そのイメージでいいの?イメージが先行してしまう注文住宅の落とし穴5選

最近ではPinterest(ピンタレスト)やRoomClip(ルームクリップ)などで注文住宅のイメージを伝えてくる人が増えています。

イメージを伝えるのがとても便利になるので、私も使っているのですが…

建築を専門にやっていない人だとイメージ写真のようにするにはどのように作ればいいのかわからないため、

自分の家の間取りでは実現できないイメージ写真を選んでしまうケースも増えています。

実現できないイメージ写真を選ぶとどうなるの?

実現するのが難しいイメージ写真を選ぶと間取りを変更したり、無駄な空間ができてしまったりする場合が多いです。

自由な設計の注文住宅ではイメージ写真のように作ることは可能ですが、注意しないとその他の部分でつじつまが合わなくなったり、

統一感がなくなったりするケースもあります。

今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

この記事の対象者

▶︎注文住宅でイメージをうまく実現したい人

▶︎イメージが先行する場合の注意点を知りたい人

上記の方々に対して、イメージが先行してしまう注文住宅の落とし穴を5つご紹介します。

この記事でイメージが先行しても思い通りの注文住宅を実現する人が少しでも増えてくれれば幸いです。

注文住宅でイメージ先行の落とし穴

注文住宅でイメージ先行の落とし穴は以下の5つになります。

イメージ先行の落とし穴

・間取りとつじつまが合わない

・構造的に難しい

・素材選びが大変になる

・工事金額が高くなる

・仕上げの統一感がなくなる

間取りとつじつまが合わない

注文住宅でイメージ先行の落とし穴は、間取りとつじつまが合わない場合です。

イメージ写真と同じ空間を作ろうとすると、その部分だけでなく隣接した空間もイメージと合わせる必要があり、

結果としてつじつまが合わない間取りができてしまうケースがあります。

つじつまが合わない場合はどうなるの?

空間として納まりが悪かったり、使い勝手が悪かったりします。

例えば、間取りを作っている時にリビングを通らずに部屋に行けるようにしたいと望まれたお客さんが、

リビング階段のイメージ写真を見せてこんな空間にしたいと言ってくるケースもあります。

自分の生活スタイルを反映した間取りでも、

イメージ写真を優先させてしまうと生活スタイルや間取りを変えなければ解決できない場合が多いです。

イメージ写真を選ぶ場合はカッコ良さだけでなく自分の生活スタイルにあっているのかをしっかりと考える必要があります。

構造的に難しい

注文住宅でイメージ先行の落とし穴は、構造的に難しいことがある場合です。

建築の専門でないとイメージ写真を見ただけでは構造まではわからないので、

木造で設計しているのに鉄骨造やRC造で作られたイメージ写真を選んでしまうケースがあります。

構造が違うと作られる空間はどう違うの?

一番の特徴としては梁間方向のスパンが変わってくることです。

また、片持ち梁のスケルトン階段などイメージ写真では隠れた下地部分までは見えてこないために、

そのイメージ写真を実現するための補強工事が大変な場合もあります。

建築の専門でないと構造や隠れた部分の補強工事などはわからないと思いますが、

設計事務所のアドバイスをしっかりと聴き、そのイメージ写真を実現するために工期や予算がかかることを覚悟した上で、

それでもイメージ写真通りに作るのかを決めましょう。

素材選びが大変になる

注文住宅でイメージ先行の落とし穴は、素材選びが大変になる場合です。

素材は現在メーカーが出している素材の中から似たようなものを選択する必要があるので、

イメージ写真と全く同じものを選ぶことは難しいです。

素材選びってどうすればいいの?

