ペットとの暮らしを楽しもう!猫や犬と暮らせる注文住宅の間取りのアイデア

ペットとの暮らしを楽しむのっていいですよね。

注文住宅を建てる際にはしっかりとペットの環境も整えてやる必要があります。

ペットとの暮らしを楽しむ注文住宅ってできるの?

ペットとの暮らしを楽しむ注文住宅はしっかりと間取りを考えることで実現できます。

この記事で取り上げているのは主に犬や猫を想定した間取りのアイデアですが、

他の生き物の場合は生態が変わってくるので、しっかりと飼い主としての意見を間取りに反映してもらうことをおすすめします。

今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

この記事の対象者

▶︎ペットとの暮らしを楽しむ注文住宅を知りたい人

▶︎犬や猫との暮らしを愉しむためのに何が必要なのか知りたい人

上記の方々に対して、犬や猫との暮らせる注文住宅の間取りのアイデアをご紹介します。

この記事がペットとの暮らしを楽しむ注文住宅を作るのに少しでもお役に立てれば幸いです。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!

住宅に関する悩みを解決すべく、ブログやTwitterで情報発信しています。

「いいね!」や「フォロー」していただけるとうれしいです。ヨロシク(b・ω・d)デス♪

それからコメント欄はこれまで皆さんが経験してきたことを発信する場として使っていただければ幸いです。

役立つ情報をみんなで共有できるような書き込みは大歓迎です。

ペットと暮らす間取りアイデア

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは以下の10つになります。

ペットと暮らす間取りのアイデア

①玄関から水回りまでの動線

②掃除がしやすい間取り

③換気がしやすい間取り

④足に負担がかからない素材

⑤階段は緩やかにする

⑥キッチンは独立型がベスト

⑦コンセントの位置を高くする

⑧浴室は開戸で必ず閉める

⑨窓やベランダの隙間を作らない

⑩食べてはいけない植物に注意する

①玄関から水回りまでの動線

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、玄関から水回りまでの動線をシンプルにすることです。

水回までの動線がシンプルだと犬が散歩から帰ってきてからの汚れを落とすまでの作業がスムーズに行えます。

また、玄関には、

・ハーネスやリードをつける場所
・足を拭きやすい広めの場所
・お散歩グッツの収納スペース
・ペットフェンス


などを設置することを考えましょう。

②掃除がしやすい間取り

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、掃除がしやすい間取りにすることです。

掃除がしやすい間取りとは、水回りに防水仕様の床材を使用したり、

ペット用のトイレを置いても余裕がある広めのスペースを確保することや、

壁材も汚れが付きにくいフラットな素材を選ぶことなどのことです。

また、抜け毛など床に落ちやすく溜まりやすいので、掃除機をかけやすいように室内に凹凸や段差を作らない配慮も必要です。

③換気がしやすい間取り

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、換気がしやすい間取りにすることです。
今では24時間換気が当たり前ですが、ペットの匂いなどで24時間間きだけでは換気が不十分な場合があります。

