【建築士の転職】設計事務所を30代で独立開業した人の50代からの働き方

設計事務所を30代で独立開業した50代の建築士は、人生で最後の転職チャンスになります。

50代で設計事務所の運営が軌道に乗っていないと65歳以降の老後の人生が苦しくなってしまいます。

50代の建築士の転職先はどこがいいの?

若い世代の建築士が頑張っている設計事務所がいいと思います。

私も18年間続けてきた設計事務所を50代で一旦休みにして工務店の設計部に転職しました。

今回は設計事務所を30代で独立開業した人の50代からの働き方をご紹介します。

この記事を読むと以下のことがわかります。

この記事でわかること

・建築士が50代から仕事がなくなる理由

・30代で独立開業した建築士の50代からの働き方

上記のことがわかります。

50代の建築士は最後の転職になります。

どんな設計事務所に転職するのかでその後の人生が大きく変わる節目です。

私のおすすめは若い建築士が頑張っている設計事務所への転職がいいと思います。

若い客層にリーチでき、これまでの建築士としての知識や経験が活かせるからです。

設計事務所を30代で独立開業した人の50代からの働き方は様々ですが、老後の人生を豊かにする選択をしましょう。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!

住宅に関する悩みを解決すべく、ブログやTwitterで情報発信しています。

「いいね!」や「フォロー」していただけるとうれしいです。ヨロシク(b・ω・d)デス♪

それからコメント欄はこれまで皆さんが経験してきたことを発信する場として使っていただければ幸いです。

役立つ情報をみんなで共有できるような書き込みは大歓迎です。

建築士が50代から仕事がなくなる理由

建築士が50代から仕事がなくなる理由は以下になります。

建築士が50代から仕事がなくなる理由

・固定客がつかめない

・若い客層にリーチできない

・ベテランとして扱われる

・仕事を選ぶようになる

・新しい物事を学ぶ機会がない

固定客がつかめない

建築士が50代から仕事がなくなる理由は、固定客がつかめないことです。

設計事務所の仕事はそのプロジェクトが終われば仕事が途切れてしまうことが多いからです。

固定客をつかむにはどうすればいいの?

大手の会社の専属の建築士になると新築だけでなく改装や用途変更などの仕事もきたりします。

また、建設会社の外注先の設計事務所になると建設会社が固定客になります。

いずれにせよ、固定客をつかむにはコネクションが必要になります。

50代で新規の固定客を取るには新しい環境に飛び込む勇気が必要になります。

若い客層にリーチできない

建築士が50代から仕事がなくなる理由は、若い客層にリーチできないことです。

周りが同世代になるので20代から30代の若い客層になかなかリーチする機会がなくなるからです。

若い客層にリーチするにはどうすればいいの?

SNSやブログなどで情報を発信すると若い客層にリーチできます

しかしながら、戦略を持ってSNSやブログで情報発信しないと集客につながらないです。

私のこのブログも20代から30代の方がよく読まれていますが、なかなか設計事務所の仕事につながっていないのが現状です。

同じ世代の仲間とばかりつるんでいても若い客層にリーチできないので戦略を立て情報発信をしましょう。

ベテランとして扱われる

建築士が50代から仕事がなくなる理由は、ベテランとして扱われることです。

ベテランとして扱われるとちょっとした仕事を頼まれる機会が減るからです。

なんでちょっとした仕事を頼まれなくなるの?

ベテランの建築士に仕事を頼むと費用が高くなりがちだからです。

また、面倒な仕事などは頼みづらいという理由もあります。

ベテランの建築士として扱われると駆け出しの建築士のようにフットワークが軽くないと思われがちなので、

仕事の相談が来たら自分のできる範囲でなんでも受けるようにしましょう。

仕事を選ぶようになる

建築士が50代から仕事がなくなる理由は、仕事を選ぶようになることです。

面倒な仕事やお金になりにくい仕事などが経験上わかるので、なるべく避けるようになるからです。

仕事を選ぶのが悪いの?

先のつながらない仕事やお金にならない仕事は避けた方が無難だと思います。

しかしながら、面倒な仕事をうまくやり遂げた場合には知識や経験、仕事を振った人との関係値などが得られる場合もあります。

選べるだけの仕事のある状態がコンスタントに続くとは限らないので、仕事の話が来たら断らないようにした方が無難だと思います。

新しい物事を学ぶ機会がない

建築士が50代から仕事がなくなる理由は、新しい物事を学ぶ機会がないことです。

ある程度の知識や経験のある建築士になると新しい物事が少なくなり、新しい顧客や仕事に出会う機会を失ってしまうからです。

新しい物事を学ぶ機会を増やすにはどうすればいいの?

