【注文住宅の防犯設備】泥棒が嫌がる防犯設備や今すぐできる対策アイテム

秋から冬にかけての寒い時期は泥棒が一番多いといわれています。

家の中の開放感がなくなるからでしょうか…

それに、最近は物騒なニュースが多いですよね。

防犯対策ってどうすればいいの?

まずは泥棒が嫌がる事象を知り、対策を練りましょう。

私は18年間(2024年現在)注文住宅やリノベーションを中心に設計事務所を運営してきましたが、

防犯対策として最新のサッシを選ぶように心がけています。

今回は泥棒が嫌がる防犯設備や今すぐできる対策アイテムをご紹介します。

この記事を読むと以下のことがわかります。

この記事でわかること

・泥棒が嫌がる事象

・おすすめの防犯設備

上記のことがわかります。

泥棒は下見をしているとお話ししましたが、防犯対策がなされていない家はやはり狙われやすくなります。

周囲から見て、全くわからないところに防犯カメラを仕掛けておくのも考えものです。

できるだけわかりやすい防犯対策をアピールしておきましょう。

「防犯カメラ作動中」のステッカーを貼るだけでも効果はあると思います。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

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泥棒が嫌がる事象

泥棒が嫌がる事象は以下になります。

泥棒が嫌がる事象

・音が出る
→防犯砂利

・光+音

→音付きセンサーライト

・施錠忘れがないようにする設備

→YKKap「戸締り安心システム ミモット」
→「Qrio Lock(キュリオロック)」

・窓からの侵入を防ぐ

→防犯フィルムや補助錠を取り付ける
→CP部品を使用する

・留守を悟られない

→外出先からも操作できるシステム

泥棒は行き当たりばったりで犯行に及ぶわけではなく、何度か下見をしているといわれます。

この時間は留守っぽいとか、就寝時間が早そうとか…

もし、狙われてしまっても敷地内の対策がしっかりできていれば防げる可能性は断然高くなります。

泥棒がギョッとして退散するのはどんなときか考えてみましょう。

音が出る

昔から泥棒といえば抜き足、差し足、忍び足のイメージがあります。

音が出れば住人や周囲が気付きます

手っ取り早く音で防犯するなら防犯砂利がおすすめです。

防犯砂利は軽く踏んでも大きな音が出るように作られていて、素材によって音の大きさも違います。

ガラス製の砂利

ガラス製の砂利は他の素材よりも大きな音が出るとされていて、防犯には効果的です。

ホームセンターのカインズに売られています。

リサイクルガラスを使った防犯砂利で、とても軽くて運びやすいですが、水より比重が軽いため、水が流れるところでは使えません。

瓦チップ、レンガチップの砂利

瓦やレンガの廃材をチップ状にしたもので、防犯砂利としての効果もあります。

他の素材に比べて砕いた部分に尖りがあったり、平らにしにくかったりするので、

常に歩くところや安定させたいモノを置くところには不向きです。

歩きにくいという点では防犯のメリットになります。

こちらもカインズに売られています。

レンガチップも同じ商品のように扱われることがあります。

色合いなどの違いがあるので、好みで選んでみてください。


防犯砂利は家族や来客者が歩くたびに大きな音が出てしまうというデメリットはありますが、

死角になっているところや窓の下などに敷いておけば防犯効果があります

光+音

屋外のライトは暗くなってから安全に歩くためには必要な設備です。

それに防犯効果を加えたものもあります。

音付きセンサーライト

道を歩いているときにライトがつくと同時にピンポーンなどの音が鳴ってびっくりしたことはないですか?

