるとする人もいますが…

正規品は高くて手が出ないので手軽に楽しみたいという人は向いています

逆に家具は修理しながら長く使いたい人には向いていない商品です。

リプロダクト製品を買う前にショールームなどで正規品を実際に座ってみることで違いがわかるのですが…

手軽に雰囲気を楽しむにはリプロダクト製品で十分だというのが私の意見です。

本物は揃えると大変な額になるので、とりあえずインテリアとしてデザインチェアーを楽しみたいという方はリプロダクト製品を検討してみましょう。

この記事が少しでもリプロダクト製品を購入する手助けになってくれれば幸いです。

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