まちづくりや建築士会などでの講習会に参加したり、大学の校友会のイベントに参加するなど自分から積極的に動かないと学ぶ機会は減ってしまいます。

新しい物事を学ぶには常に好奇心や興味を持つ気持ちが大切になります。

50代だからといって新しい物事を学ぶのをやめてしまうと機会損失になってしまうので、自分から積極的に情報を取りに行きましょう。

30代で独立開業した建築士の50代からの働き方

30代で独立開業した建築士の50代からの働き方は以下になります。

30代で独立開業した建築士の50代からの働き方

・そのまま設計事務所を続ける

・副業を本業にする

・他の設計事務所に転職する

そのまま設計事務所を続ける

30代で独立開業した建築士の50代からの働き方は、そのまま設計事務所を続けることです。

固定客や長期のプロジェクトがある場合は、そのまま設計事務所を続けることができるからです。

しかしながら、新規の顧客を獲得していかないと仕事が途切れるリスクがあります。

50代からも設計事務所を続けるためには、新規顧客を獲得する戦略が必要になります。

SNSやブログなどで集客し、しっかりと設計事務所の仕事につながる道筋を構築しておきましょう

副業を本業にする

30代で独立開業した建築士の50代からの働き方は、副業を本業にすることです。

設計事務所を続けていると副業の収入が本業よりも多くなる場合があるからです。

例えば、副業でコーヒー豆の販売をしている人が自家焙煎のコーヒー専門店を本業にして新たにチャレンジするケースや、

建築の知識や経験を活かしたブログアフィリエイトを本業にするケースもあります。

設計事務所の仕事は途切れることが多いので、副業をしないと収入が安定しない場合が多いです。

いつの間にか副業で始めたビジネスが本業になっていたなんてことザラにあります。

他の設計事務所に転職する

30代で独立開業した建築士の50代からの働き方は、他の設計事務所に転職することです。

仕事のある他の設計事務所に転職することが建築士としてのキャリアを活かせるからです。

個人で設計事務所をやっていると基準法の改正などに対応できない場合が多いです。

特に構造や設備などの新基準に対応するには、高額なソフトを買うか外注に頼む以外に方法は無くなります

仕事のある他の設計事務所では新基準に対応するための資金や人材などが十分にあるので、他の設計事務所に転職した方が良い場合もあります。

建築士50代が活躍できる設計事務所とは?

建築士50代が活躍できる設計事務所は以下になります。

建築士50代が活躍できる設計事務所とは?

・若い建築士しかいない設計事務所

・開業して間もない設計事務所

・専門の知識を必要としている設計事務所

若い建築士しかいない設計事務所

建築士50代が活躍できる設計事務所は、若い建築士しかいない設計事務所です。

若い建築士しかいない設計事務所ではベテランの建築士の存在が重要視されるからです。

なんでベテランの建築士が重要視されるの?

ベテランの建築士には若い建築士にはない知識と経験の蓄積があるからです。

若い建築士しかいない設計事務所は答えを見つけ出すまでに時間がかかってしまいがちです。

ベテランの建築士は今までの経験上から、どこを探せば答えが見つかるのかを予測できます。

若い建築士しかいない設計事務所ではベテランの建築士が活躍できる場面は多いです。

開業して間もない設計事務所

建築士50代が活躍できる設計事務所は、開業して間もない設計事務所です。

開業して間もない設計事務所の場合は設計事務所の方針が定まっていない場合があるからです。

設計事務所の方針が定まっていないとどうなるの?

どの方針が適切なのかを意見を出し合って決めていかなければなりません。

そんな時にベテランの建築士がいると色々なパターンを考えることができるので活躍する機会が多いです。

複数人いると設計事務所として使うCADや申請書類のソフトなど統一する必要があります。

そんな場合にどれがその設計事務所として適切なのかをベテランの建築士は判断することができます。

専門の知識を必要としている設計事務所

建築士50代が活躍できる設計事務所は、専門の知識を必要としている設計事務所です。

意匠や構造、設備など専門の知識を必要としている設計事務所は多いからです。

専門の知識があればアドバイスを求められた時に適切な回答をすることができます。

他に専門の知識って何があるの?

例えば意匠設計の場合は間接照明の作り方や造作家具の設計知識などがあります。

ベテランの建築士の専門の知識は設計をする時にとても役立つので活躍する機会は多いです。

その設計事務所がどのような専門の知識を必要としているのかにもよりますが、自分のもている専門の知識が活かせる設計事務所を選ぶことが重要になります。

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まとめ

今回は30代で独立開業した50代の建築士や50代の働き方を探している人に対して、

設計事務所を30代で独立開業した人の50代からの働き方をご紹介してきました。

まとめると以下になります。

建築士が50代から仕事がなくなる理由

・固定客がつかめない

・若い客層にリーチできない

・ベテランとして扱われる

・仕事を選ぶようになる

・新しい物事を学ぶ機会がない

30代で独立開業した建築士の50代からの働き方

・そのまま設計事務所を続ける

・副業を本業にする

・他の設計事務所に転職する

建築士50代が活躍できる設計事務所とは?

・若い建築士しかいない設計事務所

・開業して間もない設計事務所

・専門の知識を必要としている設計事務所

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50代の建築士は最後の転職になります。

どんな設計事務所に転職するのかでその後の人生が大きく変わる節目です。

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若い客層にリーチでき、これまでの建築士としての知識や経験が活かせるからです。

設計事務所を30代で独立開業した人の50代からの働き方は様々ですが、老後の人生を豊かにする選択をしましょう。

この記事が少しでも50代で転職する人のお役に立てれば幸いです。

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アーキトリック一級建築士事務所

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