私が建築を好きになったきっかけの建築家たち

私はもともとロボットやコンピューターをいじるのが好きだったのでシステム工学の強い大学にすすむ予定でした。

浪人時代に寮が偶然一緒になった高校の友人から

建築学科では工学系でありながら、模型を作ったりや絵を描いたりするということを知りました。

もともと模型や絵を描くことも好きだったので

建築学科って楽しいかも

と思うようになり興味を持つようになりました。

そんな興味本位から建築学科の大学も志望校にして大学受験…

結果は浪人時代にあまり勉強しなかったこともありシステム工学系の大学は全滅w

受かったのは興味本位でためしに受けた建築学科の大学だけでした。

最初は仕方なく建築学科の大学に進学しました。

しかしながら、建築学科の大学の授業を受けるうちにどんどんと建築にはまっていきました

いまでは建築の仕事をメインにしている私がいます。

今回は、そんな私が建築を好きになったきっかけの建築家たちをご紹介できればと思います。

建築を好きになったきっかけの建築家たち

フランク・ゲーリー
グッゲンハイム美術館 出典:ウィキペディア

好きな建築家はたくさんいるのですが、そんな中でも特に影響を受けた(現在でも)建築家は以下の方々です。

①ル・コルビュジェ
②安藤忠雄
③ルイス・I・カーン
④エーロ・サーリネン
⑤レム・コールハース

私が建築学科の学生だった頃の主流はデコンストラクティビズム(脱構築主義)でした。

ポストモダン建築が終わり、ピーター・アイゼンマンやダニエル・リベスキンド、フランク・ゲーリー、コープ・ヒンメルブラウなどそれまで理論でとどまっていた建築家たちが実際の建築をつくりだし、活躍し始めていました。

デコンストラクティビズム(脱構築主義)は時代の流行に敏感な学生時代は多聞に影響を受けました。

しかしながら当時、デコンストラクティビズム(脱構築主義)はその時代の流行り病のようだったと思います。

脱構築主義を理解するにはポストモダンやモダニズムを知らなければならない…

時代の流行に流されがちな学生だった頃、建築の歴史や潮流を体系的に理解するよう指導してくれた教授たちには感謝しています。

上記はそんなミーハーだった私があらためて建築を好きになったきっかけの建築家たちです。

ル・コルビュジェ

ル・コルビュジェ
サヴォア邸 出典:ウィキペディア

多彩な才能と理論の実践

いわずと知れた「近代建築の三大巨匠」のひとりです。

建築学科の学生なら誰しもがあこがれるのではないでしょうか…

鉄筋コンクリートを用いて装飾のない幾何学形態の建物が多く、当時の伝統から切り離された合理性を信条としたモダニズム建築の提唱者です。

コルビュジェの著書「建築をめざして」は学生時代のバイブルのひとつでした。

スラブや柱、階段のみが建築の主要素だとするドミノシステムや、「新しい建築の5つの要素」(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由なファサード)などの理論を実践したサヴォア邸はいま見てもかっこいいと思います。

近代建築を語る上でモダニズムもまた、それまでの伝統から脱しようとした建築の試みであって、デコンが流行っている学生時代と状況はかわらなかったことを学びました。

住宅は住むための機械である

今では少し違和感のある言葉ですが、コルビュジェの生きていた時代では新たな技術や機械に対する期待感があり、伝統から脱するための新たなパワーワードとして「機械」ということばを用いたのだと思います。

