引渡し書類を忘れずに!家を建てるとき地鎮祭や上棟式をやるメリット

最近では地鎮祭も上棟式もやらないという家が多くなりました。
用意がめんどくさい、費用がかかってしまう、宗教上できないなどなどありますが…

あえて、言わせてください。

やった方が断然いいと思います!

注文住宅やハウスメーカーで建てる場合でも、家は人の手で作られるものです。

職人さんたちとの人間関係あっての家づくりだと私は考えているので

あえて、やった方がいいと断言してしまいます。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

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地鎮祭や上棟式をやる5つのメリット

地鎮祭や上棟式をやる5つのメリット

1.神様に願うことで工事のトラブルへの安心を得る
2.職人さんたちとの仲良くなれる
3.建設会社がなくなった場合でも安心
4.工事中の近隣とのトラブル回避
5.DIYやメンテナンスなどの時にアドバイスがもらえる

1.神様に願うことで工事のトラブルへの安心を得る

地鎮祭や上棟式は簡単に説明すると下記のような儀式となります。

地鎮祭: 土地に家を建てる前には神様の許しを得て、その土地で起こった出来事を浄化するという意味合いで行う儀式

上棟式: 建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事に建物が完成することを祈願する儀式

工事中の不慮の事故やトラブルなどが起きないように神様に守ってもらえる安心感を得られます。

厄払いもやはりやったら気持ち的にすっきりとするものです。
土地神様や匠の神様へしっかりと挨拶をし、後顧の憂いを断ちましょう。

2.職人さんたちとの仲良くなれる

上棟式は棟梁や大工さんへの感謝の意味をこめて行われます。一緒にお昼を食べて楽しい時間をすごしましょう。

普段は現場監督や建設会社の担当者と話をすることが多いかと思いますが、棟梁や大工さんにどんな家にしたいのかや、これまでどんな家を立ててきたのかなど話を聞くと、とても参考になります。

上棟式では大工さんたちがメインとなりますが、基礎工事をしてくれた職人さんたちへも感謝することを忘れないようにしましょう。

3.建設会社がなくなった場合でも安心

こんなトラブルは避けたいものですが、万が一、工務店や建設会社が倒産してしまった場合、工事を引き継ぐ建設会社よりも頼りになるのは実際に工事をしてくれて棟梁や大工さん、職人さんたちです。

棟梁や大工さん、職人さんたちと良好な関係が築けていれば、万が一のトラブルにも対応してくれたり、相談に乗ってくれたりします。

4.工事中の近隣とのトラブル回避

地鎮祭や上棟式では近隣の人たちにもあいさつ回りを積極的に行いましょう。

足場が敷地境界からはみ出したり、物が落ちてしまったり、工事中はお隣さんへ迷惑をかける場合が多々あります。

「工事中はご迷惑かけてしまう事もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします」

の挨拶があるだけで、トラブルを回避できたりします。

5.DIYやメンテナンスなどの時にアドバイスがもらえる

工事が終わってから自分でメンテナンスしたくなったり、DIYをしたくなったりといろいろ自分好みに変えていくのは楽しいものです。

壁の下地のことや配管設備のことなどなかなか素人ではわからないものです。

できれば現場にこまめに足を運び作業している職人さん達と仲良くなることをお勧めします。

工事をしてもらうのは一部ではありますが、意外と趣味が一緒だったり仲良くなれる場合が多いです。

工事が終わってからもメンテナンスのアドバイスをもらえたり、自分でDIYしたいときなど、やはりプロからアドバイスがもらえるのはとてもよいことです。

費用はどのくらいかかるの?

費用はどのくらいかかるの?

デメリットとしては準備がめんどくさいことや費用がかかるなどがあげられます。
しかしながら、内容や必要な費用をしっかりと調べておけばそんなに大変でないことがわかります。

わが家は地鎮祭や上棟式を簡素ではありますが行いました。
そのときかかった金額は以下の通りです。

■地鎮祭でかかった費用

御初穂料(はつほりょう) 35,000
神主の車代 5,000
業者の車代 5,000×3
基礎工事業者 10,000
——————————————-
合計 65,000 (奉納酒は別途、その他は建設会社負担)

■上棟式でかかった費用

昼食代(飲物含む) 1,500×10
大工さんへのご祝儀 10,000×8
棟梁へのご祝儀 30,000
お土産 1,000×10
——————————————-
合計 135,000 (奉納酒は別途、その他は建設会社負担)
※神主さんは呼ばずに棟梁がやってくれました。

ハウスメーカーだと不正を抑制するため、金品の直接の受け渡しを禁止している場合があります。ご祝儀をわたす時はしっかりと確認しておきましょう。

上棟式のときの大工さんへのご祝儀は5,000程度でも十分だと思います。

自分の場合は現場監督や建設会社の担当者にも一律でご祝儀をわたしました。
最初からやると決めていたので予算の200,000で何とかおさめました。

引渡し書類を忘れず提出してもらうこと!

工事が完了してから引き渡し書類の中に工事をした業者の緊急連絡先を記載した書類があると思いますが、ない場合はしっかりと引き渡し書類をもらったほうがいいと思います。

大手のハウスメーカーは担当者の入れ替わりが早かったり、中小の工務店や建設会社の場合は倒産してしまったりと、引渡し後のトラブルへの対応は様々だと思います。

工事をした業者の緊急連絡先をしっかりともらうことや、工事を取り仕切ってくれた棟梁の連絡先の交換も忘れずに行いましょう。

ハウスメーカー専属の大工さんでも、個人で工事を請負うことは可能ですのでいざというときは連絡してみましょう。

※窓口をひとつにするために(ハウスメーカーのピンはね?)契約書の内容では個人的に連絡してはいけないなどの記載がないか確認しておきましょう。

以上ざっくりと地鎮祭と上棟式についてのメリットをみてきたわけですが、正直なところ地鎮祭だけでもやった方がいいと思います。

霊能力者の知り合いに聞いたところ一番たちが悪いのは、土地についた霊だといっていました。

地霊の信じるか信じないかはあなた次第ですが、日本では式年遷宮のように伊勢神宮を定期的に建て替えるなど建築する行為自体が神事とされています。

地鎮祭や上棟式をしっかりと行い、家が繁栄するような神様が住みついてくれるといいですね^^

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