この住宅設備はつけた方がいい!?10万円以下でつけられる住宅設備14選
注文住宅を建てる際に皆さんメインとなる設備選びには力を入れますが、
生活に直結する低予算のものにも目を向けて住宅ローンに組み込んではいかがでしょうか?
どんな住宅設備があるの?
ハンドシャワータイプ水栓や玄関ドアの電気錠、浴室床ワイパーなど便利な製品をメーカーが出しています。
私は17年間(2023年現在)注文住宅やリノベーションを中心に設計事務所を運営してきましたが、
住宅設備に関しては年々新しい機能が増えていくので、ショールームに行くたびに驚きを感じています。
今回は10万円以下で付けるべき住宅オプションをたくさんご紹介します。
これは便利と感じたものはせひ検討してみてくださいね。
※表記している価格はおおよそのもので別途取り付け費用がかかることもあるので、事前に確認してください。
この記事を読むと以下のことがわかります。
この記事でわかること
・10万円以下で付けるべき住宅オプション
・住宅設備の大体の価格帯
上記のことがわかります。
全てをオプションで追加すると設備で予算オーバーしてしまうなんてこともあります。
家事の効率化や防犯対策、快適な生活を実現するなど、自分が何を優先したいのかを考えながら住宅オプションを選びましょう。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を17年間(2023年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
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目次
10万円以下で付けるべき住宅オプション
10万円以下で付けるべき住宅オプションは以下になります。
10万円以下で付けるべき住宅オプション
①機能性門柱
②人感センサーライト
③玄関ドアの電気錠
④宅配ボックス
⑤屋外電源コンセント支柱
⑥屋外照明
⑦鏡付きニッチ収納
⑧ハンドシャワータイプ水栓
⑨マグネットウォール
⑩便座のリフトアップ機能
⑪食洗器グレードアップ
⑫浴室床ワイパー
⑬ソフトクローズ
⑭スマートライト
①機能性門柱
70,000円〜
機能性門柱はポストやインターホン、表札などの機能をコンパクトにまとめて設置できます。
オープン外構やセミオープン外構のようにフェンスがないところに表札など必要なものを設置できて便利です。
素材やデザイン、付加する機能によって価格は様々ですが、10万円以下で設置できるものもあるので検討してみましょう。
②人感センサーライト
1ヶ所5,000円〜
玄関ホールは手動スイッチよりもドアを開けた時にパッと照明がついたほうが便利ですよね。
一定時間で消灯してくれるので消し忘れもなく節電にもなります。
屋内では廊下や階段、トイレ、収納内などを人感センサーにすると便利です。
私の家の玄関はスイッチにセンサーがついているタイプですが、今は電球そのものにセンサーがついていて電球を取り替えるだけでいいものもあります。
屋外でもアプローチの階段や玄関ポーチ、物置などにいいですよね。
価格によって検知感度が変わるのでその点にも着目して選びましょう。
③玄関ドアの電気錠
60,000円〜
鍵を身につけていればタッチするだけ、スマホやカードをかざすだけで施錠、解錠ができる玄関ドアのオプションです。
荷物を持っている時や雨の日、暗い時間など鍵を出さずに解錠できます。
専用アプリをダウンロードしてドアに登録すれば、出かけるときに施錠したかや留守の間に家族が解錠、施錠したかまでわかる機能がついているものもあります。
また、外出先から操作できる機能をつければ鍵のかけ忘れや締め出しの防止もできます。
④宅配ボックス
30,000円〜
宅配ボックスは配達されるものによって場所やサイズを選ぶことをおすすめします。
門扉と一体化した宅配ボックスを取り入れるご家庭も多いですが、
定期的に1ダースのペットボトルが配達されたり、お米が配達されるなど、
重いものがボックスに入る場合は、玄関ポーチに宅配ボックスがあったほうが運び入れるのが楽になります。
風雨が当たらないところに設置すればボックスの劣化も防ぐことができて雨の日でもぬれずに運べます。
安価なものもありますが、大きさや機能によって価格は様々です。
⑤屋外電源コンセント支柱
30,000円〜
屋外コンセントは外壁に数ヶ所設置されますが、建物から離れた場所でも電源がとれるポール型もあります。
上の写真はPanasonicさんの屋外電源コンセント支柱Dポールです。
庭が広いご家庭では芝生の手入れやBBQなどをするときに便利です。
また、駐車場にもあると延長コードが不要になります。
電気自動車充電コンセント用もあります。
⑥屋外照明
15,000円〜
暗くなってから帰宅するときや来訪者のためにも屋外を明るくする照明は必要です。
人感センサーやソーラーライトを設置するご家庭も多いようですが、
暗くなると自動で点灯して設定時間がくると自動で消灯するタイプの照明であれば、真っ暗になることがありません。
そのようなことに対応しているのがPanasonicさんの段調光省エネ型のFreePaお出迎え機能になります。
周囲が暗くなると約20%の明るさにほんのり点灯し、人が近づくと100%点灯、深夜は自動的に消灯しますが、不審者などが近づくと点灯するので防犯対策にもなります。
門灯と併用すればお客様にも安心ですよね。
⑦鏡付きニッチ収納
60,000円〜
玄関の土間やホールに十分な広さを確保できない場合、ニッチ収納を設置すると便利です。
上の写真は収納家具、室内建具、内装建材などを扱う住宅設備メーカーのナスラックさんのニッチ収納です。
