そのオプション本当に必要ですか？注文住宅で後悔するオプション5選

注文住宅で標準仕様が決まっている場合に、その他のものを選ぶとオプション扱いになります。

注文住宅では施主が決めなければならないことがたくさんあります。

自分の判断基準をしっかりと持っていないと何を選べばいいのかわからなくなることが多いです。

住宅設備のオプションについても、メーカーのショールームに行くとコーディネーターが色々なオプションを紹介してきます。

注文住宅のオプション選びでは金銭感覚が麻痺してしまい余計なものを付けてしまったり、

逆に付けなくて後悔してしまったりすることが多いです。

すぐに選ぶことはなるべく避けて一旦家に持ち帰り、じっくりと調べたり考える時間を作りましょう。

今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

上記の方々に対して、後悔の多い注文住宅のオプションと選んだ方がいいオプションを紹介します。

※この記事はネット上で特に多かった意見をまとめたものになります。

個人的に付けてよかったという人もいるのであくまでも参考までに…

この記事で注文住宅のオプション選びで悩まないようになってくれたら幸いです。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士　第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

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注文住宅で後悔するオプション5選

注文住宅で後悔するオプションは以下の5つが代表的なものになります。

窓のシャッター

注文住宅で後悔することが多いのは窓のシャッターです。

代表的な後悔としては

・手動の場合は開け閉めが大変
・閉めていると朝になっても部屋が暗い
・閉めっぱなしだと留守がわかってしまう

などがあります。

最近の進化した窓なら防犯・防災共にシャッターなしでも大丈夫の場合が多いです。

防犯のことを考えると防犯ガラスにしたり格子を設けたりする方が安上がりだと思います。

シャッターを付けるのは台風の時に強い風で物が飛んでくるのを防ぐなどの安全性を確保したい箇所だけにした方がいいと思います。

ロフト、小屋裏収納

注文住宅で後悔することが多いのはロフト、小屋裏収納です。

代表的な後悔としては

・夏は暑い
・ハシゴなので荷物を持って登れない
・快適にするにはお金がかかる

などがあります。

私の家にはロフトはあります。

狭い空間で過ごす時間は秘密基地にいるみたいで楽しいです。

ロフトを快適にするために窓を設けたりしっかりと断熱しています。

また、ハシゴで上り下りが大変ならしっかりとした階段にすることがおすすめです。

荷物をロフトに運び入れるのはとても大変なので、収納としては使っていないのが現状です。

ロフト、小屋裏収納は収納としてはあまり役に立たない空間だと思います。

天井埋め込みのエアコン

注文住宅で後悔することが多いのは天井埋め込みのエアコンです。

代表的な後悔としては

・清掃が大変
・価格が高い(30〜50万円)
・メンテナンスを業者に頼むコストがかかる

などがあります。

天井埋め込みのエアコンは機器がむき出しの壁掛けエアコンより部屋をスッキリして見せることができます。

しかしながら、設置する価格が高いことや清掃を業者に頼むコストがかかること、

清掃を自分でやる場合は手間がかかるので大変なことを覚悟しておきましょう。

両開きの玄関ドア

注文住宅で後悔することが多いのは両開きの玄関ドアです。

代表的な後悔としては

・基本的に片側しか使わない
・玄関ドアだけ内装に合わない
・気密性が落ちる

などがあります。

引越しや大きい荷物の出し入れの時だけなら親子ドアでも十分だと思います。

両開きの玄関ドアは豪華さはありますが、玄関ドアだけが豪華でも内装がそれなりの作りをしないと合わない場合があります。

また、両開きの玄関ドアは開口部がそれだけ大きくなるので気密性が落ちます。

価格もドア2枚分なので高くなります。

玄関に豪華さを求めるのであれば、間接照明や床のタイルなどで演出した方がいいと思います。

