家でもアウトドアを楽しもう!アウトドアリビングを作る際の設計的な配慮
アウトドアリビングは家族のアクティビティを豊かにする素晴らしい方法ですが、設計段階での配慮は不可欠です。
アウトドアリビングって何?
アウトドアリビングとは屋外空間をリビングの延長のように使うことで、家にいながらアウトドアを楽しめる空間のことです。
私は17年間(2023年現在)注文住宅やリノベーションを中心に設計事務所を運営してきました。
アウトドアリビングのある事務所兼自宅を作ってから、私の事務所では欠かせない空間になっています。
今回はアウトドアリビングを作る際の設計的な配慮についてご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
この記事でわかること
・アウトドアリビングのメリット・デメリット
・アウトドアリビングの設計的な配慮
上記のことがわかります。
アウトドアリビングがあると季節の移り変わりや1日の時間の過ごし方で自然を身近に感じることができます。
また、自然の景色を眺めることができるようにすれば気分転換するには最高の空間です。
しかしながら、設計的な配慮は必要になるのでこの記事で挙げたポイントに注意して最高のアウトドアリビングを実現しましょう。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を17年間(2023年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
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目次
アウトドアリビングのメリット
アウトドアリビングは、家で過ごす時間をより豊かにし、自然との調和を楽しむ素晴らしい方法です。
アウトドアリビングのメリットは以下になります。
アウトドアリビングのメリット
・心身のリフレッシュができる
・家にいながらアウトドアを楽しめる
・季節が身近に感じられる
心身のリフレッシュができる
自然の中で過ごすことには、心と身体をリフレッシュさせる大きな効果があります。
鳥のさえずりや風のざわめきを感じながらくつろぐことで、日々のストレスが軽減され、心地よい安らぎが訪れます。
自然の美しい風景や爽やかな風を受けることで、心の疲れも癒され、新たな活力が得られるのです。
家にいながらアウトドアを楽しめる
アウトドアリビングのメリットは、家にいながらアウトドアを楽しめることです。
アウトドアリビングを持つことで、家の中で過ごす時間をより楽しむことができます。
BBQを開催したり、友人や家族と心地よいひとときを過ごすことができます。
また、リラックスしながら本を読んだり、好きな音楽を聴いたりする贅沢な瞬間も手に入れることができるでしょう。
自然の中で過ごす喜びを、自宅の快適な空間で感じることができるのは、アウトドアリビングならではの魅力です。
季節が身近に感じられる
アウトドアリビングのメリットは、季節が身近に感じられることです。
春には新緑の息吹が心地よく、夏の風物詩は活気あふれるエネルギーをもたらし、秋の紅葉が鮮やかな色彩で目を楽しませてくれます。
これらの季節の変化を、自宅のアウトドアスペースから眺めることで、自然の美しさと瞬間の美を共有できる喜びを感じることができます。
アウトドアリビングのデメリット
アウトドアリビングのデメリットは以下になります。
アウトドアリビングのデメリット
・天候に左右される
・定期的なメンテナンスの必要性
・夜に蚊や虫やが飛んでくる
天候に左右される
アウトドアリビングは、その魅力とともに、天候の変化によって影響を受けることがあります。
雨や風などの強い日にアウトドアを楽しむことは難しいからです。
屋外スペースをより使い勝手の良い場にするために、雨除けや日除けなどの天候対策をしておくことが重要です。
天候に左右されずに、いつでも心地よい空間でアウトドアを楽しみましょう。
定期的なメンテナンスの必要性
屋外スペースが自然の影響を受けるため、定期的なメンテナンスが必要です。
ウッドデッキやテーブル、椅子などの家具は風雨や紫外線の影響を受けやすく、それらの劣化や汚れは避けられません。
したがって、定期的にケアを行うことが重要となります。
定期的なメンテナンスや保護塗料の塗り直し、必要に応じた修復作業などを行うことで、アウトドアスペースの美しさと機能性を維持することができます。
夜に蚊や虫やが飛んでくる
