店舗設計はデザイナーと建築士の両方の視点が必要!?

私は店舗設計を長年やってきたのですが、店舗設計にはデザイナーの存在がとても重要だということを理解している人は少ないと思います。

デザイナーって
どういう仕事してるの?

店舗設計において店舗にあったイメージを作り上げる仕事です。繁盛する店を作るにはこのデザイナーの存在が必要だと思います。

今回は店舗設計をするにあたって設計者はこのデザイナーと建築士の両方の視点が必要になるということをご紹介できたらと思います。

店舗デザイナーとは

店舗デザイナーとは

店舗設計の場合、建築士などの資格を持たないデザイン特化の視点、なるべく現実の法的な束縛を持たないで自由な発想のできる人間が必要です。

店舗デザイナーの仕事

店舗デザイナーの仕事は、その土地のニーズにあったお店経営者の要望を最大限かなえるためにデザインしていくのが仕事となります。

主に視覚的な設計を行うのが仕事となりますが、奇抜なデザインをするだけではデザイナーとは呼べません。

店舗デザイナーはやはり設計するお店が繁盛しなければデザインする意味がないと思います。

デザイナーとアーティストの違いについてはこちらをご参照ください↓

様々な業態によるデザイン経験

同じ飲食店や物販店でも、うどん屋さんなのかラーメン屋さんなのかでも厨房のオペレーションは違ってきますし、売るものが薬なのか衣料なのかでも陳列する什器やストックの必要量など違ってきます。

店舗デザイナーは様々な業態によるデザイン経験をつんでいるので、新たに作るお店でも何が必要なのかやこうした方がよいなどの経験値が普通の設計者とは格段に違います。

店舗イメージにあったデザイン

設計する店舗のイメージにあったデザイン手法をたくさん持っています。このお店ならこんな風にしたらお客さんが入りやすいとか、お店のメニューからテーマを見つけ出しロゴやお店のサインを統一してデザインできたりします。

ある程度の経験をつんだデザイナーでないとなかなか繁盛するお店をデザインすることはできないのですが、店舗のイメージをカタチにするデザインの切り口(視点)は店舗設計ではとても重要です

店舗設計での建築士の役割

デザイナーが視覚的な設計を行い自由な発想でデザインするのに対して建築士の役割は、それが現実の法律に即して実現可能かどうかを模索していくことです。

自由なアイデアの法的な解決法

デザイナーは法的な決まりごと(建築基準法、消防法など)に弱い人が多いので、既存のテナントなどからレイアウトを考えるのは得意ですが建物を新築するところから考えるのは苦手な人が多いです。

デザインや意匠が主の建築家なども現実の法律に即した部分のチェックは外注の設計事務所に頼んでいるところがほとんどです。

自由なアイデアの法的な解決法を見つけ出してあげることは店舗デザイナーと一緒に仕事をする建築士としてはとても重要な役割だと思います。

デザイン意図を読み解く

デザイン意図を読み解き実現可能な施工方法などを考えることも重要な仕事です。

あたり前ですが、意匠的にカッコよくても作り方に問題があるとすぐに壊れてしまいます。

店舗は住宅までの耐用年数は必要ないのですが、それでも5年から10年は持つディテールやメンテナンス性を考える必要があります。

店舗の社会的責任

不特定多数の人が利用する店舗では、店側の過失により万が一事故が起こってしまったらとても大変なことになります。

その過失が消防法をしっかりと守らないで作られていたら店舗設計をした側にも責任が生じます。

しっかりとデザイナーに法令順守の姿勢を持ってもらうようにアドバイスをしましょう。

デザイナーマインドを持つには

私は建築士ですのでどうしても現実の法律にしばれれ自由に発想するデザイナーをうらやましいと思うことも多々あります。

しかしながら店舗デザイナーとして食べていける人はごくひと握りだと思います。やはり時代の波にうまく乗ったり、流行り廃りある店舗業界ではなかなデザイナーという職業だけだと難しいところがあります。

建築士になったとしても、自分の中に「デザイナーマインド」を持つことは可能であり、とても重要なことのだと思います。

現実的な思考からの解放

現実的になりがちな思考から離れて、物事を自由に考えてみることも時には必要です。

プランを考える時もいったん現実的な線を遠くから眺めて、絵的なバランスや構成などで考えるとうまくまとまったなんてことがあるかと思います。

自由な発想から生まれたアイデアをうまく実現できないかどうか考えてみるなど、空想から現実的な思考へといったり来るすることで新たなアイデアがかたちとなる場合があります。

素材の使い方

私が一緒に仕事をしたベテランのデザイナー達からとても勉強になったことのひとつは素材の使い方のうまさです。

普通の建築設計をしていると使う素材の知識など限られていますが、デザイナーは新しい素材や新しい店ができた時に使われている素材などをよく見てさわったりして知っています。

この素材を次のあの店で使ってみようなど、自分でいろいろと試しているので長短をしっかりと理解しながらその場に適した素材を選ぶことがでます

建物を見る際に常に使われている素材や作り方などを考える癖をつけるようにしましょう。

デザインのまとめかた

店舗デザインのまとめかたですが、ある程度の法則性があります

代表的なインテリアのまとめ方ですが、関連付けして色数を少なく抑えたり、なるべく凹凸を作らず矩形となるように形を整えるとすっきりとしたイメージにまとまったりします。

店舗デザインのまとめかたはテーマを見つけ出すのが苦労するのですが、しっかりとお店側のひととコミュニケーションをとり実店舗がある場合はリサーチをする努力は必要です。

まとめ

まとめ

今回は店舗設計をするにあたって設計者はこのデザイナーと建築士の両方の視点が必要になるという視点で考えてみました。

設計者にとって自分はデザイナーよりなのか建築士よりなのかでその人の設計するデザインも変わってきます。

設計者としてなにが正解なのかわかりづらい時代ですが、どちらかに偏るのではなく、どちらのよさも持った設計者になることがこれからは必要になると思います。

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