地域経済を考えると地産地消はメリットが多い

地方は東京や首都圏への若者の人口流出が問題となっています。日本は政治・経済・文化・人口など社会における資本・資源・活動が東京や首都圏に集中しています。このような状況の中で地方自治体は地域の魅力をどのように若い世代に伝えられるのか、人口流出に歯止めをかけるために様々な取り組みをしています。

そんななか「地産地消」をキーワードに地域経済を考えることで、地方のよさを再認識できないかとすこし考えてみました。

そもそも地産地消ってなに?

地域生産・地域消費の略語です。

地産地消の5つのメリット

1.エネルギー消費を少なくできる
2.少量品目や規格外品の販売
3.流通コストの削減
4.消費者のニーズに合った生産
5.農業技術の保全・継承になる

1.エネルギー消費を少なくできる

フードマイレージという言葉をご存知でしょうか?

食料の輸送に伴い排出されるCO2が地球環境に与える負荷に着目した指標ないし考え方です。CO2が地球環境に与える悪影響については賛否あるのですが、少なくとも輸送時にはエネルギーを消費することになります。

人間の身体を維持するために必要なエネルギーはごくわずかですが、実際にその食物が体内に入るまでに使われたエネルギーを総量で考えると非常に無駄が多いということがわかります。

地産地消は生産・消費を近くの地域で行うので、このエネルギー消費を少なくすることができます。

2.少量品目や規格外品の販売

スーパーなどの店舗側では、全ての商品をなるべく同じ見た目・大きさのもので統一し、優劣なく均等に供給する必要性が出るので「規格」という基準があります。
また薄利多売のところが多く、欠品のでないようにある程度の数量も必要になります。

つまり「規格」に当てはまらない少量のものはスーパーなどでは流通しないわけですが、この規格外品は生産量の40%を占めているともいわれています。

規格外品は生産者としてはお金にならないので廃棄しているわけですが、少しかたちが整っていないだけで規格外品となったものや少量品目のものを売ることでフォードロスを少なくすることができます。

3.流通コストの削減

流通過程が短くなることで仲卸業者の送料や利益分のコストをカットすることができます。

消費者にとって同じ価格であっても、生産者にとってはその分を収入として増やすことができます。

※道の駅や農産物直売所などにおかせてもらう場合は組合に入会しなければならなかったり、販売手数料などがかかるので価格設定に工夫が必要です。

4.消費者のニーズに合った生産

売り場に行けば自分の商品のどれが売れてどれが売れなかったかが一目瞭然でわかります。

自身で販売する場合などお客さんのと話すことでニーズを知ることができ、どの種類の作物が欲しがっているのかなど消費者のニーズに合った生産をするようになります。

5.農業技術の保全・継承になる

農家の高齢化により耕作放棄された農地が多くなっています。
家庭菜園で多くできてしまった作物を直売所などで売ることができれば農業をする人口も増えると思います。

農業する人口が増えることはその農地の記録や農業技術を守ることになり、若い世代へ継承することにつながります。

また地場食材など地域でとれる農作物を学校給食などに使うことで地域の食文化への理解を高めることができます。

地産地消のデメリット

品揃えが偏りやすい

農家が多く人口が少ない地域では需要不足で必然的に供給過多となってしまいます。逆に人口が多い地域でも農家が少ない地域では需要が多くても供給不足となってしまいます。

日常よく使う野菜などは数量が少ないとすぐなくなってしまいます。また地域によって収穫できる野菜の種類も偏ってしまいがちです。

安定した量を供給するためには、今の流通システムと地産地消のバランスをとることが必要だと思います。

出荷や販売のための場所や労働力

道の駅や農産物直売所などにおかせてもらう場合は、店員などの労働力が必要になります。

そのため、組合に入会しなければならなかったり、販売手数料などがかかります。

商品の原価に販売手数料のほか送料などを含めた価格設定が必要になります。

品質管理や販売促進などの能力

地産地消の場合は生産者と消費者の距離が近いので消費者の声を反映した品質管理が必要になります。

また販売促進のために特産品など地域ブランドを作らなければ価格競争になってしまい、結果としていくら作っても利益にならないので農業が続けられないケースも出てきます。

そのため、生産以外の面でのしっかりとした品質管理や販売促進などの能力も必要になります。

都市部では農地の確保が困難

東京都心部など農地が確保できない地域では地産地消することは難しいのですが、少し郊外であれば農地や牧場もまだ残っています。

農作物に生産者の情報やこだわりポイントなどと共に流通させることでブランド化して都心部の飲食店などに地元野菜として出しているケースもあります。

これからは食料自給率を高めるための都市づくりが必要になってくるかもしれませんね。

まとめ

私の住む地域では、JAが主催する産直市だけでなくホームセンターでも直売所コーナーができたりしています。

スーパーや店舗では売られていない規格品外でも安くて十分に栄養もあり新鮮でおいしい野菜がたくさんあることを知っているので、地方に住んでいる私にとって農産物の直売所での地産地消はとてもありがたい存在です。

作った人が販売しているのでどのように作っているのかを直接聞くことができたり、次はこれが欲しいなど要望を出せたりと、実際の生産者である農家の方々とのコミュニケーションできるメリットは大きいと思います。

地域経済を考えたとき、規格品はスーパーや販売店に出してそれ以外の規格外品を地産地消で安く販売するなどうまくフードロスをなくし地域経済が活性化するシステムを考えたいものです。

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