ペットのいる部屋には窓を2箇所以上設けてしっかりと自然換気できるようにしましょう。

④足に負担がかからない素材

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、足に負担がかからない素材にすることです。

ペットの足の裏の肉球は、身体への衝撃を吸収するクッション材や滑り止めのような役割をしています。

フローリングにワックスをかけるとツルツルと滑りやすくなってしまい、ペットの足腰に負担をかけてしまいます。

床はペットの足に負担がかからないようにクッション性のあるクッションフロアやコルク材などを検討しましょう。

⑤階段は緩やかにする

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、階段は緩やかにすることです。

階段を緩やかにするとは蹴上を低くして踏面を広く取ることです。

階段を緩やかにすることでペットたちのやわらかい肉球にも負担がかからず、

飛び降りたときの足腰への衝撃も最小限におさえることができます。

階段を緩やかにすれば小さなペットでも安心して上り下りができるようになります。

⑥キッチンは独立型がベスト

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、キッチンは独立型がベストということです。

独立型のキッチンの場合は簡単に出入りできないので、安心して料理をすることができます。

また、食べ残しの食器などを舐めてしまう心配もなくなります。

ペニンシュラキッチンの場合もペットフェンスを設置したり、段差を設けるなどの工夫により生活スペースを分けると安心することができます。

⑦コンセントの位置を高くする

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、コンセントの位置を高くすることです。

コンセント位置を高くすれば届かなくなるので安心です。

悪戯しやしい場所にはコンセントカバーをつけましょう。

また、コードで遊んでしまったり、かじってしまうこともあるのでコードはなるべく短くしましょう。

⑧浴室は開戸で必ず閉める

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、浴室は開戸で必ず閉めることです。

開戸にしてしっかりと締めれば浴室にペットは入れないからです。

浴槽にお湯が張ってある時にペットが浴室に入ってしまい落ちて溺死してしまうケースがあります。

また、ボディーソープやシャンプー、リンス、コンディショナーなどを誤飲してしまい動物病院に搬送されるケースもあります。

⑨窓やベランダの隙間を作らない

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、窓やベランダの隙間を作らないことです。

窓やベランダのわずかな隙間であってもペットが落下する危険性があります。

隙間があるのならそのままにはせず、パネル式のベランダ用目隠し、木製や樹脂製のラティスで隙間をなくし、危険性をなくすようにしましょう。

⑩食べてはいけない植物に注意する

ペットと楽しく暮らすための間取りのアイデアは、食べてはいけない植物に注意することです。

身近な植物でも、ペットが口にしてしまうと危険なものがあるのです。

サトイモ科の植物である、スパティフィラムやカラーは、ペットがかじっただけでも、口内炎や皮膚炎を起こしてしまいます。

また、チューリップや水仙、ポインセチア、ジャスミン、スズラン、クロッカス、シクラメンなども、ペットにとっては危険な植物になります。

ガーデニングをするときは、ペットも安心して駆けまわることができるよう、植物には気を付けるようにしましょう。

猫や犬と暮らすための工夫

次に猫や犬と暮らすための工夫をご紹介します。

猫と暮らす注文住宅の工夫

自由気ままなでマイペースな猫は室内でも上下運動ができる段差が大好きです。

ひなたぼっこでお昼寝したり、隙間に入って隠れたり。清潔好きで、自分の縄張り、プライバシーも大切にしています。

猫の身体と心の健康のためにも、上下運動ができる、キャットウォーク、キャットタワーもよいですが、

段違いの作り付けの棚などがあれば、デザイン的にシンプルに、さりげなく猫ちゃんにも楽しい家づくりが実現できます。

猫の暮らしを優先するなら、猫ドア・猫窓・猫通路など、猫が通りたくなる見回り動線に設置すると室内でも気分転換がしやすくなります。

ひなたぼっこがしやすい窓際は、猫の定位置です。

猫にとって快適な室温は20~28℃です。

ちょっと暑いかな、と思うくらいでもOKで、逆に湿気が多い環境は苦手湿度50~60%が快適なようです。

段差やトイレの近くに爪とぎ場があると、猫もリラックスしやすい場所が複数確保できます。

なお、爪とぎ場には、爪とぎ板や麻縄などを撒いて、大切な家も養生することを忘れずにしましょう。

浴室はもちろん、キッチンなどへの出入りがしにくい柵、扉、スクリーンなどの工夫も必要になります。

どうしてもキッチンに入りたい猫との知恵比べになる場合もあるので猫との暮らしに詳しい設計事務所に相談してみるとよいでしょう。

犬と暮らす注文住宅の工夫

好奇心旺盛で散歩が大好きな犬は人懐っこく、さみしがりやさんでもあります。

夏の暑さは苦手ですので、しっかりと対策してあげましょう。

犬との暮らしは、散歩のしやすさが大切です。散歩から帰って、足を拭いたり、水を飲んだり、水回りが玄関周りに近い方が便利です。

玄関にはリードをつなぐ場所、ハーネスをつけるスペースもほしいところです。

庭があるなら、ドッグランができるような直線距離があるといいです。

子供たちと犬たちが遊ぶ姿は、ほほえましく、つい自分も仲間に入って遊びたくなってしまいます。

犬の肉球は滑りやすいので、床材は滑りにくい素材の方が体に負担がかかりません。

犬の場合は、キッチンにはペットフェンスか、ちょっとした段差をつけてしつけをすれば生活スペースを分けやすくなります。

犬は暑さが苦手です。

犬にとって快適な気温は22℃前後。冷房時は25~26℃にしてできるだけ27℃を超えないようにしましょう。

湿度40~60%程度がおすすめです。

多少の暑さなら、土間があれば、ひんやりとした感触で身体を休めることができます。

昨今の極端な気象変化にも対応できる、真夏でもしっかりと空調がきく、

高断熱・高気密の住宅のほうが、ペットにも、私たちにもやさしい家づくりになるでしょう。

まとめ

今回はペットとの暮らしを楽しむ注文住宅を知りたい人や犬や猫との暮らしを愉しむためのに何が必要なのか知りたい人に対して、

犬や猫との暮らせる注文住宅の間取りのアイデアをご紹介してきました。

まとめると以下になります。

ペットと暮らす間取りのアイデア

①玄関から水回りまでの動線

②掃除がしやすい間取り

③換気がしやすい間取り

④足に負担がかからない素材

⑤階段は緩やかにする

⑥キッチンは独立型がベスト

⑦コンセントの位置を高くする

⑧浴室は開戸で必ず閉める

⑨窓やベランダの隙間を作らない

⑩食べてはいけない植物に注意する

ペットとの暮らしを楽しむ注文住宅はしっかりと間取りを考えることで実現できます。

ペットとの暮らしは、私たちにとってかけがえのない時間と安らぎを与えてくれます。

ペットと人が互いに楽しく暮らせる注文住宅を実現しましょう。

この記事がペットとの暮らしを楽しむ注文住宅を作るのに少しでもお役に立てれば幸いです。

この記事が役に立った、面白かったという方はコメントしてくださいね。

また、FacebookやTwitterでみなさんのお役にたてる情報発信しています!

「いいね!」や「フォロー」していただけるとうれしいです。ヨロシク(b・ω・d)デス♪

アーキトリック一級建築士事務所

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です