それも防犯対策のひとつです。

人感センサーで自動的にライトがついてチャイム音などが鳴るんですね。

ライトがつくだけでもちょっと驚きますが、静かなところで突然チャイムが鳴ると泥棒への抑止効果は高くなります。

Panasonicさんの「お知らせチャイム」という商品は、

家の中で過ごしているときに離れたところで窓やドアが開いたり、

不審者が近づいたりすると、センサーやカメラに連動して光と音で知らせてくれます↓

Panasonic 「お知らせチャイム」
¥6,373

最大で50台まで接続できるので、安心度は高いですね。

夜間や留守のときだけでなく、日中の在宅時に泥棒が入ることもめずらしくないです。

特に、2階にリビングがあって1階にはあまり行かないご家庭は要注意です。

窓を開閉する際にブザーが鳴るような簡易的な防犯グッズもありますが、誤作動を起こしやすいというデメリットがあります。

住人が窓を開ける際にブザーをオフにする必要があるものでは、うっかり忘れて開けてしまい大音量が鳴り響くこともあります。

また、衝撃を感知するタイプでは暴風雨に反応して誤作動を起こすこともあります。

留守中に大音量が鳴り響いて周囲に迷惑をかけてしまうこともあるようです。

施錠忘れがないようにする設備

侵入された住宅で最も多いのは玄関ドアや窓などに鍵をかけていなかったという状況です。

ちょっと買い物に行くだけ、犬の散歩をするだけ、と数十分の外出でもかけ忘れは危険です。

最近の住宅ではスマホなどの電子機器を使用して、ドアのカギの解施錠をおこなうスマートロックや、

窓やドアのカギの締め忘れをスマホに知らせてくれるような設備がよく選ばれるようになりました。

新築時に取り入れてみるのもよいでしょう。

こちらはYKKapさんの「戸締り安心システム ミモット」です↓

朝のあわただしい時間はあっちこっちの鍵を確認している余裕もありませんよね。

ミモットは玄関ドアを施錠したタイミングで窓やドアのカギの締め忘れがあれば、スマホに通知してくれます。

スマホのGPS機能と連動することで、カギを締め忘れて自宅を離れた場合にも通知してくれます。

このような設備があれば安心ですよね。

導入する場合は受信機を購入してLANに接続し、契約申し込みをしてスマホに専用アプリをダンロードします。

新築時に電気錠を採用しなかったというご家庭であれば、既存のドアに後付けできるものもあります。

特別な工事は不要で、付属の両面テープで貼り付けるだけで利用できる「Qrio Lock(キュリオロック)」がとても便利な製品です↓

「Qrio Lock(キュリオロック)」
¥22,011

Qrio Hub(キュリオハブ)と共に設置すると遠隔操作が可能になり、外出先からスマホで自宅のカギを解施錠できます。

こんな便利なスマート設備を採用すれば、

「カギを閉め忘れてきたかな…?」

と不安になることもなくなります。

ぜひ検討してみてください。

窓からの侵入を防ぐ

施錠していてもガラス破りによってカギを開けて侵入されるケースもあります。

窓ガラスを割ってそこから手を入れてカギを開ける、泥棒はそれをかなりのスピードでおこなうという調査結果が出ています。

2〜5分以内だそうです。

対策としては次のようなものがあります。

・防犯フィルムや補助錠を取り付ける

・CP部品を使用する

防犯フィルムや補助錠を取り付ける

内側から貼るだけで金属バットやハンマーで強打しても割れないほどの強度になる防犯フィルムもあります。

yahoo!や楽天、Amazonのようなところでも販売されているので検討してみましょう。

中には弾丸級の衝撃もシャットアウトとの説明書きのある商品もあります。

そのようなフィルムをカギの周囲にはっておけばガラスを破る際にかなりの力が必要になるので、大きな音を出さなければ破れません。

泥棒も断念するしかないでしょう。

また、補助錠をつけておくのもかなり効果があります。

サッシのほとんどはクレセント錠になっていますが、

そこだけでなく、下の方にもう1ヶ所カギ付きやダイヤル式の補助錠を取り付けておきましょう

フィルムも補助錠も数千円で購入できるものが多いので、人の体が通るサイズの窓には対策しておくと安心です。

CP部品を使用する

建築時はリフォーム時に国土交通省などによって防犯性能が高いと認められた「CP部品」を選ぶ方法もあります。

ドアや窓、シャッターなどがあり、このようなマークが記されています↓

打ち破りは7回、こじ破りにには5分以上の抵抗性能を示した商品が「CP製品」とされています。

これは引き違い窓の例です↓

ロック付きクレセントと補助錠の2点以上、CP製品の防犯ガラスやフィルムなどを使用します。

実際の犯罪に裏づけされた警視庁認定の防犯対策なので、安心度は高いです。

留守を悟られない

周囲に留守を悟られないようにすることも大切な防犯対策になります。

最近では家電や設備をWi-FiやBluetoothに接続し、スマホやタブレットを使って外出先からも操作できるシステムもあります。

照明のオンオフやシャッターの開閉などもできるようになっています。

この機能が防犯対策にもなるんですね。

照明のオンオフは

・Amazon Alexa
・Googleアシスタント
・Siri


など音声アシスタントに対応している商品を選べばよいので気軽に取り入れることができます。

旅行で数日間留守にする時には、夜は防犯のために照明をオンにするだけでも防犯効果はあります。

まとめ

今回は注文住宅の防犯対策を知りたい人や泥棒が嫌がる防犯設備が知りたい人に対して、

泥棒が嫌がる防犯設備や今すぐできる対策アイテムをご紹介してきました。

まとめると以下になります。

泥棒が嫌がる事象

・音が出る
→防犯砂利

・光+音

→音付きセンサーライト

・施錠忘れがないようにする設備

→YKKap「戸締り安心システム ミモット」
→「Qrio Lock(キュリオロック)」

・窓からの侵入を防ぐ

→防犯フィルムや補助錠を取り付ける
→CP部品を使用する

・留守を悟られない

→外出先からも操作できるシステム

泥棒は下見をしているとお話ししましたが、防犯対策がなされていない家はやはり狙われやすくなります。

周囲から見て、全くわからないところに防犯カメラを仕掛けておくのも考えものです。

できるだけわかりやすい防犯対策をアピールしておきましょう。

「防犯カメラ作動中」のステッカーを貼るだけでも効果はあると思います。

この記事が少しでも防犯対策で悩んでいる人のお役に立てれば幸いです。

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