犬や猫と暮らして後悔する原因は何?ペットと暮らす家の設計的な配慮

犬や猫と暮らしているご家庭は多いです。

マイホームの購入をきっかけにペットを迎えるご家庭も多いです。

我が家も数年前から小型犬と暮らしているのですが、こうすればよかったなーと後悔することが色々ります。

ペットと暮らして後悔することって何?

近隣からの苦情や住居内でのトラブルがいちばん多いと思います。

私は17年間(2023年現在)注文住宅やリノベーションを中心に設計事務所を運営してきました。

犬や猫を飼うご予定のリノベーションも何件か行ってきましたが、

床や壁紙などの素材選びをしっかりペット対応にしないと後で後悔することが多いです。

今回は愛犬、愛猫と暮らす家として実際に後悔した方々の声を集めてみました。

現在、ペットと暮らすことを検討中のご家庭はぜひこの記事を参考にしていただけると幸いです。

この記事を読むと以下のことがわかります。

この記事でわかること

・ペットを迎えて後悔する原因

・苦情やトラブルがない設計的な配慮

上記のことがわかります。

犬や猫も家族の一員です。

注文住宅を建てる際にはペットにとっても居心地のよい空間を考えてあげたいですね。

【自己紹介】

Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所

設計事務所を17年間(2023年現在)運営している現役の一級建築士です。

店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。

現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。

設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!