夜間のアウトドアリビングにおいては、蚊や虫の存在が心地よい時間を邪魔することがあります。
そのような不便さに立ち向かうには、虫よけ対策をしっかりとする必要があります。
虫よけ対策することで、快適な夜を過ごすことができます。
具体的には、虫よけキャンドルやスプレー、ネットなどの使用して虫の寄せ付けない手段が有効です。
しっかりとした対策を講じることで、夜のアウトドアリビングを最大限に楽しむことができます。
アウトドアリビングの設計的な配慮
アウトドアリビングの設計的な配慮は以下になります。
アウトドアリビングの設計的な配慮
・テーブルや椅子の配置
・日除けや雨除けの屋根を設ける
・耐久性のある素材選び
・照明と電源、水栓などの設備
・プライバシーの確保
テーブルや椅子の配置
アウトドアリビングの設計的な配慮としては、テーブルや椅子の配置に気をつけましょう。
テーブルや椅子の配置は居心地に大きな影響を与えます。
快適な座り心地の椅子やテーブルのサイズや高さをしっかりと確認してアウトドアリビングに配置しましょう。
既製品のテーブルがない場合はDIYでその空間にあったサイズのテーブルを作るなど、椅子に座った時に窮屈にならないようにスペースを確保しましょう。
私がDIYでアウトドアリビングにローテーブルを作った方法についてはこちらの記事をご参照ください↓
ゆったりとした空間を作ることで屋外のリラックスタイムがより魅力的なものとなります。
日除けや雨除けの屋根を設ける
快適なアウトドアリビングを実現するために、日除けや雨除けの屋根を設けるなどの天候対策をすることが重要です。
日除けや雨除けの屋根を設けることで、季節や天候に左右されず常に心地よいスペースを確保できます。
屋根はポリカーボネート屋根でもいいのですが、日差しをしっかりと遮ることができる素材にしましょう。
アウトドアリビングで家族や友人と過ごす時間を快適に楽しむことができるでしょう。
耐久性のある素材選び
屋外での家具や材料の選定においては、耐久性を重要視しましょう。
風雨や紫外線などの自然の要因に対しても耐えられる素材を選択することによって、
長期間にわたって利用可能な魅力的な空間を確保することができます。
このような素材選びは、アウトドアリビングスペースの持続的な快適さを保つためにとても重要です。
照明と電源、水栓などの設備
アウトドアリビングに照明と電源、水栓などの設備を設置しましょう。
掃除などのことを考えると、電源や水栓があれば高圧洗浄などでウッドデッキを掃除することもできます。
また、夜間のアウトドアリビングの利用も考えて適切に照明設備を設置しましょう。
暗闇でも安全に過ごせるような環境を整えることで、昼夜を問わず快適な空間を確保できます。
プライバシーの確保
周囲の目を気にせずリラックスするためには、プライバシーを確保する工夫が重要です。
外の人の視線から解放された空間を作るために、適切な仕切りや植栽を活用して、居心地の良い環境をつくりましょう。
また、2階にアウトドアリビングを作ることも有効な手段です。
2階にアウトドアリビングがあれば、外の人との視線が高さによって遮ることができるからです。
周囲からの視線を適切に遮りながら、家族だけが気兼ねなく楽しめるアウトドアリビングを作りましょう。
まとめ
今回はアウトドアリビングを作りたい人や家でもアウトドアを楽しみたい人に対して、
アウトドアリビングを作る際の設計的な配慮についてご紹介してきました。
まとめると以下になります。
アウトドアリビングのメリット
・心身のリフレッシュができる
・家にいながらアウトドアを楽しめる
・季節が身近に感じられる
アウトドアリビングのデメリット
・天候に左右される
・定期的なメンテナンスの必要性
・夜に蚊や虫やが飛んでくる
アウトドアリビングの設計的な配慮
・テーブルや椅子の配置
・日除けや雨除けの屋根を設ける
・耐久性のある素材選び
・照明と電源、水栓などの設備
・プライバシーの確保
アウトドアリビングがあると季節の移り変わりや1日の時間の過ごし方で自然を身近に感じることができます。
また、自然の景色を眺めることができるようにすれば気分転換するには最高の空間です。
しかしながら、設計的な配慮は必要になるのでこの記事で挙げたポイントに注意して最高のアウトドアリビングを実現しましょう。
この記事が少しでもアウトドアリビングを作る人の手助けになってくれれば幸いです。
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