もともとはモデュロールを考案した建築家でもあるコルビュジェですので、建築にとって人間の尺度がいかに大切なのかは十分にわかっていたと思います。

安藤忠雄

安藤忠雄
住吉の長屋 出典:ウィキペディア

建築家としての生き方

安藤さんはプロボクサーでもあり、独学で世界を代表する建築家にまで登りつめた建築家です。

安藤さんの建築家としての生き様は今でもこころの芯にあります

コルビュジェが建築家の王道であれば、安藤さんはゲリラ的な戦略で登りつめた建築家です。

自分が学生の頃も精力的に活動しており、建築の課題でも安藤さんの真似をしてみたりと、安藤さんの建築作品にはとても影響を受けました。

学生時代に大阪に遊びに行ったときは、雑誌に載っていない安藤さんのゲリラ住宅を見て回りとても楽しかったです。

大きな建築をやるようになり、人間の把握できるスケールでの面白みというよりダイナミックな潔さが目立ちますが、初期のゲリラ住宅の面白さはいま見ても勉強になると思います。

ルイス・I・カーン

ノーマン・フィッシャー邸 出典:ウィキペディア

建築とは何か、建築のもつ力

大学院の頃にはまっていた建築家です。

香山壽夫(こうやま ひさお)氏の「建築意匠講義」は当時、私の建築バイブルでした。

この本の中で語られるルイス・I・カーンの建築に対する考えは、建築とは何なのか迷走していた私に

「建築ってこう考えればいいんだよ」

という道筋を簡潔に教えてくれました。

流行に流されてしまいがちだった私を、建築の本道に導いてくれた建築家です。

修士論文ではルイス・I・カーン初期の住宅をやっていた頃の作品を主に研究していました。

建築とは何かに迷ったらルイス・I・カーンの語ることばに立ち戻ることは建築学科の学生にとってとても役に立つと思います。

エーロ・サーリネン

セントルイス ゲートウェイ・アーチ 出典:ウィキペディア

コンセプトが明快でロマンがある

私が師事していた教授が好きだった建築家です。

フィンランドの建築家エリエル・サーリネンの子で、アメリカ合衆国で活躍した建築家です。

上の写真はセントルイス市にあるゲートウェイ・アーチです。

アメリカ開拓時代に西部への国土拡大と開拓を記念して建てられたアーチ型の建築です。

ここから西部開拓が始まったというのにふさわしい建築のカタチとしてアーチ型を選んだところにロマンを感じます

ちなみにこの内部は特別につくられたエレベーターで頂上まで登ることができます。

コンクリートのシェル構造を用いた流れるような曲面の表現主義的なスタイルや翼を広げた鳥のようなTWAターミナルビルなど、コンセプトが明快なカタチとして表現されています。

「シンボルとしての建築とはこうあるべき」

とポストモダン建築にいってやりたいところです。

レム・コールハース

クンストハル美術館 出典:ウィキペディア

プログラムからできる建築の面白さ

最初は建築好きの友人から教えてもらったのが彼を知ったきっかけです。

当時はデコンストラクティビズム(脱構築主義)の真っ只中だったのでデコンの建築家に位置づけられていました。

彼の著作である「錯乱のニューヨーク」や「S,M,L,XL」はデコンストラクティビズム(脱構築主義)とは一線を画す内容であり、只者ではないと注目していました。

建築をつくる時に用いる調査と図表などプログラムを練りに練った上で、前例のない形状や関係性などが建築で表現されていました。

建築の面白さや可能性をあらためて教えてくれた建築家です。

来日したときの生講演に行きました。当時はネクサスワールドのレム棟・コールハース棟ができた後の講演だったと思います。

生コールハースは日本のアニメやポップカルチャーについても詳しかったのでとても驚いたことを思い出します。

まとめ

ヘルシンキ現代美術館 出典:ウィキペディア

私が建築を好きになったきっかけの建築家として、丹下健三や槇文彦、スティーヴン・ホールなどまだまだたくさんの建築家はいますが、今回はこのくらいにしておきます。

学生時代に好きだった建築の作品は改めてみてもかっこいいし、当時の感動は今でも色あせずに心に残っています。

いまでも建築が好きなのは、そんな建築家たちを見つけることができたからだと思います。

建築学科の学生だった頃、真正面から建築と向き合ってみるといろんな発見ができて建築するのが楽しくなると思います。

ぜひ、自分の好きな建築家や建築作品をさがして研究してみましょう。

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