一見姿見がかかっているようですが、開けるとスリッパなどを収納できるようになっています。
壁にくぼみを作るニッチ収納は場所をとらずにスッキリ片付きます。
⑧ハンドシャワータイプ水栓
50,000円〜
水栓のホースをのばせる機能です。
キッチンや洗面台でシンクの隅を掃除するときや大きなものを洗うときに大変便利なおすすめ機能です。
微細な気泡でシャワーの密度を高くする機能がついていると、水はねを防止して食器の汚れおちもよくなります。
水量自体が少なくなっているので省エネ対策にもなります。
上の写真はLIXILさんの水栓の一例です。
価格はメーカーにより様々ですが、タッチレス水栓機能+取付費用を合わせて10万円程度で設置できるものもあります。
⑨マグネットウォール
12,000円/㎡〜
キッチンや洗面所のような水まわりは水に強いクロスを選ぶようになりますが、便利機能として、
小物やシェルフなどをマグネットで貼りつけることもできる壁材がおすすめです。
タカラスタンダードさんのエマウォールは表面がホーローなので汚れやカビ、ニオイがつきにくい素材です。
上の写真のようにシェルフを取り付けたり、調理器具を収納したりでき、小物が汚れたら取り外して洗えます。
水まわりにワンタッチで収納が増やせるのは大きなメリットになりますよね。
⑩便座のリフトアップ機能
60,000円〜
トイレの価格は様々ですが、予算を増やしてワンランクアップすると機能がかなり増えます。
おすすめしたいのは便座の上の部分が上がる仕様のものです。
トイレ掃除はつなぎ目の部分にとても手間がかかりますが、リフトアップできればすき間汚れが奥までしっかりと拭き取れます。
TOTOさんではお掃除リフト機能、LIXILさんでは電動お掃除リフトアップとして搭載されています。
上の写真はLIXILさんの例です。
⑪食洗器グレードアップ
20,000円〜
システムキッチンに標準仕様で浅型の食洗器がついている場合は、深型にグレードアップすることをおすすめします。
Panasonicさんの食洗機で浅型と深型を比較してみると
・浅型:40〜42リットル
・深型:60リットル
浅型から深型にグレードアップすると2〜8万円高くなります。
深型にすることで鍋やフライパン、まな板まで一度に洗えることが多いので家事の効率を上げたい場合は深型がおすすめです。
⑫浴室床ワイパー
70,000円〜
浴室の掃除が大変な箇所として床をあげる方も多いと思います。
浴室の床は入浴後にしっかりと流しておかないとすぐに黒ずみや赤カビ、皮脂汚れなどが発生します。
各メーカーでは浴槽に自動洗浄機能が搭載された商品がありますが、費用は少々高めですね。
TOTOさんでは床を自動で洗浄してくれる「床ワイパー洗浄」をプラスすることができます。
板状ワイパー水流で皮脂、角質汚れをしっかりと落とした後に「きれい除菌水」を吹きつけて菌やカビの増殖を抑えてくれるものです。
標準仕様になっている商品もありますが、オプションでつける場合は7万円以下です。
「きれい除菌水」はキッチンや洗面台にも採用されているもので、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分を含む水になります。
洗剤や薬品は使われていないので小さなお子さんでも安心です。
⑬ソフトクローズ
5,000円〜
開き戸や引き戸を勢いよく閉めても、戸が締まりきる手前でブレーキがかかってゆっくり閉まる機能です。
これは標準仕様とされている扉もありますが、オプションで部品を取り付けることでソフトクローズにすることもできます。
メーカーごとに設置できるものとできないものがありますが、部品は数千円程度なので気軽に採用できます。
大きな音が出ることを防ぎ、小さなお子さんがいるご家庭では危険防止にも役立ちます。
思わず勢いよく閉めてしまうことがあって「パターン」という音に家族がびっくりする場合は、このソフトクローズがおすすめです。
⑭スマートライト
〜10万円
スマホやスピーカーで遠隔操作、音声操作して照明をオンオフできる機能です。
外出先からリモート操作ができるので消し忘れがなく、遅くまで外出しているときには外出先から照明がつけられるので防犯対策にもなります。
家の中でもスマートスピーカーで音声操作ができるので、スイッチのあるところまで行かなくても照明のオンオフが可能です。
・AmazonAlexa
・Googleアシスタント
・Siri
などの音声アシスタントに対応している照明を選べばよいので、気軽に取り入れることができます。
これからはこのようなスマート家電を便利に使う時代ですね。
照明をスマートライトにすれば、旅行で数日間留守にするときなど、夜は防犯のために照明をオンにすることができます。
まとめ
今回は住宅設備を選ぶのに迷っている人やつけた方がいい住宅設備を知りたい人に対して、
10万円以下で付けるべき住宅オプションをたくさんご紹介してきました。
まとめると以下になります。
10万円以下で付けるべき住宅オプション
①機能性門柱
②人感センサーライト
③玄関ドアの電気錠
④宅配ボックス
⑤屋外電源コンセント支柱
⑥屋外照明
⑦鏡付きニッチ収納
⑧ハンドシャワータイプ水栓
⑨マグネットウォール
⑩便座のリフトアップ機能
⑪食洗器グレードアップ
⑫浴室床ワイパー
⑬ソフトクローズ
⑭スマートライト
全てをオプションで追加すると設備で予算オーバーしてしまうなんてこともあります。
家事の効率化や防犯対策、快適な生活を実現するなど、自分が何を優先したいのかを考えながら住宅オプションを選びましょう。
この記事で少しでも注文住宅の住宅設備を充実させたい人のお役に立てれば幸いです。
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