中庭で育てたいおすすめシンボルツリー5選。植物の特徴を理解しよう

中庭のある住宅を設計する場合、そこで育てて欲しいシンボルツリーをイメージしながら設計をするのですが、実際の設計監理で植栽計画まで手が回らない場合が多々あります。

造園家にまかせるのもいいのですが…費用もかかってしまいますので、どうせなら自分でシンボルツリーは選びたいものです。

そもそもシンボルツリーって何があるの?


いろいろな種類があるのですが、中庭で育てる場合は土面が少なかったり、あまり枝葉が広がるものだと中庭が狭くなってしまったりするので選ぶときは少し注意する必要があります。

今回は中庭で育てて欲しいおすすめシンボルツリーをご紹介します。

①オリーブ

オリーブ

モクセイ科オリーブ属/常緑高木

洋風のシンボリツリーとして根強い人気を持つオリーブは、強い日差しと乾燥に強く虫も付きにくい特性があります。

オリーブをシンボルツリーに選ぶ場合は周囲に余裕がある、または頭上に枝葉が展開する様なスケール感で計画をしておく事がおすすめです。

オリーブが持つ独特なシャープな葉は、賑やかで繊細な美しさを感じられます。

陽当たりが良く面積に余裕がある場合はオリーブを候補に考えられても良いかと思います。

②ホンコンエンシス

ホンコンエンシス

ミズキ科モチノキ属(ヤマボウシ亜種)/落葉高木

常緑ヤマボウシと呼ばれる事も多いホンコンエンシスは、色彩豊かな葉色が魅力です。

ホンコンエンシスは陽当たりの良い暖かな環境を好み、寒さに弱い点に注意が必要です。

冬季に冷たい北風が当たらない様な場所を選んで植栽するのががおすすめです。


花も楽しめる優れた植木です。樹形自体はハナミズキと似ており、剪定によって形を維持しやすい所も共通しています。

③ソヨゴ

ソヨゴ

モチノキ科モチノキ属/常緑小高木

漢字では「冬青」と書く日本から中国中南部の山地に分布する常緑広葉樹です。

ソヨゴの魅力は何といっても成長の緩やかさと、常緑樹では稀な軽やかさにあります。

非常に生育が緩やかである為、頻繁に歩く場所や隣地境界付近などへの植栽で重宝します。

一年間の枝の伸びが20cm前後である事から、伸びた枝によって外壁を傷付けたくない場合にも向いております。

雌木であれば秋に美しい実の色付きを見る事が出来ます。

実は木全体に均等に付きやすく、大きなソヨゴであれば実成りの姿が特に美しく感じられます。

食用する事は出来ない観賞用の実ではありますが、鳥に食べられてしまう事も少なく、長い間実の付いた姿を楽しむ事が出来ます。

④シマトネリコ

シマトネリコ

モクセイ科トネリコ属/半常緑高木

シマトネリコは涼やかな樹形が特徴の常緑~半常緑の高木です。

その樹形が美しく庭木として人気があります。

地植えにするととても大きくなるので、鉢植えでの管理をおすすめします。

とても丈夫で育てやすいのですが、生長が早く剪定をしないで放置すると植え付け数年で2階の高さくらいまでに生長します。

シマトネリコはとても生長力が強いため、コンクリートの近くに植栽すると何年もすると根がコンクリートを持ち上げてしまうことがあります。水道管などのライフラインが近くにあるような場所には植え付けないように注意しましょう。

シマトネリコは-3℃まで耐えられます。夏の暑さにも大変強い植物です。

⑤アオダモ

アオダモ

モクセイ科トネリコ属/落葉広葉樹

近年シンボルツリーとして人気が出てきているアオダモは、控えめな姿でありながらも実は環境適応性が高い一面があります。

アオダモは日向から半日陰まで育成可能な環境幅が広い為、あらゆる場所へのシンボルツリーにおすすめしております。

落葉樹の中では直射日光にある程度耐える他、虫害が発生し難いのも嬉しい特性です。

落葉樹としては稀な成長の緩やかさも備えている為、アオダモであればナチュラルなシンボルツリーを諦めてしまいがちな狭小部への植栽も実現出来る事が多いです。

アオダモは下部の枝を早めに枯らしながら背を伸ばす為、樹高3m程の木でも下半分の枝が無く幹だけになっている事が多いものです。

幹の立ち上がり方が自然な樹形で、山間の風景を連想させます。

隣地と接近させて植える場合も圧迫感は皆無であり、背が高くても葉が少ない為、ご近所迷惑にもならない優れたシンボルツリーです。

その他おすすめのシンボルツリー

中庭など限られた土面や空間で育てるのに適したシンボルツリーをご紹介してきました。

小さな土面だと根が四方八方に伸びないので、強風によって傾きやすくなります。

南面に面した風当たりの強い中庭などは、風止め対策が必要となります。

その他、おすすめするシンボルツリーはイロハモミジです。

イロハモミジ

イロハモミジ

ムクロジ科カエデ属/落葉高木

均整の取れた自然な樹形のイロハモミジは、和風シンボルツリーとして違和感なく溶け込ませる事ができ、和風建築の魅力を存分に引き立ててくれます。

適湿で肥沃な土壌を好むとされておりますが、住宅地への環境適応性は高いです。

夏の直射日光にもある程度耐えやすく、山間と異なり周囲を木々に囲われていない単独植えでも剛健に育ちます。

日向や日陰、方角等、「この様な場所でないと育たない」といった側面は無く、どの様な場所でも環境に合わせた樹形となって育ちます。

夏の直射日光で最上部の葉は焼ける事があっても枯れには至らず、その他の葉は色の変化程度で済む事が多いです。

イロハモミジは日陰でも日陰に対応しながら陽を求めて成長します。

まとめ

今回おすすめしたシンボルツリーは以下の通りです。

①オリーブ
②ホンコンエンシス
③ソヨゴ
④シマトネリコ
⑤アオダモ

その他
イロハモミジ

シンボルツリーはたくさんあって、なかなか選ぶのは難しいのですが

□ 陽当たりがよい中庭
→オリーブ、ホンコンエンシス、シマトネリコ

□ 日陰や北側の中庭
→ソヨゴ、アオダモ、イロハモミジ

など

自分好みのシンボルツリーを育ててみましょう。

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