それはおとり広告かも⁉︎住宅を購入するとき不動産屋に騙されないための注意点
住宅を購入するとき、知らなさすぎても、知ったかぶりをしても騙されます!
不動産屋にとってお客さんが知らなさすぎの場合は、
もっともらしくアドバイスすれば思い通りに動かせたり、
知ったかぶりの場合は、
「え?ご存じないんですか?」
という言葉に弱いのでかえって騙されやすくなります。
住宅を購入するとき不動産屋に騙されないためにはどうすればいいの?
不動産屋の説明で不明瞭なことはしっかりと納得するまで聞くことだと思います。
不動産屋も商売なので自分達の都合でお客さんをコントロールしようとしてきます。
特に、おとり広告を出している不動産屋には注意が必要です。
今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。
この記事の対象者
▶︎不動産屋に騙されないか心配な人
▶︎注文住宅の購入で損をしたくない人
上記の方々に対して、注文住宅で不動産屋に騙されないために注意することをご紹介します。
この記事で不動産屋に騙されて注文住宅を購入してしまい後悔する人が少しでも減ってくれれば幸いです。
【自己紹介】
Bさん@アーキトリック
一級建築士 第303020号
耐震診断・耐震改修技術者
アーキトリック一級建築士事務所
設計事務所を18年間(2024年現在)運営している現役の一級建築士です。
店舗や旅館を中心に3桁の案件をこなしてきました。
現在は住宅設計やリノベーションを中心に活動をしています。
設計事務所のブログを始めて2年目で月間25000PVを達成!
住宅に関する悩みを解決すべく、ブログやTwitterで情報発信しています。
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目次
おとり広告を使った手口
おとり広告を使った不動産屋の手口を紹介します。
おとり広告を使った手口と注意点
・条件の割に安すぎる物件
・営業担当者の甘い言葉
・売りたい物件を最後に見せる
・電話ばかりの営業担当者
おとり広告とは
おとり広告とは、
・すでに売られている物件
・嘘の価格が記載されてる
・実在しない物件
などをいつまでも掲載している広告のことをいいます。
それをみたお客さんからの連絡を待っていて、
連絡が来たら
「その物件はすでに売れてしまいましたが、
お客さんは運がいいです、
これから掲載しようとしていたお宝物件があるのですが、
今からご案内しましょうか?」
などといいお客さんを誘い、
色々な手口を使って普通の住宅(割高な)を契約させるといったものです。
条件の割に安すぎる物件
チラシやWebの掲載情報が条件の割に安すぎる物件はおとり広告の場合があります。
不動産屋に問い合わせてみて、
「つい先ほど売れてしまったんです」
と言われたらほとんどがおとり広告だと思ってください。
それ以前に売れているのであれば物件情報を掲載しないでもらいたいですよね。
「この物件は他の方も検討中なので売れてしまったら申し訳ない」
など言って煽るなど、全員に対して決まり文句として言っていることもあります。
物件を押さえておくためにとりあえず申込書に記入してしまうのはNGです。
営業担当者の甘い言葉
営業担当者の中には根拠もないのに良い事ばかりをいう人もいます。
その甘い言葉には騙されないように根拠をしっかりと確認しましょう。
営業担当者の中には自分の成績ばかりを考えて必死になっている方もいます。
騙すつもりはなくても
「なんとしても売りたい!」
という気持ちで話している人もいます。
それぞれのお客さまの要望に合わせて話しているようにみえて、実は早く売らなければならない物件を勧めているケースもあります。
「お得ですよ、運が良かったですね」
などと言われ、得をしたつもりが実は損をしているなんてこともあります。
売りたい物件を最後に見せる
その物件を際立たせるためにその前に悪い物件を見てせておき、最後に決めたい物件を見せる手法などがあります。
「費用はおまけしておきます」
「仲介手数料分を値引きします」
などと言われても慎重になりましょう。
実は別のところで上乗せされているかもしれません。
例えば、リフォーム費用、ローン事務代行手数料とか色入りな費用を上乗せしている場合もあります。
電話ばかりの営業担当者
メールではなく電話ばかりの営業担当者には注意が必要です。
丁寧な感じはしますが、言った言わないのトラブルや文章で残さないということを意図的にしている可能性があります。
甘い言葉に乗せられてすぐに契約をしてしまうのではなく、ひとつひとつ慎重に根拠を確認しましょう。
騙されたり損をした事例
騙されたり損をしたりする事例は以下のようなものがあります。
騙されたり損をした事例
・申込金が返金されない
・住宅ローン代行事務手数料
・ローン審査と手付金
申込金が返金されない
騙されたり損をしたりする事例は、仮押さえをするために申込金を支払ったが、契約不成立になっても返金されなかった事例があります。
この申込金は契約時の手付金とは違います。
契約が成立すれば申込金も購入代金の一部となりますが、
契約が不成立の場合は返金されるお金なのに返金されないのは騙されています!
申込金がどのようなお金になり契約が不成立の場合はどうなるのかをしっかりと不動産屋に確認しておきましょう。
住宅ローン代行事務手数料
騙されたり損をしたりする事例は、住宅ローン代行事務手数料を支払ってしまった事例です。
どの会社も住宅ローンの代行手数料を取っているわけではないです。
この代行事務手数料は具体的に何をしてくれるのか、どういう費用なのか詳細を確認しておくことが重要です。
自信が納得した上で支払うのがいいのですが、
何をしてくれたかわからなかったり、自分で対応できたと思うなら後悔につながります。
事前に後悔しないために確認しておきましょう。
ローン審査と手付金
騙されたり損をしたりする事例は、ローン審査に通らなかったのに手付金が戻ってこなかった事例です。
一般的に契約して手付金を支払った後にローン審査が通らない場合は手付金が返金される
「ローン特約」をつけますが、
この特約が付いていないまま契約してしまうと手付金を放棄して解約しなければなりません。
住宅ローンを使う場合は住宅ローン特約は必須ですので忘れないようにしましょう。
特約とは特別に約束した条文が入っている契約書のことです。
ほどんどの不動産売買契約書には住宅ローン特約の内容が書いてあるケースが多いですが、
しっかりと住宅ローン特約が契約書に書かれているか内容を確認しましょう。
まとめ
今回は不動産屋に騙されないか心配な人や注文住宅の購入で損をしたくない人に対して、
注文住宅で不動産屋に騙されないために注意することをご紹介してきました。
まとめると以下になります。
おとり広告を使った手口と注意点
・条件の割に安すぎる物件
・営業担当者の甘い言葉
・売りたい物件を最後に見せる
・電話ばかりの営業担当者
騙されたり損をした事例
・申込金が返金されない
・住宅ローン代行事務手数料
・ローン審査と手付金
おとり広告を使っているかどうかで信用できる不動産屋なのかを判断できます。
不動産屋も商売なので全面的に信用してしまい、言われるがままに契約するのは控えましょう。
しっかりと自分で詳細を確認し納得した上で契約するようにしましょう。
この記事で不動産屋に騙されて注文住宅を購入してしまい後悔する人が少しでも減ってくれれば幸いです。
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