天窓、トップライト

注文住宅で後悔することが多いのは天窓、トップライトです。

代表的な後悔としては

・日当たりが良すぎて暑い
・雨漏りの原因になる
・掃除が難しい

などがあります。

天窓やトップライトは普通の開口部の3倍の明るさがあるとされています。

北側の部屋に設けた天窓やトップライトでもとても明るくなります。

しかしながら、屋根に開口部を開けるのでサッシのシーリングが劣化するとすぐに雨漏りの原因となります。

また、冬場には結露してしまいカビが生える原因になったりします。

メンテナンスや掃除をするのに屋根に登らないとできなかったりするなど、

簡単に窓を拭くことができないことも後悔することになります。

選んだ方がいいオプション5選

注文住宅で選んだ方がいいオプションは以下の5つが代表的なものになります。

浴室暖房乾燥機

注文住宅で選んだ方がいいオプションは浴室暖房乾燥機です。

浴室暖房乾燥機は浴室を換気するだけでなく乾燥機として湿気を除去してくれます。

また冬場に浴室内を暖房して温めてくれます。

浴室ではヒートショック対策が必要になります。

※ヒートショックとは急激な温度変化によって血圧が乱高下したり脈拍が変動する現象のことを言います。

浴室暖房乾燥機がついていれば脱衣室まで暖かくしてくれるので冬場のヒートショック対策になります。

また、湿気を除去してくれるので洗濯物が干せるというメリットもあります。

玄関の電子キー

注文住宅で選んだ方がいいオプションは玄関の電子キーです。

リモコンやカードキーなど様々なタイプの電子キーがあります。

玄関が電子キーであれば、両手に荷物を持っていてもボタンひとつで開け閉めができるのでとても便利です。

オートロックにすることができるので閉め忘れ防止にもなります。

家のセキュリティーを考えるなら玄関の電子キーにしたほうが安心することができます。

室内用物干し

注文住宅で選んだ方がいいオプションは室内用物干しです。

洗面脱衣室や納戸などで室内用物干しができるようにしておきましょう。

室内用物干しがないと雨の日に洗濯物が干せないので洗濯物が溜まってしまいます。

最近ではPM2.5や花粉症などからバルコニーを作らずに室内干しをするご家庭が増えています。

しっかりと室内用物干しのことは考えておいた方がいいと思います。

複層ガラス、二重窓、樹脂サッシ

注文住宅で選んだ方がいいオプションは複層ガラス、二重窓、樹脂サッシです。

開口部はいちばん熱の出入りがしやすいところになります。

サッシの断熱性能はしっかりと考えないとエアコンなどの電気代が高くなってしまいます。

また、気密性を考えると樹脂サッシがいいと思います。

複合サッシより樹脂サッシの方が隙間がないので気密性に優れているからです。

サッシには少しお金がかかっても気密断熱性能の高いものを使った方がいいと思います。

オール電化

注文住宅で選んだ方がいいオプションはオール電化です。

これは最初からオール電化でオプションでない場合も多いと思います。

オール電化にする場合は配線に使用するケーブルをCVT14ケーブルで配線するようにしましょう。

これで配線しておけば8KVA→10KVAに変更することが可能になるからです。

オール電化にすると停電時に調理器具が使用できなかったりするデメリットがありますが、卓上のガスコンロがあればなんとかなります。

電気の復旧はガスや水道より早いのでオール電化にしても大丈夫だと思います。

まとめ

今回は注文住宅でのオプションをどうするのか迷っている人やオプション選びで後悔したくない人に対して、

後悔の多い注文住宅のオプションと選んだ方がいいオプションを紹介します。

まとめると以下になります。

選んだ方がいいオプションは注文住宅の標準仕様に含まれている場合があるので、しっかりと仕様を確認しておきましょう。

この記事はネット上で特に多かった意見をまとめたものになります。

個人的に付けてよかったという人もいるのであくまでも参考までに…

この記事で注文住宅のオプション選びで悩まないようになってくれたら幸いです。

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