リビングの延長として外部空間を楽しむためのアウトドアリビングのすすめ

リビングの延長として外部空間を楽しむためには、アウトドアリビングをつくることをおすすめします。

アウトドアリビングってなに?

アウトドアリビングとは、リビングの延長上にウッドデッキやテラスなどを設け、外空間を身近に楽しめるセカンドリビングのような空間のことです。

今回はアウトドアリビングでの過ごし方や、作る時の注意点などご紹介できればとおもいます。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

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アウトドアリビングの過ごし方

アウトドアリビングは、リビングから全開口の窓でつなぐとリビングが広く感じることができます。

私の家も2階にアウロドアリビングがあるのですが、事務所とつながっており、晴れた日は打ち合わせスペースや休憩スペースとして使っています。

外部空間をうまく使うことで、アウトドアだから出来ることなど過ごし方に選択肢が増えます。

多目的スペースとして使う

内と外をつなぐ多目的なスペースがあると生活シーンに合わせた使い方ができてとても便利です。

日向ぼっこしながらアフタヌーンティーを楽しめたり、プランターで家庭菜園ができます。

また、キッチンと繋げると外ランチが楽しめたり、サービースヤードとして生ゴミなど一時保管場所としても使えます。

アウトドアを満喫する

アウトドアだから出来る炭火のBBQやおうちキャンプなどでアウトドアを満喫することができます。

リビングやキッチンの延長としてアウトドアリビングを使うので、大人数でのホームパーティーなどができます。

アウトドアリビングがあると外で過ごす時間が多くなり、季節の移り変わりが実感できます。

夏の暑い日にはプールで水浴びしたり、冬の寒い日には焚火をしたりといろいろとアウトドアで楽しむことができます。

安心できる子供の遊び場

リビングの延長として使える日当たりのいいウッドデッキは、子どもの格好の遊び場となります。

小さい子供を連れて外へ出かけるのはひと苦労ですが、アウトドアリビングで遊ばせれば、リビングからも目が行き届くので、子供を安心して遊ばせておくことができます。

アウトドアリビングの注意点

アウトドアリビングを作る際に注意したいことは以下のとおりです。

素材はメンテナンス性を考慮

床をウッドデッキにする場合はメンテナンス性を考慮する必要があります。

ウッドデッキは外で雨風にさらされるので2年に一回は塗装しないと傷んでしまいます。

イペ、セランガンバツなどの硬く、耐久性が優れているものを使用しましょう。

また「樹ら楽ステージ/LIXILE」の樹脂製の人工木材などもおすすめです。

収納場所を確保する

アウトドアリビングでBBQやホームパーティーをやる場合のテーブルや椅子、グリルなどの収納場所を確保しましょう。

外流しを作って洗い物を乾かせる棚などを作るととても片付けが楽になります。

家庭菜園をやる場合は園芸用品、肥料などをストックできる場所も必要になります。

プライバシーを確保する

アウトドアリビングの目の前が道路など人通りの多い場合は、しっかりとプライバシーの確保をしましょう。

ブロックや木材等で高い塀を設けたり、植栽を植えるなど目隠しをすれば、人目を気にせず過ごすことが可能になります。

また、照明は必要最低限のスポットライトかダウンライトなどをつけるようにしましょう。

私の家は2階にアウトドアリビングがあるので、通りからの目線を気にすることなく過ごすことができます。

屋根を付ける場合の注意点

アウトドアリビングに屋根を付ける場合は注意が必要です。

建物と一体となったアウトドアリビングなら建物と同様に、準防火地域で延焼の恐れのある部分の外壁・軒天を防火構造にしなければならないなど規制があります。

その他に法22条区域といって屋根不燃化を義務づけられてた区域があります。

法22条区域の規制

法22条区域の規制に関してはこちらを御覧ください。

自分の住んでいる場所が法22条区域かどうかは自治体に問い合わせればで教えてくれます。

この区域での屋根の仕上材は、鉄板、瓦、ガラス、網入ガラスなどの不燃材で作らなければなりません。どこの自治体でも同じ規制があります。

ポリカーボネート板のグレーゾーン

屋根の仕上材をポリカーボネート板で考えている場合には注意が必要です。

基本的にポリカーボネート板は不燃材ではないので屋根の仕上材として使うことはできません。

ポリカーボネート板で屋根を作れるのは30㎡以下の自動車車庫や、不燃性の物品を保管する倉庫などに限られます。

お隣さんはポリカーボネート屋根なんだけど?

厳密にいうと違法建築となります。完了検査後にポリカーボネート屋根にするケースが多いのも事実です。

アウトドアリビングにポリカーボネート屋根を作る場合は、あくまでも自己責任でやってください。

まとめ

今回はアウトドアリビングでの過ごし方や、作る時の注意点などご紹介してきました。

注意点をもう一度確認すると以下になります。

・素材はメンテナンス性を考慮
・収納場所を確保する
・プライバシーを確保する
・屋根を付ける場合の規制


私はアウトドアリビングで外の新鮮な空気を吸いながらブログを書いたり、打ち合わせをしています。

部屋で机に向かって作業するより外でやったほうがはかどったり、いいアイデアが生まれたりします。

リビングでゆったり過ごすのもいいのですが、アウトドアで日向ぼっこしながら本を読んだり、コーヒーを飲んだりして過ごすのもいいものです。

リビングが間取りで広く取れなかった場合はリビングの延長としてのアウトドアリビングをおすすめします。

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アーキトリック一級建築士事務所

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