内装材の場合はメーカーからカットサンプルを取り寄せて実際の素材感や色合いなどをチェックして選ぶ方法が確実です。

外壁が左官仕上げの場合もジョリパットなどの場合はサンプルを作ってもらうことができます。

難しいのは木を塗装仕上げにする場合です。

木の種類や保存状態が違うと同じ塗装色でも全く違った色になってしまう場合があります。

また、イメージ写真から素材を選ぶ場合は照明のあたり方で同じ素材でも全く違う見え方になる場合もあります。

素材を選ぶ場合は大変ですが、しっかりとカットサンプルを取り寄せて確認した上で選ぶようにしましょう。

工事金額が高くなる

注文住宅でイメージ先行の落とし穴は、工事金額が高くなる場合です。

イメージ写真では造作家具や間接照明、仕上材などおしゃれな作りになっているので、

それを実現させようとすると当然ですが工事金額が高くなる傾向があります。

工事金額が高くなるのは困るんだけど…

イメージが先行すると多いのですが、その部分だけはオシャレにできても、他の部分に予算が使えなくなるケースもあります。

例えば、室内の仕上をジョリパット左官仕上かクロス仕上かでは工事金額は左官仕上にする方が高くなります。

それが、全室を左官仕上になれば工事金額は高くなるのは当然です。

イメージ写真では一部分しかわからないので、その仕上で全室やってしまうと工事金額が大変なことになる場合もあります。

また、仕上げだけに限らず構造補強や造作の手間などでも工事金額は高くなるので、

予算をしっかりと把握して、こだわって作り込むところとそうでないところのメリハリをつけましょう

仕上げの統一感がなくなる

注文住宅でイメージ先行の落とし穴は、仕上げの統一感がなくなる場合です。

注文住宅の統一感をどこに求めるかにもよりますが…

イメージ写真の部分だけに予算を使ってしまうと、他のところに予算ををかけられないことになり、

こだわって作り込んだ部分との違和感が生まれてしまうケースがあります。

違和感や統一感がなくなるとどうなるの?

例えば、床を無垢フローリングにした場合など、玄関框や巾木、建具に既製品を使うと違和感を感じる場合があります。

もちろん既製品でも色合いや木目などに統一感があれば本物のように見えたりするのですが…

また、リビングのサッシを木建具にしたのに他の部屋のサッシをアルミや樹脂サッシにしても外観の統一感がなくなります。

こだわって作り込むところがアクセントになってくれればいいのですが、

全体とのバランスを考えて統一感を壊してしまいそうであればそのイメージ写真を諦めるという選択肢も持っておきましょう

イメージを伝える時の注意点

イメージをうまく伝えて注文住宅で実現するための注意点は以下になります。

イメージを伝える時の注意点

・間取りに合っているかどうか

・素材にこだわりすぎない

・過剰に演出された写真を選ばない

間取りに合っているかどうか

そのイメージが自分の注文住宅の間取りに合っているかどうかをしっかりと考えましょう。

間取りによっては辻褄が合わないイメージを選んでしまっているケースが多いです。

例えば、吹き抜けや勾配天井の開放的なイメージを選んでいるのに、

個別の趣味スペースや在宅ワーク用のスペース、家事スペースなどで空間を細かく区切ることを望んだりする場合があります。

確かに目線を遮る高さで空間を区切れば開放的な空間の一体感を損なわない間取りは可能ですが…

音や匂いなどは伝わるので集中して作業ができなかったりします。

また、せっかくの勾配天井の開放感を半減させてしまうような間取りになってしまうので、

そもそも吹き抜けや勾配天井の開放的なイメージが望んでいる間取りに合わないと思います。

素材にこだわりすぎない

イメージ写真に写っている素材にこだわりすぎないで、現在メーカーが出している素材の中から似たようなものを選択する必要があります。

イメージ写真の素材にこだわりすぎるとそれを探すのにとても手間がかかります

また、たとえあったとしてもとても全体の建築予算から考えると高価なものだったりする場合があります。

例えば、予算のない住宅なのに本物の煉瓦で作られた住宅のイメージ写真を提示された時など、

サイディングでは細部の納まりが違うので本物のように実現するのは難しいです。

煉瓦の質感や目地の処理などまでこだわりがある人も中にはいるのですが…

サイディングでそこまで再現しているものはないので、あくまでもイメージとしてメーカーの出している素材の中から選ぶ必要があります。

過剰に演出された写真を選ばない

イメージ写真はとても素敵なものが多いのですが、過剰に演出された写真を選ばないようにしましょう。

普段の生活で過剰に演出された空間で過ごすことがあるのか、自分の生活スタイルに合わない場合があるからです。

例えば、間接照明などで旅館やホテルのように演出されたリビングを作っても、普段の生活ではあまり使わなかったというご家庭も多いです。

子供が寝静まってから夫婦の晩酌の時間の時など雰囲気があっていいのですが、日常生活でどれだけその時間が取れるのか…

イメージ写真は見栄えのする印象的な写真を使われがちなのですが、

1日のうちで1〜2時間のためだけに予算をかけて過剰な演出をするよりも、他のところに予算をかけた方がいい場合もあります。

まとめ

今回は注文住宅でイメージをうまく実現したい人やイメージが先行する場合の注意点を知りたい人に対して、

イメージが先行してしまう注文住宅の落とし穴を5つご紹介してきました。

まとめると以下になります。

イメージ先行の落とし穴

・間取りとつじつまが合わない

・構造的に難しい

・素材選びが大変になる

・工事金額が高くなる

・仕上げの統一感がなくなる

イメージを伝える時の注意点

・間取りに合っているかどうか

・素材にこだわりすぎない

・過剰に演出された写真を選ばない



この記事でイメージが先行しても思い通りの注文住宅を実現する人が少しでも増えてくれれば幸いです。

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