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ペットを迎えて後悔する原因

コロナ禍でおうち時間が増えてペットを迎えるご家庭が増えたといわれています。

ペットは癒しを与えてくれるとても愛らしい存在ですが、約15%が後悔しているというデータもあります。

まずはどんなことで後悔しているのかを見ていきましょう。

ペットを迎えて後悔する原因の代表例は以下になります。

ペットを迎えて後悔する原因

◾️近隣からの苦情

・吠えてうるさい

・抜け毛が飛んでくる

・庭先に排泄をする

◾️住居内のトラブル


・ニオイが気になる

・抜け毛が気になる

・床の素材が気になる

・留守番中の不安

近隣からの苦情

一戸建てで隣家と距離が近い場合、さまざまなトラブルの事例があり苦情の多くは犬によるものが多いです。

近隣からの苦情

・吠えてうるさい

・抜け毛が飛んでくる

・庭先に排泄をする

吠えてうるさい

どれだけ吠えるのかは犬種や個性によって変わるので、飼ってみなければわからないものです。

ペットOKのマンションではそれが原因で近隣トラブルになることが多いですが、一戸建てでもありえます。

抜け毛が飛んでくる

庭で遊ばせたりブラッシングをしたりすると、抜け毛の多い犬種は毛が舞ってしまうことがあります。

それが隣家の網戸にへばりついて苦情になることもあるそうです。

我が家は庭ではなく家の中でブラッシングしています。

庭先に排泄をする

散歩で家から出てすぐに同じ場所で排泄する犬もいます。

隣家の前という場合もあり、飼ったことがない人にとってはいくら水で流しても気になるものです。

住居内のトラブル

ペットと暮らしてはじめて知るトラブルもたくさんあります。

住居内のトラブル

・ニオイが気になる

・抜け毛が気になる

・床の素材が気になる

・留守番中の不安

ニオイが気になる

室内で排泄するとどんなに気をつけてもアンモニア臭などをなくすことはできません。

また、ペット独特のニオイもあり床やクロスにもしみついてしまいます。

抜け毛が気になる

長毛種で毛が二層になっているダブルコートの犬や、春と秋に換毛期(かんもうき)がある猫の抜け毛は本当に大変です。

特に長毛種の犬はカーペットに絡まった毛をとるのもひと苦労になります。

床の素材が気になる

滑りやすいフローリングは犬の足腰や股関節に負担がかかったり、脱臼や関節の炎症、椎間板(ついかんばん)ヘルニアなどの原因にもなります。

やはり家の中で走り回って滑りやすいとかわいそうですよね。

フローリング、床材の素材選びはとても重要です。

留守番中の不安

常に飼い主と一緒に過ごしている犬や猫はひとりになると不安になって、吠え続けたり部屋のあちこちでイタズラしたりします。

特に大型犬は遠吠えをする場合があり飼い主だけが気付かず、隣家からの苦情で知ることもあります。

当然、ペットを残して旅行で何日も家を留守にすることはできないません。

留守中でも快適な室温を保つ必要があり、夏は冷房をつけっぱなしで出かけることになり光熱費が高くなります。

犬を家の中で自由にすると扉を開けっぱなしにして全部屋冷房を入れるなんてことになります。

苦情やトラブルがない設計的な配慮

ひと通り見てきましたが、このようなことで後悔がないよう注文住宅を建てる際には様々な設計的な配慮が必要です。

多くのハウスメーカーでも犬や猫が家族の一員として心地よく暮らせる家づくりが提案されています。

ダイワハウスさんではこんなドックらん設備もおすすめされています↓

犬が動きやすくストレスのない間取り

上の図は犬と暮らす間取りの一例です。

ノーリードで庭に放せるドックランの設置や家の中でも動きまわれる動線をつくってあげましょう。

以下はそのほかに注意する設計的な配慮になります。

犬が動きやすくストレスのない間取り

・テラスに走りまわれるスペースを設ける

・足洗い場を設ける

・窓は防音性の高いものを選ぶ

・ケージ代わりになるスペース

テラスに走りまわれるスペースを設ける

中庭のドックランは雨の日でも外に出せるように屋根付きにするとなおよいでしょう。

また、隣家に抜け毛が飛ばないようにフェンスや植木などを設置するような気配りも大切です。

足洗い場を設ける

中庭には散歩から帰った時にテラスからリビングに入れるように足洗い場を設置しておくと便利です。

窓は防音性の高いものを選ぶ

日常的に過ごすリビングの窓は掃き出し窓はもちろん、できれば全て防音性の高いトリプルガラスにすると安心です。

ケージ代わりになるスペース

リビングの一画に仕切れるようにして夜間や留守中はそこで過ごせるようにしておきましょう。

来客中や邪魔をされたくない時にゲージ代わりになるスペースがあると便利です。

テラスから直接出入りできるようにしておけば夜の散歩後はここでおやすみという習慣もつきやすいです。

日中は犬の目線でも常に外が見えることでリラックスしてくれます。

猫が快適なストレスのない設備

猫が快適なストレスのない設備としては以下のようなものがあります。

猫が快適なストレスのない設備

・猫の運動にはキャットウォーク

・日向ぼっこができるスペース

・爪とぎスペース

・キッチンや高窓は出入りできないように

・行き来できるペットドア

猫の運動にはキャットウォーク

猫は高いところが大好きです。

棚やキッチン、冷蔵庫の上まで飛びのれることを考えながら家づくりをすることが大切です。

日向ぼっこができるスペース

猫は日があたって暖かい窓辺も大好きです。

出窓があるといいかもしれません。

爪とぎスペース

爪ときはできれば決まった場所で行えるようにスペースを作りましょう。

家具やクロスで爪とぎをされてしまうとせっかくの新居が台無しになってしまいます。

猫は気に入った場所で爪とぎをする習性があるので爪とぎスペースはしっかりと作りましょう。

キッチンや高窓は出入りできないように

犬と猫の大きな違いはジャンプ力です。

犬ならキッチンに1m程度のゲートがあれば大丈夫ですが、猫の場合は天井まで高さのある脱走防止の柵が必要になります。

高窓がちょっと開いていても脱走してしまう危険性があるので、猫と暮らす家では窓の対策が必須アイテムといえます。

行き来できるペットドア

猫は狭いところも大好きなので、居心地のよい隠れ家とみんなのいるところを自由に行き来します。

ペットドアを設置してあげて隠れ家になるキャットハウスを手作りしてあげるのもいいですね。

衛生面にこだわった建材や設備

犬や猫と暮らす家づくりでは床材やクロス選びも大切です。

衛生面にこだわった建材や設備は以下になります。

衛生面にこだわった建材や設備

・粗相してもひっかいても丈夫な床

・空気を循環させて消臭

・消臭壁紙や空気清浄機

粗相してもひっかいても丈夫な床

フローリング表面が樹脂膜でガードされているものや張り替えが簡単で低コストの防滑・消臭・防水効果のある塩化ビニール樹脂の床材などを選ぶとよいでしょう。

塩化ビニール樹脂の床材は、衛生的にも犬や猫の足腰にも良い床材です。

空気を循環させて消臭

住宅用換気システムは24時間新鮮な空気を取り込んで循環させることで、高気密の住宅でも適切な換気がおこなえて消臭効果もあります。

「全館環境」は全館空調と違って温度調整機能はないので比較的リーズナブルです。

消臭壁紙や空気清浄機

消臭壁紙の一例としてルノン株式会社の商品「空気を洗う壁紙」などがあります↓

表面の層に消臭剤「トリプルフレッシュ」をコーティング加工した消臭壁紙になります。

また、家じゅうの空気をきれいにしてくれるビルトイン空気清浄機であれば、部屋ごとに設置する必要がないので便利です。

まとめ

今回は犬や猫と暮らしたい人やペットと暮らすためにどうしたらいいかわからない人に対して、

ペットと暮らす家の設計的な配慮をご紹介してきました。

まとめると以下になります。

ペットを迎えて後悔する原因

◾️近隣からの苦情

・吠えてうるさい

・抜け毛が飛んでくる

・庭先に排泄をする

◾️住居内のトラブル


・ニオイが気になる

・抜け毛が気になる

・床の素材が気になる

・留守番中の不安

犬が動きやすくストレスのない間取り

・テラスに走りまわれるスペースを設ける

・足洗い場を設ける

・窓は防音性の高いものを選ぶ

・ケージ代わりになるスペース

猫が快適なストレスのない設備

・猫の運動にはキャットウォーク

・日向ぼっこができるスペース

・爪とぎスペース

・キッチンや高窓は出入りできないように

・行き来できるペットドア

衛生面にこだわった建材や設備

・粗相してもひっかいても丈夫な床

・空気を循環させて消臭

・消臭壁紙や空気清浄機

犬や猫も家族の一員です。

注文住宅を建てる際にはペットにとっても居心地のよい空間を考えてあげたいですね。

この記事が少しでもペットと暮らす家の参考になってくれれば幸いです。

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アーキトリック一級建築士事務所

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