こだわりすぎると後悔する?付けて後悔することが多いトイレのオプション5選
現代ではトイレは単に排泄するだけのところというだけでなくなっています。
それだけにトイレにこだわりを持つご家庭が増えています。
トイレはこだわりすぎると後悔するの?
トイレにこだわりすぎて、実際に暮らし始めてからこれは不要だったというオプションは多々あります。
住宅設備が建築費用に占める割合はとても大きいので、トイレのオプションにこだわりすぎて、
他に予算が回らなかった…なんてことのないように気をつけましょう!
今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。
この記事の対象者
▶︎トイレにこだわりを持っている人
▶︎これから新築やリフォームする人
上記の方々に対して、こだわりすぎて後悔することが多いトイレのオプションを5つご紹介します。
この記事でトイレのオプションをつけて後悔する人が少しでも減ってくれれば幸いです。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!
住宅に関する悩みを解決すべく、ブログやTwitterで情報発信しています。
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それからコメント欄はこれまで皆さんが経験してきたことを発信する場として使っていただければ幸いです。
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後悔するトイレのオプション5選
後悔するトイレのオプションの代表的な5つは以下になります。
後悔するトイレのオプション5選
・タンクレスと手洗い器
・アクセントクロス
・カラフルな便器
・天井の吊戸棚
・香りや抗菌、音楽を内蔵
タンクレスと手洗い器
後悔するトイレのオプションは、タンクレスと手洗いです。
タンクレストイレにすると
タンクレスのデメリット
・価格がタンク式より高い
・手洗い器の分の費用がかかる
・停電時に使いにくい
・水量や水圧が低く配管が詰まりやすい
などのデメリットがあります。
価格がタンク式より高い
手洗い器の分の費用がかかる
最近ではタンクレストイレの価格もずいぶん安くなりましたが、タンク式との差額は5万円程度となります。
とはいえ手洗い器を設置することを考えるとやはり簡易的なものでも3〜5万円くらいかかります。
そうすると全体的な価格差は10万円程度となってしまいます。
もちろんこの価格差は手洗い器が大きくなればなるほど広がってしまいます。
タンクレスはスッキリしているしおしゃれな雰囲気になります。
しかし、昨今のコロナ禍で玄関脇やトイレの外に手洗い器を設置するご家庭も増えています。
入念な手洗いを考えると手洗い器はなるべく大きくしたほうがいいと思います。
トイレ内の手洗い器は費用を考えて壁づけやコンパクトなタイプにするケースが多いです。
そうすると床に水が飛び散ったり、面倒で簡単に手を洗ってしまうようになってしまい、衛生面で気になる点が出てきます。
それならば、トイレ内はタンク式トイレにして手洗い器はつけないで、
しっかりとした手洗いはトイレを出てから行なったほうがいいのではないかと思います。
停電時に使いにくい
タンク式のものはタンクに水が溜まっているので電気を使用しないで流せるものがほとんどです。
タンクレスの場合、停電時でも流せるタイプのものもありますが、乾電池で動かすタイプもあります。
不意の停電を想定して乾電池を常備しておく必要があります。
※もちろん、バケツの水で流す方法もあります。
水量や水圧が低く配管が詰まりやすい
水量や水圧が低いとタンクレストイレを設置できない可能性もあります。
また、水量が少ないのでトイレから下水までの配管内で汚物が溜まってしまうこともあります。
配管の清掃代で定期的なメンテナンス費用がかかります。
アクセントクロス
後悔するトイレのオプションは、アクセントクロスです。
最近は玄関やリビング、各部屋にアクセントクロスを貼るご家庭が増えています。
簡単に部屋の雰囲気を変えるには大変有効な方法です。
トイレにも高級なクロスを使用するご家庭も増えていますが…
トイレはそれほど広くなく閉鎖された空間なのでアクセントクロスが主張しすぎて圧迫感がます場合があるので注意が必要です。
上の写真のように落ち着いた色合いでまとめると品の良いトイレになります。
また、背面にエコカラットなどなどを使用すると消臭効果も期待できます↓
カラフルな便器
後悔するトイレのオプションは、カラフルな便器です。
トイレにも様々なカラーがありかなり高級感のあるドレスアップもできます。
トイレが広々としていて予算にゆとりがあるご家庭にはとても良いと思いますが、
一般的な広さのトイレの場合はドアを開けたときに「おっ」と圧倒されてしまいます。
また、こればこるほど清掃を多くするかというとそうでもないようです。
トイレは常に清潔でささっと掃除がしやすく、落ち着いて座れる空間の方がいいと思います。
天井の吊戸棚
後悔するトイレのオプションは、カラフルな便器です。
トイレは省スペースのために天井に吊戸棚を設置しようと考える方は多いと思いまが、
天井の吊戸棚は位置が高すぎてものの出し入れが難しくなります。
開け閉めするたびに踏み台が必要になったり、背伸びしないと届かないなどとても使いづらいのであまりおすすめではありません。
踏み台が面倒だと便器の上に乗ってしまい便器を壊してしまう可能性や転倒してとても危険です。
収納は座って手の届く位置、トイレの背面にH1000ほどの高さの棚を設けると便利です。
また埋め込み型のトイレ収納などもあります↓
背面にキャビネットがあるタイプはタンクレスに見えるタンク式のものもあります。
キャビネットないにタンクや排水管まで収納されているタイプです↓
香りや抗菌、音楽を内蔵
後悔するトイレのオプションは、香りや抗菌、音楽を内蔵のトイレです。
便器自体に香りや除菌、音楽を内蔵していると費用がアップしてしまいます。
現在様々な香りの芳香剤や、除菌と消臭をかねた商品がたくさんでているので、お好みで選んだ方がいいと思います。
また、音楽が流れる機能を搭載した便器もありますが、スマホからBluetoothスピーカーで音楽を手軽に流せるのでそちらの方がいいと思います。
トイレに入っている時間はそれほど居座らないので高級なスピーカーまでは必要ないと思います。
まとめ
今回はトイレにこだわりを持っている人やこれから新築やリフォームする人に対して、
こだわりすぎて後悔することが多いトイレのオプションを5つご紹介してきました。
まとめると以下になります。
後悔するトイレのオプション5選
・タンクレスと手洗い器
・アクセントクロス
・カラフルな便器
・天井の吊戸棚
・香りや抗菌、音楽を内蔵
タンクレスのデメリット
・価格がタンク式より高い
・手洗い器の分の費用がかかる
・停電時に使いにくい
・水量や水圧が低く配管が詰まりやすい
トイレのオプションは窮屈にならず、清潔で保てるものが一番です。
そして、日々の掃除は欠かさないようにしましょう。
この記事でトイレのオプションをつけて後悔する人が少しでも減ってくれれば幸いです。
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