木造なんて怖くない!壁量計算ソフト[壁Check5]で出来ること

木造で4号建築物の場合でも、構造計算(許容応力度計算)はしなくてもよい代わりに、壁量計算、壁配置バランス、柱頭・柱脚金物の選択、の3つを検討して、建物が構造上安全であることを確認する必要があります。

※4号建築物とは建築基準法第6条による分類で、木造2階建てで延べ面積が500m²以下のものは4号建築物と呼ばれている。

壁量計算は手計算でもできるけど
壁配置バランスってどうやって検討したらいいの?

壁量計算に関してはこちらの記事をご覧ください↓

壁配置のバランスは偏心率を求めて許容範囲内かどうか検討するものです。

この偏心率ですが、手計算だとかなり面倒だと思います。

※偏心率とは、重心と剛心のへだたりのねじり抵抗に対する割合で値が大きければ大きいほどバランスが悪い結果となります。

また柱頭・柱脚金物の選択にはN値計算が必要となります。

これら、偏心率やN値計算は手計算だととても大変です。

そんな大変な作業を一発で解決できるソフトが[壁Check5]です!

でも、構造計算のソフトって高いんじゃないの?

正直なところ、構造計算のソフトの中ではコスパはとても良いと思います。

また、追加機能で出来ることが色々とあるので、木造の4号建築物をやる上では必須ともいえるソフトだと思います。

今回は、[壁Check5]で出来ることやその他のソフトとの比較などをご紹介できればと思います。

壁Check5で出来ること

[壁Check5]は4号建築物に特化した機能が盛りだくさんです。

以下は実際の操作画面ですが、特に建築の知識がなくても簡単に下記の計算ができてしまいます。

壁量計算

平面図から床、壁、柱を入力すると自動でX、Y方向の壁量計算をしてくれます。

耐力壁の入力はグリッドにスナップしてくれるので絵を描くように簡単に入力できます。

グリッドも任意に設定できるので、メーターモジュールの住宅でも大丈夫です。

1/4充足率

平面図を入力すると4分割法のX,Y方向の1/4充足率を自動で判定してくれます。

凹凸がある建物の場合は手計算ではとても面倒なのでとての便利です。

偏心率

偏心率ですが、重心や剛心、偏心率の許容範囲が視覚的にすぐに反応するので、耐力壁の位置を考えながら配置することができます。

視覚的に耐力壁の位置を検討出来るのはとても良いですね。

N値計算

通り心を設定すると柱脚部上下のN値を計算してくれます。

接合部仕様で建築金物を自分でカスタマイズすることもできます。

サブパネル画面で耐力壁をクリックすると簡単に仕様変更ができます。

その他のソフトとの比較

比較するソフトは以下のとおりです。

・ホームズ君 構造EX
・MOKUZO.Designer
・ぽちっと 壁量
・ASTIM/壁量
・HOUSE-ST1

それぞれに特徴がありますので、下記の表をご参照ください。

ソフト名価格(税込)機能備考
壁Check5
(時空間)
18,700円
(ソフトウェアプロテクト、
精密診断30,800円)
・4号専用
・斜め軸
・性能表示他
・USBプロテクト
USBプロテクト
一般:39,600円
精密:55,000円
ホームズ君 構造EX
(株インテグラル)
176,000円
(会員価格158,400円、
年会費33,000円/年)
・4号専用機能
・斜め軸
・性能表示他
・長期優良住宅耐震等級の判定
オプションで許容応力度計算、wallstatに直接データ連携
MOKUZO.Designer
(株構造ソフト)
330,000円
(年会費30,800円/年)
・4号専用機能
・斜め軸
・構造計算機能
キャンペーンで大幅割引がある
ぽちっと 壁量
(株式会社SHF)
150,000円
(保守サービス15,000円/年)
・4号専用
・性能表示他
同社のさくっと木造シリーズに相互互換
ASTIM/壁量
(株アークデータ研究所)
55,000円
(年会費39,600円/年)
・4号専用
・オプションで木造構造計算やRC構造計算等可能
教育用のアカデミック版がある
HOUSE-ST1
(株構造システム)
352,000円・4号専用機能なし
・年会費なし
・構造計算機能あり
キャンペーンで大幅割引の場合あり

HOUSE-ST1は構造計算を主眼にして、4号専用機能がないので少しハードルが高いと思います。

価格抜きで考えるとMOKUZO.Designerホームズ君 構造EXでしょう。4号専用機能がありオプションで構造計算まで出来ます。

後で構造計算が必要になるかもしれないが今は費用をかけられない、ということであればASTIM/壁量も候補に入ります。

構造計算は不要と割り切れば、ぽちっと 壁量壁Check5など高機能な壁量計算ソフトがお勧めでが、価格と機能を考えると壁Check5のほうがコスパが良いと思います。

年会費や保守サービスなどがかからないところも良いところです。

壁Check5の良いところ

購入後もアップデートが可能で、HPの履歴を見るとわかるのですが不具合などの修正対応もとても早いです。

改めて[壁Check5]の良いところを取り上げてみると以下の通りになります。

壁Check5の良いところ

コスパが良い

入力が簡単

斜め軸の入力が可能

性能表示計算が出来る

私は10年以上使っている(winXP→win7の時はUSBプロテクト)のですが、ソフトプロテクトでも問題なく使っています。

※システムの入れ替えなどでアンインストールしてしまっても合計で2回までは特定PC解除キーを発行してくれます。(実質2台にインストール可能です。)

コスパが良い

なんといってもコスパの良さはずば抜けていると思います。

4号建築物ではこのソフトひとつで十分です。

ソフトプロテクト版でもwin7→Win10への移行時にそのままソフトも移行され使えました。

後述するように、性能表示計算やwindowsが不安定でHDをフォーマットすることが多い場合などはUSBプロテクト(ハードプロテクト)をおすすめします。

入力が簡単

具体的な入力方法はこちらを御覧ください→Check5_簡単な入力方法.pdf

特別な建築の知識がなくても入力が簡単です。

偏心率をリアルタイムで視覚的に表示してくれるので、感覚的な耐力壁の配置ができてとても便利です。

斜め軸の入力が可能

斜めの壁でも自動的にX、Y方向の壁量に分けて計算してくれます。

スナップ機能や数値入力なども充実しているので特別なことをしなくても大丈夫です。

性能表示計算が出来る

追加機能ですが、ハードプロテクト版のほうでは性能表示計算が出来るようになります。

ソフトプロテクト版では性能表示計算の内容はプレビューできますが、印刷はできません。

性能表示計算は確認の為に使うというのであれば、ソフトプロテクト版で十分だと思います。

まとめ

今回は壁量計算ソフトの[壁Check5]をその他のソフトとの比較などを踏まえご紹介してきました。

もう一度確認となりますが、木造住宅の4号建築物は壁量計算、偏心率、N値計算は必要になります。

構造設計に頼んだら外注費として15万程度かかってしまいます。

自分でソフトを買って出来るようになれば自分のスキルアップにも繋がります。

また、[壁Check5]は耐震診断でも活躍してくれます!

一般診断の仕事で10万円程度なので、ソフトプロテクト版の18,700円はとても安いと思います。

[壁Check5]は木造住宅の設計をやっているけどソフトにそんなにお金をかけられない人にはおすすめの壁量計算ソフトだと思います。

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